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北方水滸伝~序章

僕がこの数年でハマった、そうハマったという表現しか思いつかないのが、北方謙三の『水滸伝』。
あまたの水滸伝と区別するためか、『北方水滸伝』と呼ばれている。
全19巻。別冊の『替天行道』と併せて20巻。
水滸伝
僕はこれを何回読み返しただろう。5回は優に超えているはずだ。

読む本がない・・・1960+世代からよく聞かれる言葉だが、僕もそうで、
本棚から古い本を引っ張り出しては読み返していたが、さすがに飽き足らなくなってブックオフへ。
そこで見つけたのが、『北方三国志』だった。

北方謙三は嫌いじゃない(若いころはむしろ好きだったかな?)。
だけど中国史もの・・・しかも『三国志』・・・しかも何巻もある・・・まぁ、しばらくは時間がつぶせるかも・・・
で、買った。
買ってしまった。しまった、ハマった。大変だ。

当時まだ連載中だったため、全13巻のうち後半は文庫化を待てずにハードカバーを買うハメに。

読了後、すぐに手を付けたのが『北方水滸伝』。
全19+1巻。あっと言う間だった。

これが記念すべき第1巻。

実を言うと三国志も面白くて何回も読み返したのだが、この水滸伝にはかなわない。
さらに水滸伝は、続・水滸伝『楊令伝』(全15巻)。
さらにさらにその続編の『岳飛伝』はいまも連綿と続いている。
もう勘弁してくれ・・・待ちきれん・・・

それだけではない。
水滸伝の主人公のルーツが描かれた『楊家将』(上・下巻)と
その続編『血涙 新楊家将』(上・下巻)に至っては、もうぶっちぎりの面白さなのだ。
ううっ・・・ああ、冷静になれない・・・
『北方水滸伝』を書こうと思ったのに、もうこんなに長い。(だからタイトルは「序章」)


ぜひ1960+世代には読んでほしい。
  (僕も2人くらいハメた人がいて、先にハマっていた1人と併せて3人。話すのが楽しくってしょうがない!)
馬鹿な男どもの馬鹿な戦いのドラマと言ってしまえばそれまでだが、
もう親子2代にまで連なる大絵巻。青年の気持ちで読んでいたのに、いまや親の目線で読んでいる。

北方ハードボイルド的男の生き様が焦点になるのだが、そんな馬鹿な男の「女性感」もまたいい。
失って初めてわかる大切さ・・・なんていう大馬鹿な男がいたりして、
愛おしいったらありゃしない。にくいねぇ、北方さん!


ああ、ほんとに序章だけになってしまった・・・
ではこの件はまた後日!


  wrote by 1961_TM
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