ありがとう、1960+世代を楽しませてくれた皆様
今年も残すところ今日一日、あと数時間となった。
経済も政治も底をついたような一年だった。
世界の中でのニッポンの役割・ポジションの変化や国内の混乱ぶりは、
まるで僕らの世代が抱える社会・会社での役割・ポジションの変化や自身の心の葛藤にそっくり。
当たり前ではあるけれど、10年20年前のニッポンでもないし僕らでもないことを実感する。
今年亡くなられた人たちは、その10年20年前の僕らを楽しませてくれた方が多い。
僕らにとっては最強の娯楽ツールだったテレビ・ラジオ・カセット・映画を通じて、
僕らの日常を楽しませ豊かにしてくれた。
そしてそのことは今思えば、
強いニッポン、楽しいニッポン、夢あるニッポンの象徴だったような気がする。
なにより藤本義一さん(享年79才)は、「11PM」の司会として、
僕らにとってはどきどきの深夜に会う小学校の頃からのお馴染みの人だった。
ヒップアップのメンバー小林すすむさん(享年58才)、
ホタテマンのこと安岡力也さん(享年64才)、
サブローシローの太平シローさん(享年55才)は、80年代の「オレたちひょうきん族」など
フジテレビ絶好調時の立役者だった。
山田五十鈴さん(享年95才)は、
テレビ朝日系列で毎週楽しみにしていた「必殺シリーズ」の三味線屋のおりく、
クールでカッコイイ仕事人のひとりだった。
尾崎紀世彦さん(享年69才)は71年の「また逢う日まで」、
宮史朗さん(享年69才)は72年の名曲「女のみち」、
どちらも当時子供からシニアまで日本中が口ずさんでいたような気がする。
フォーリーブスのメンバーの一員でクラスの女の子たちに圧倒的な人気があった
北公次さん(享年63才)はステージでバク転する姿が懐かしい。
ザ・ピーナッツの伊藤エミさん(享年71才)。
「恋のバカンス」より、僕には「モスラーや、モスラー」と奏でる映画での印象が強い。
桑名正博さん(享年59才)も僕が浪人中だったころ、色気ある容姿と声で元気付けられた。
しぶかった「おそうじオバチャン」享年の憂歌団ドラマー島田和夫さん(享年58才)。
「CNNヘッドライン」ニュースキャスターで登場した山口美江さん(享年51才)はバイリンギャルの元祖。
姿勢やしゃべりがとても新鮮だった。
また「しば漬け食べたい」のCMでの名せりふとのギャップも。
小野ヤスシさん(享年72才)は「スターどっきりマル秘報告」のリポーター、
千石正一さん(享年63才)は「わくわく動物ランド」、
そして「ちい散歩」の地井武男さん(享年70才)、
流通ジャーナリスト金子哲雄さん(享年41才)、みんなテレビでお馴染みの方々。
クレージーキャッツの桜井センリさん(享年86才)、
二谷英明さん(享年81才)、
「祭りの準備」の馬渕晴子さん(享年75才)、そして
「あなたへ」が最後の映画出演作品となった大滝秀治さん(享年89才)、
「男はつらいよ」シリーズ、寅さんのおば役だった三崎千恵子さん(享年90才)。
映画監督、新藤兼人さん(享年100才)、
若松孝二さん(享年76才)の巨匠のおふたり。
ハマコーこと浜田幸一さん(享年83才)、政治評論家の三宅久之さん(享年82才)は、
茶目っ気たっぷりで政治を茶の間に届けた立役者のおふたり。
海外では、藤本義一さんの「11PM」でTVにかじりつく様にみてた「エマニエル夫人」の
シルビア・クリステルさん(享年60才)。
若かりし頃付き合ってた彼女と聞いたホイットニー・ヒューストンさん(享年48才)の歌声と
デイヴ・ブルーベックさん(享年91才)の「テイクファイブ」。
ピーター・アーツ、アーネスト・ホースト、故アンディ・フグらとともにK-1を作り上げた
マイク・ベルナルトさん(享年48才)。
そして1969年7月20日、世界中が注目した人類が初めて月に着陸した時の
ニール・アームストロングさん(享年82才)。
小沢昭一さん(享年83才)、小説家丸山才一さん(享年87才)、
そして親鸞を学んだ思想家吉本隆明さん(享年87才)ら面々。
そして、今年もっとも印象深いおふたり、森光子さん(享年92才)、中村勘三郎さん(享年57才)。
まだまだここにはあげられなかった方々がたくさんいらっしゃる。
こうして振り返れば、今年亡くなった方は、僕ら1960+世代の青春時代をともにしてくれた方々。
僕らを楽しませてくれた方々。
そしてまた元気なニッポンにしてくれた方々。
今年はパナソニック・シャープ・ソニーなどの家電メーカーがなにかと注目を浴びたけど、
亡くなられた方々もそして何よりも僕らこそが、
これらの会社が世に送り出すテレビやラジオやカセットという製品の恩恵を一番受けた世代かもしれない。
そして日本中誰もが元気だったに違いない。
最後にもう40数年前になるが、その映像に大j興奮し、テレビって凄い!と子供ごころに思った、
アポロ11号船長、ニール・アームストロングさんの言葉で今年を締めくくりたい。
一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍だ。
みなさん、よいお年を。 合掌。
wrote by ランシン
経済も政治も底をついたような一年だった。
世界の中でのニッポンの役割・ポジションの変化や国内の混乱ぶりは、
まるで僕らの世代が抱える社会・会社での役割・ポジションの変化や自身の心の葛藤にそっくり。
当たり前ではあるけれど、10年20年前のニッポンでもないし僕らでもないことを実感する。
今年亡くなられた人たちは、その10年20年前の僕らを楽しませてくれた方が多い。
僕らにとっては最強の娯楽ツールだったテレビ・ラジオ・カセット・映画を通じて、
僕らの日常を楽しませ豊かにしてくれた。
そしてそのことは今思えば、
強いニッポン、楽しいニッポン、夢あるニッポンの象徴だったような気がする。
なにより藤本義一さん(享年79才)は、「11PM」の司会として、
僕らにとってはどきどきの深夜に会う小学校の頃からのお馴染みの人だった。
ヒップアップのメンバー小林すすむさん(享年58才)、
ホタテマンのこと安岡力也さん(享年64才)、
サブローシローの太平シローさん(享年55才)は、80年代の「オレたちひょうきん族」など
フジテレビ絶好調時の立役者だった。
山田五十鈴さん(享年95才)は、
テレビ朝日系列で毎週楽しみにしていた「必殺シリーズ」の三味線屋のおりく、
クールでカッコイイ仕事人のひとりだった。
尾崎紀世彦さん(享年69才)は71年の「また逢う日まで」、
宮史朗さん(享年69才)は72年の名曲「女のみち」、
どちらも当時子供からシニアまで日本中が口ずさんでいたような気がする。
フォーリーブスのメンバーの一員でクラスの女の子たちに圧倒的な人気があった
北公次さん(享年63才)はステージでバク転する姿が懐かしい。
ザ・ピーナッツの伊藤エミさん(享年71才)。
「恋のバカンス」より、僕には「モスラーや、モスラー」と奏でる映画での印象が強い。
桑名正博さん(享年59才)も僕が浪人中だったころ、色気ある容姿と声で元気付けられた。
しぶかった「おそうじオバチャン」享年の憂歌団ドラマー島田和夫さん(享年58才)。
「CNNヘッドライン」ニュースキャスターで登場した山口美江さん(享年51才)はバイリンギャルの元祖。
姿勢やしゃべりがとても新鮮だった。
また「しば漬け食べたい」のCMでの名せりふとのギャップも。
小野ヤスシさん(享年72才)は「スターどっきりマル秘報告」のリポーター、
千石正一さん(享年63才)は「わくわく動物ランド」、
そして「ちい散歩」の地井武男さん(享年70才)、
流通ジャーナリスト金子哲雄さん(享年41才)、みんなテレビでお馴染みの方々。
クレージーキャッツの桜井センリさん(享年86才)、
二谷英明さん(享年81才)、
「祭りの準備」の馬渕晴子さん(享年75才)、そして
「あなたへ」が最後の映画出演作品となった大滝秀治さん(享年89才)、
「男はつらいよ」シリーズ、寅さんのおば役だった三崎千恵子さん(享年90才)。
映画監督、新藤兼人さん(享年100才)、
若松孝二さん(享年76才)の巨匠のおふたり。
ハマコーこと浜田幸一さん(享年83才)、政治評論家の三宅久之さん(享年82才)は、
茶目っ気たっぷりで政治を茶の間に届けた立役者のおふたり。
海外では、藤本義一さんの「11PM」でTVにかじりつく様にみてた「エマニエル夫人」の
シルビア・クリステルさん(享年60才)。
若かりし頃付き合ってた彼女と聞いたホイットニー・ヒューストンさん(享年48才)の歌声と
デイヴ・ブルーベックさん(享年91才)の「テイクファイブ」。
ピーター・アーツ、アーネスト・ホースト、故アンディ・フグらとともにK-1を作り上げた
マイク・ベルナルトさん(享年48才)。
そして1969年7月20日、世界中が注目した人類が初めて月に着陸した時の
ニール・アームストロングさん(享年82才)。
小沢昭一さん(享年83才)、小説家丸山才一さん(享年87才)、
そして親鸞を学んだ思想家吉本隆明さん(享年87才)ら面々。
そして、今年もっとも印象深いおふたり、森光子さん(享年92才)、中村勘三郎さん(享年57才)。
まだまだここにはあげられなかった方々がたくさんいらっしゃる。
こうして振り返れば、今年亡くなった方は、僕ら1960+世代の青春時代をともにしてくれた方々。
僕らを楽しませてくれた方々。
そしてまた元気なニッポンにしてくれた方々。
今年はパナソニック・シャープ・ソニーなどの家電メーカーがなにかと注目を浴びたけど、
亡くなられた方々もそして何よりも僕らこそが、
これらの会社が世に送り出すテレビやラジオやカセットという製品の恩恵を一番受けた世代かもしれない。
そして日本中誰もが元気だったに違いない。
最後にもう40数年前になるが、その映像に大j興奮し、テレビって凄い!と子供ごころに思った、
アポロ11号船長、ニール・アームストロングさんの言葉で今年を締めくくりたい。
一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍だ。
みなさん、よいお年を。 合掌。
wrote by ランシン




この記事へのコメント
私もこうして読んでいると様々な思い出が蘇ります。
私たちが生まれてから今まで 経済もテクノロジーも全てが進歩を遂げてきたのですよね。
子供のころの夢が実現されていく、それを目の当たりにしてきたわけですし。
貴重な体験ができた世代かも。
まだまだ自然もいっぱいで古き良き日本を残した子供時代を過ごせたのは幸せかなと。
来年も宜しくお願いいたします。
私たちが生まれてから今まで 経済もテクノロジーも全てが進歩を遂げてきたのですよね。
子供のころの夢が実現されていく、それを目の当たりにしてきたわけですし。
貴重な体験ができた世代かも。
まだまだ自然もいっぱいで古き良き日本を残した子供時代を過ごせたのは幸せかなと。
来年も宜しくお願いいたします。
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ある意味、今年の総括。 - うさまゆ - 2012年12月31日 15:32:49
今年も一年、あっと言う間に過ぎたとしか思えないのですが、
こうやって鬼籍に入られたお名前を順に拝見すると
それぞれの訃報に接した時を思い出し、それなりに365日を過ごしたんだな、と思えてきました。
来年もまた新鮮な着眼点、よろしくお願い致します。