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“門松”考...。

つい先日まで街を彩っていたクリスマス・ツリーが片づけられたと思ったら、
ほぼ間髪を入れずに登場するのが門松。

そもそも見た目の印象では圧倒的に“竹”が主役だと思うのに、門松とはこれ如何に...。

そもそもは木のこずえに神様が宿ると考えられていたことから、
年神様を家に迎え入れるために飾ったらしいです。
神霊が下界に降りてくる際の目標物と考えられてたんですね。


で、あちこちのお店やビルの飾りを見ていて気になったのが、“竹の切り口”なんです。

年賀状のイラストなどで一般的に見られるのは、
切り口が斜めになっているタイプ。
門松01

でもたまに見かけるのが、水平に切られているタイプ。
門松02

で、気になったついでに調べてみたら、それぞれにちゃんと由来がありました。

竹の先端部を斜めに切るのは“そぎ”、一方で真横に切るのは“寸胴(ずんどう)”と言います。

そもそもはこの“寸胴”が一般的であったんですが、
“そぎ”はその昔に徳川家康が唯一の敗北である「三方が原の戦い(1572年)」の後に、
相手であった武田信玄に“次は切るぞ!”という思いを込めて始めたらしい。
で、徳川家康が江戸開幕後、関東ではこの“そぎ”の門松が定着したとのことです。
  (加筆訂正があれば、ぜひコメントをお願い致します!)

最近では花屋さんやホームセンターなどで設置から撤去まで行うサービスもあるらしいですね。
そういえばIKEAでクリスマスツリーも生のモミの木を販売から引き取りまでやるらしいし、
店内にディスプレイされている植物もよく見たらリアルな造花だったりするし、
ビジネス・チャンスは考えた人の勝ちだと思います。

あれ、「門松考」から落ちが変わってしました...。

それにしても日本の風習はクリスマスから除夜の鐘を初詣...。
たった一週間でキリスト教から仏教で締めて、神道で年が明ける。

なかなかファンキーな国民だよなぁ(^_^)


   wrote by 玉下奴郎 ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

この記事へのコメント

- パパ店長 - 2012年12月29日 10:02:37

おはようございます!
随分勉強になる、「門松」のお話、ありがとうございます。
由来はそれぞれあったのですね!

ラスト3行、「うんうん」うなずきながら読ませていただきました。
クリスマスに始まり初詣にて〆・・・
う~ん、なんとも不思議な感覚です(笑)

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