観念的落ち葉掃き…。
我が家から駅へ向かう途中、なだらかな下り坂が続く。
(何故か疲れて帰宅する時は、なだらかではない上り坂になるけど…)

で、その坂道は立派な桜並木になっている。
もう越してから15年以上の歳月が経っているが、春には見事な桜が愛でられる和みの坂道である。
この桜の木というのは、実は愛でる分には素敵なのだが、春と秋に困ったことが起きる。
花びらと落ち葉である。
玉下はテクテク歩いているだけなので、ハラハラと落ちる花びらや落ち葉を眺めるだけだけど、
日中に生活をしている住人からすると、足を取られたりクルマがスリップしたりと、
風情では済まされないことになる。
そしてここで登場するのが、掃除のおじさん。
どうやら自治体が雇用しているのだと思うが、毎朝毎朝ホウキで道をキレイにしてくれる。
通学の小学生にも声をかけ、我々オッさんにも声をかけ、来る日も来る日もホウキで道を掃いてくれています。
※TMが勝手に貼った借り物イラストです(失礼!)
これって地道だけどスゴいことです。
だって落ち葉掃きに終わりはないんですよね。
掃いてる側から落ち葉は落ちてきます。
今日は終わったと思っても、明日にはまた落ちているんです。
でもおじさん達は来る日も来る日も、道をキレイに掃除してくれています。
さて、今の自分がやっている仕事は、この落ち葉掃きのように成果が目に見えない。
果たして掃除をする前と後では本当に道が綺麗になっているのか?
単に黙々と花びらや枯葉を右から左へ移動させて、なんだか仕事をした気分になっているだけじゃないか?
世のため人のためになっているのか?
朝、坂道を下りながら考えるのが、
今夜この坂道を上る時は、赤ちゃんの産毛くらいでもいいから、
少しでも自分が働いて事態が良い方向へ向かっていることです。
それでも朝起きたら、また落ち葉が散らかっているんだけど…。
【本日の一曲】 「枯葉」 by Bill Evans
名曲の名演奏です。
カテゴリー
wrote by 玉下奴郎
(何故か疲れて帰宅する時は、なだらかではない上り坂になるけど…)


で、その坂道は立派な桜並木になっている。
もう越してから15年以上の歳月が経っているが、春には見事な桜が愛でられる和みの坂道である。
この桜の木というのは、実は愛でる分には素敵なのだが、春と秋に困ったことが起きる。
花びらと落ち葉である。
玉下はテクテク歩いているだけなので、ハラハラと落ちる花びらや落ち葉を眺めるだけだけど、
日中に生活をしている住人からすると、足を取られたりクルマがスリップしたりと、
風情では済まされないことになる。
そしてここで登場するのが、掃除のおじさん。
どうやら自治体が雇用しているのだと思うが、毎朝毎朝ホウキで道をキレイにしてくれる。
通学の小学生にも声をかけ、我々オッさんにも声をかけ、来る日も来る日もホウキで道を掃いてくれています。

これって地道だけどスゴいことです。
だって落ち葉掃きに終わりはないんですよね。
掃いてる側から落ち葉は落ちてきます。
今日は終わったと思っても、明日にはまた落ちているんです。
でもおじさん達は来る日も来る日も、道をキレイに掃除してくれています。
さて、今の自分がやっている仕事は、この落ち葉掃きのように成果が目に見えない。
果たして掃除をする前と後では本当に道が綺麗になっているのか?
単に黙々と花びらや枯葉を右から左へ移動させて、なんだか仕事をした気分になっているだけじゃないか?
世のため人のためになっているのか?
朝、坂道を下りながら考えるのが、
今夜この坂道を上る時は、赤ちゃんの産毛くらいでもいいから、
少しでも自分が働いて事態が良い方向へ向かっていることです。
それでも朝起きたら、また落ち葉が散らかっているんだけど…。
【本日の一曲】 「枯葉」 by Bill Evans
名曲の名演奏です。
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この記事へのコメント
シーシュポスの神話
繰り返される日常の行為そのものが目的となる!
とか?
日々の営みは退屈ですけど、それが幸せ?
昏睡するまでのつかの間のやすらぎ。
秋には秋の風。
繰り返される日常の行為そのものが目的となる!
とか?
日々の営みは退屈ですけど、それが幸せ?
昏睡するまでのつかの間のやすらぎ。
秋には秋の風。
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URL :
- @ うだうだ - 2015年12月22日 19:10:29
落ち葉掃きはある意味修行だったりする身を調えるため心を鎮めるため
たかが落ち葉掃き されど落ち葉掃き、なのです