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「図説 世界の七不思議」を読んだ。

今回は何のオチも教訓もない、音楽の譜面だと八分休符的なお話。

有楽町のとある喫茶店。
少し空いた時間にタバコが吸えて落ち着ける店へ飛び込んだ。
こういう処には普通ならスポーツ紙とか週刊誌とか、はたまた「課長島耕作」みたいな漫画がよく置いてある。

ところがこのお店には、何故か「図説 世界の七不思議」
子供向けの絵本というわけでもない。
※スポーツ紙なども置いてはありましたが…。

図説_世界の七不思議_01

ちなみに世界の三大珍味とか三大美人とか言われていますが、
皆さんはちゃんとわかりますか?
フォアグラとキャビアと、あれ?なんだっけ?
クレオパトラと楊貴妃と、あれ?誰だっけ?

“世界の七不思議”というのも、なんだか漠然と言葉を聞いた記憶があるくらい。
さてさてなんなんだろう?

・エジプトのピラミッド
・バビロンの空中庭園
・ハリカルナッソスのマウソロスの霊廟
・ロードス島のヘリオスの巨像
・アレキサンドリアのファロスの灯台
・エフェソスのアルテミス神殿
・オリンピアのゼウス像


これが正解だそうです。
ん~、ピラミッド以外は架空のものじゃないの?

図説_世界の七不思議_02

図説_世界の七不思議_03

そもそも「世界の七不思議」が世間に言われ始めたのは、なんと紀元前5世紀だそうです。
当然、この時代の“世界”とはアレキサンダー大王の世界です。
当時、本当に世界が対象だったら、万里の長城とか仁徳天皇陵なんかもランクインしたかも…。

それにしてもピラミッド以外も実在していたとは驚きです。
まぁ、紀元前の話ですから海だって割れたくらい。
残っているのは記述だけだから想像物かもしれない。
でも言い換えればその想像力たるや、ある意味でぶっ飛んでいたとも言えます。

固定概念からなかなか脱却出来なかったり、
先人のアイディアを流用してオリジナルと称したり、
疲労して想像力が欠如している我が身を振り返ったり、
そんな状態の時に数分だけ浮世を離れた読書でした。


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スライド3  wrote by 玉下奴郎 ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

この記事へのコメント

確かに! - うさまゆ - 2015年09月13日 23:12:33

現代のように情報が行き渡っていなかったその時代に、軽やかなほどの想像力!
素晴らしいですね!
見習いたいです。

- 宝香 - 2015年09月15日 11:25:02

Wikipediaの世界三大一覧やら、世界の7不思議やら閲覧し、
ホーとかフーとか、感心しております。
人もニワトリも3歩歩めば物を忘れ、7つを数えるに両手を使わねばならず、
3とか、7とか、絶妙な数どりにまたまた感心いたします。

- 谷口冴 - 2015年09月15日 22:11:11

ピザ.....じゃなかった~~
ピサの斜塔は七不思議じゃなかったんですね

てっきりそうだと思ってました

あと、私が独身なのも
七不思議に入れてほ・・・・・しい
ことは、ありません

どさくさにまぎれて何を言ってるんでしょ、私(汗)
失礼しました

- 玉下奴郎拝 - 2015年09月18日 21:51:28

うさまゆさん

情報が多いと想像力を働かせる余地が減るみたいです。
我々凡人は遠い理想への想像力よりも、
目の前の現実への対応力の方が必要なんですよね。

残念ながら…。

- 玉下奴郎拝 - 2015年09月18日 21:55:45

宝香様

素数に惹かれるってのもありますよね。
3,5,7,11, 13,17…。

- 玉下奴郎拝 - 2015年09月18日 22:04:34

谷口冴様

一番美味しいものは最後に食べたいんです!
待てば海路の日和あり!

ピサの斜塔とかモン・サン=ミシェルとかサグラダ・ファミリアとか、
紀元後の七不思議的な建造物もありますよね。
制定しましょう!

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