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「シドニアの騎士」弐瓶勉著を読んだ、いや読んでいる。

「百日紅」に続いて、これもコミックです。
でもこちらは2009年に「コミック アフタヌーン」で連載が始まり、
現在も続いている作品。単行本が最新で14巻発売されています。



玉下が読み始めたのは11巻が出た頃。
そこからは新刊が出るのを楽しみにしつつ、ストーリー展開や登場人物の複雑な相関性のため、
1冊くらい前から読み返さないと以前のあらすじを思い出せない。

シドニアの騎士イメージ ※イメージです。

これは近未来の地球を描いたSF作品。
娘に教わるまでは作者名も作品名も全く知らなかった。

検索などをしていただければ、
ストーリーや状況設定などを記述しているサイトがあるので、ここでは割愛します。
玉下が今回ブログで書きたいのは、漫画家さんの仕事の領域です。

そう、大半の漫画家さんは…、
●作画をする
●ストーリーを考える
●脚本を、つまりセリフを考える
●構図を考える

こういった、ドラマや映画などでは複数のプロフェッショナルな仕事を、全て一人で行っているんですよね。

もちろん、売れればアシスタントさんがついて作画は手伝ってくれる。
ストーリーは編集部の担当さんと一緒に考える。
  ※中には梶原一騎氏のような原作者もいますが…。

でも実写でカメラアングルに相当する構図とか、
後世に残るような名セリフとか、
そういった撮影監督や照明さんや脚本家さんが英知を結集する内容も、
一人で、場合によっては毎週毎週やっている。

何が言いたいかというと、つまり売れっ子漫画家さんはスーパーマンなんです。
敬愛する大友克洋とか鳥山明とか、もちろん手塚治虫や赤塚不二夫や、
石ノ森章太郎や望月三起也や江口寿史や鴨川つばめや中川いさみや士郎正宗…。
嗚呼、枚挙に暇がないですね。

語弊を恐れずに言えば、男にとって女性を見る時の第一印象は外見です。
性格がどうこうとかアタマがどうこうとかというのは、
つき合ってみないとわからないし、つき合うのでなければどうでも良いです。
これはコミックも同じで、最初はストーリーとか名セリフ以前に作画が大切です。

で、この弐瓶勉さん。
決して絵は超上手い訳ではないんですね。
素晴らしいプロットがあって緻密な宇宙船や魅力的な背景があって…。
これを士郎正宗が描いたら、これを大友克洋が描いたら、なんて妄想を抱きながらグイグイと読んでいます。
まぁ、言ってみれば吉田美和さんの曲をMISIAさんが唄ったらとか、
森進一さんの曲を吉田拓郎さんが唄ったらというのと同じで、そこに出てくるのは優劣じゃなくて好みなんですが…。

でも「シドニアの騎士」は「ワンピース」や「ナルト」みたいにメジャーではない、
でも素晴らしい作品の一つです。


【本日の一曲】 「愛、ひと欠片」 by Angela


アニメの主題歌です。作画の雰囲気を…、と思ったのですが、
アニメはアニメーターの手によるので、それなりに絵が洗練されています。


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スライド3  wrote by 玉下奴郎 ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

この記事へのコメント

確かに! - うさまゆ - 2015年06月01日 07:53:44

漫画家さんって、一人で何役もこなしてるんですね。
言われて気付きました。
大変なお仕事だなぁ。
凄いなぁ。

- 玉下奴郎拝 - 2015年06月01日 08:16:29

うさまゆさん

まぁ、働いている主婦だって一人で何役もこなしてる。
ぐぅたらな旦那からしたら、頭が下がります。



玉下奴郎拝

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3.小李富(編集担当 旧名1961_TM)
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