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「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を観た!

世間、というか子ども達が夏休みに入った為に、映画館にも子どもが溢れている。
相変わらず人気の「アナと雪の女王」は、既にDVDとBlu-Rayが発売され、
たった5日間で200万枚を突破しているが、今だに映画館でも大入り盛況。
Pixerの「プレーンズ2」とアンジーの「マレフィセント」も公開され、ディズニーは新作までも話題になって一人勝ちのようだ。
初の3Dで制作された「ドラえもん」も間もなく公開されるし、映画館は正に子ども天国の様相を呈している。

そんな中、トム・クルーズ主演の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を観た。

オール・ユー・ニード・イズ・キル 映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」公式サイト

今作の話題の一つに、原作が日本の小説であることが挙げられる。
近未来、異星人の攻撃を受けている地球をトムが救う。
これだけならヒーローが活躍するありがちなストーリーだが、
今作では全く戦闘経験のないトムが、冒頭であっさり殺される~目覚める~また殺される~目覚めるを繰り返し、
回を重ねるごとに経験値を積んで次第に強くなる。

敵の攻撃パターンはいつも同じなので、一度殺されれば次はその攻撃を予測して逃れられる。
新たな展開で殺されても、また最初の場面で目覚めるので何度でもやり直せる。



原作者の桜坂洋氏はコンピュータ・オタクとのこと。
そう、これはTVゲームの世界そのものである。
映画の解説では“タイム・ループを効果的に使った展開がユニーク”などと書かれているが、そんな難しいことではない。

マリオの様なアクション・ゲームでもドラクエの様なRPGでも、
初めてプレイした時はすぐに主人公が倒されてゲーム・オーバーになるが、
何度もプレイを続けるうちに経験値を積んで強くなり、敵の攻撃パターンも覚える。
この繰り返しで最終的にゲームをクリアする。

つまりこの映画は、
TVゲームの世界をハリウッドの超一流SFXで実写化した作品なのである。

そう考えるとゲームを実写化した「バイオハザード」や、
アニメを実写化した「ドラゴンボール」(これは酷評されたが…)など、
日本のサブカル・コンテンツがハリウッドで取り上げられる事が、少しづつではあるが確実に増えている気がする。
※勿論、その筆頭に「ゴジラ」が君臨している訳です!

頑張れニッポン!


【本日の一曲】 「オール・ユー・ニード・イズ・ラブ」 by The Beatles


この映画、桜坂氏の原作のタイトルはビートルズのこの曲名が元だが、
映画の原題は「Edge Of Tomorrow」である。
やはりビートルズに遠慮をしたのか…。


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スライド1 wrote by 玉下奴郎 ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

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