井上陽水観戦記
2014年5月22日+23日、
東京・渋谷のNHKホールで行われた井上陽水のコンサートを観た。
厳密に言うと音楽なのだから聴いたと表現するのが適切だが、気分的には観たという言葉がしっくりする。
何故だろう?最初は理由がわからなかった。
とにかくそんな感覚だっただけで、理由がわからなかった。
しばらく時間が経って、
いまこうしてブログを書こうと思って振り返りながら、少しだけわかったような気がしている。
NHKホールで体験していたのは、空気だったんじゃないか?
ステージセットは極めてシンプル。
ステージにはベテランから若手までのミュージシャンと陽水。
そして今回のツアーで披露された曲は…、
M.01 5月の別れ
M.02 感謝知らずの女
M.03 水瓶座の夜
M.04 あかずの踏み切り
M.05 はじまり
M.06 帰れない二人
M.07 チエちゃん
M.08 氷の世界
M.09 白い一日
M.10 自己嫌悪
M.11 心もよう
M.12 待ちぼうけ
M.13 桜三月散歩道
M.14 FUN
M.15 小春おばさん
M.16 おやすみ
M.17 リバーサイドホテル
M.18 ジェニー My love
M.19 愛されてばかりいると
M.20 THE LONG AND WINDING ROAD
M.21 クレイジーラブ
M.22 長い坂の絵のフレーム
M.23 Happy Birthday
M.24 夢の中へ
M.25 少年時代
M.26 眠りにさそわれ
※23日は、
M.21 最後のニュース
M.22 いっそ セレナーデ
に変わっていた。
お気づきの方にはわかると思うけど、M.04~M.16は1973年に発売されたアルバム「氷の世界」全曲。


しかも当時のレコードのA面一曲目からB面最後までの曲順そのまま。
そしてこのLPの丸々披露に加えて、前後にお馴染みにヒット曲を中心に全部で2時間半、26曲を披露。
陽水独特のユル~~イお話を随所に入れて、でも一度イントロが演奏されて歌声が流れると、
そこは官能的だったり退廃的だったりラジカルだったりする、唯一無二の陽水ワールドに包まれる。
そう、観客はこのお話と歌声の振幅の大きな陽水ワールドに入り込み、
どちらに浸り切ることも許されずに時間と空間を共有する。
これがヤバいのである。だから空気なんである。
彼の歌声に浸り切るならCDやレコードを聴けば良い。
お話ならば、余り機会は多くないがテレビやラジオが良い。
でもコンサートは別物である。振幅である。
ちなみにコンサートのDVDも色々と出ているけど、お話しはほとんど入っていない…。
NHKホールでは公演を中止したポールへも言及していて、
相変わらずのユル~~~イ話し方で彼を気遣い、
オリジナルのキーで、M.20のTHE LONG AND WINDING ROADを歌ってくれた。
いやぁ、あの空気。あの空間。あの時間。
日常には感じない、観えてはいけない何かを観たんだろうなぁ…。
なんたったって、中学生ですよ。当時の玉下は…。
【本日の一曲】 最後のニュース by 井上陽水
カテゴリー
wrote by 玉下奴郎
東京・渋谷のNHKホールで行われた井上陽水のコンサートを観た。
厳密に言うと音楽なのだから聴いたと表現するのが適切だが、気分的には観たという言葉がしっくりする。
何故だろう?最初は理由がわからなかった。
とにかくそんな感覚だっただけで、理由がわからなかった。
しばらく時間が経って、
いまこうしてブログを書こうと思って振り返りながら、少しだけわかったような気がしている。
NHKホールで体験していたのは、空気だったんじゃないか?
ステージセットは極めてシンプル。
ステージにはベテランから若手までのミュージシャンと陽水。
そして今回のツアーで披露された曲は…、
M.01 5月の別れ
M.02 感謝知らずの女
M.03 水瓶座の夜
M.04 あかずの踏み切り
M.05 はじまり
M.06 帰れない二人
M.07 チエちゃん
M.08 氷の世界
M.09 白い一日
M.10 自己嫌悪
M.11 心もよう
M.12 待ちぼうけ
M.13 桜三月散歩道
M.14 FUN
M.15 小春おばさん
M.16 おやすみ
M.17 リバーサイドホテル
M.18 ジェニー My love
M.19 愛されてばかりいると
M.20 THE LONG AND WINDING ROAD
M.21 クレイジーラブ
M.22 長い坂の絵のフレーム
M.23 Happy Birthday
M.24 夢の中へ
M.25 少年時代
M.26 眠りにさそわれ
※23日は、
M.21 最後のニュース
M.22 いっそ セレナーデ
に変わっていた。
お気づきの方にはわかると思うけど、M.04~M.16は1973年に発売されたアルバム「氷の世界」全曲。
しかも当時のレコードのA面一曲目からB面最後までの曲順そのまま。
そしてこのLPの丸々披露に加えて、前後にお馴染みにヒット曲を中心に全部で2時間半、26曲を披露。
陽水独特のユル~~イお話を随所に入れて、でも一度イントロが演奏されて歌声が流れると、
そこは官能的だったり退廃的だったりラジカルだったりする、唯一無二の陽水ワールドに包まれる。
そう、観客はこのお話と歌声の振幅の大きな陽水ワールドに入り込み、
どちらに浸り切ることも許されずに時間と空間を共有する。
これがヤバいのである。だから空気なんである。
彼の歌声に浸り切るならCDやレコードを聴けば良い。
お話ならば、余り機会は多くないがテレビやラジオが良い。
でもコンサートは別物である。振幅である。
ちなみにコンサートのDVDも色々と出ているけど、お話しはほとんど入っていない…。
NHKホールでは公演を中止したポールへも言及していて、
相変わらずのユル~~~イ話し方で彼を気遣い、
オリジナルのキーで、M.20のTHE LONG AND WINDING ROADを歌ってくれた。
いやぁ、あの空気。あの空間。あの時間。
日常には感じない、観えてはいけない何かを観たんだろうなぁ…。
なんたったって、中学生ですよ。当時の玉下は…。
【本日の一曲】 最後のニュース by 井上陽水
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お邪魔します - こすずめ - 2014年06月01日 00:48:41
陽水のバックバンドだった、安全地帯に当時、めちゃはまりました。
その影響で陽水も少しだけかじりました。
陽水も玉置もあの声のつや、
セクシーなのは今もかわらないと思います。