fc2ブログ

非常時のタクシーの乗り方

2週連続の大雪。
先週より1日早い金曜日で、さらに多い雪に見舞われた首都圏は大混乱だった。
かくいう僕も「やんごとなき理由(笑)」でほぼ終電。
タクシー乗り場は10人ほどの列。
2月14日_タクシー乗り場

反対側の出口は30人以上という長蛇の列だったらしい。
30分くらいは待っただろうか。タクシーは10~15分に1台くらい。
とすると単純計算で僕は1時間半以上も待たなければならない。

生まれも育ちも豪雪地帯でござんす、の僕としては歩くことにした。
幹線道路は時折なんとかクルマが走っているから、そこの轍を歩けば靴もほとんど濡れることはない。
雪は霰に変わっているから、傘はいらない。コートのフードをすっぽり被っていけばいい。

しかし家に近づくと、クルマがほとんど走っていない。
2月14日_雪道2 2月14日_雪道 (街灯の色でずいぶんイメージが違うね)

家まであと2~300m。もう濡れたってかまうものか。
ズボッ、ズボッ・・・
膝下近くまで埋もれながら歩く感覚。懐かしい・・・
童心にかえるとは、まさにこういう状態。

いつもなら原付バイクで5分ほどの道のり。大したことはあるまいと思っていたが
その通り、なぜか「楽しく」歩いて帰還した。
が、時計をみれば、おお、1時間も経っていた。
焼酎のお湯割りを飲みながら、フィギュア男子の最終組6人の演技をライヴで観戦することができた。


さて、やっと本題。
こういう時のタクシーの乗り方について。
何年も前だったが、同じように大雪の夜、タクシー乗り場は長蛇の列。
みんな寒いし、待ちくたびれているし・・・
やっとタクシーが1台来た。その時、先頭で乗り込もうとした人が
「●●町なんですが、お近くの方、一緒に乗りませんか」
2~3人の人が手を挙げ、同乗して行った。
それからは、みんなが「●●の●丁目ですけど」と同乗者を募って行く。列はどんどん短くなる。
僕の番が回ってきた。
確か2人の同乗者がいたと思う。
知らない者同士だったが、非常時の大変さを話し、お礼と「お気をつけて」と「おやすみなさい」で別れた。
ある程度のご近所さんだったはずだけど、顔も覚えていない一期一会だった。

タクシーは公共交通機関ではあるけど、とてもindividual(個人的)な乗り物だ。
知らない者同士が乗り合いになることなんて、白タク以外はほとんどないと言ってもいいだろう。
でも、その「乗り合いタクシー」はとてもいい記憶として残っている。

昨夜のタクシー乗り場では、そういう乗り合いの風景はみられなかった。僕のいた時間は短かったけど。
最後尾の僕が、「同乗させて」とは言い出せなかったしね。


【本日の一曲】 歩いて帰ろう by 斉藤和義


昨夜歩きながら、口ずさんでいた曲。
あと、トトロの「あるっこー、あるこー、わたしはー、げんきー♪」もね。

カテゴリー
スライド6  wrote by 1961_TM ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

この記事へのコメント

- takako.t.maru - 2014年02月15日 18:10:40

かわいい、かわいい!
あーるっこー、あるこー、私は元気ー!って歌いながら、嬉しそーに夜中の雪の中歩いている、おじさん!
かわゆす。

takako.t.maruさんへ - 1961_TM - 2014年02月15日 18:46:40

takakoさん、こんばんは。
ううっ、かわゆす、と言われてしまった・・・
歩いているのは50を過ぎたおっさんで、時刻は草木も眠る丑三つ時ですぜ・・・

- そふぃーおばさん - 2014年02月15日 21:15:48

こんばんは♪

わかります、わかります!!
私も最終電車で帰って(もちろん、やんごとなき理由で^^;)
タクシー乗り場が長蛇の列。。。
それが一人しか乗せて行かないのに、何度ため息出たことか(ーー;)
普段はダメでも昨日のような災害時のような時には
乗合も認めてほしいかも(^_^;)

- パパ店長 - 2014年02月15日 22:22:26

とても心温まるお話をありがとうございました!!!
一期一会、助け合いの精神・・・忘れちゃいけない、ですね。

そふぃーおばさんへ - 1961_TM - 2014年02月16日 11:31:20

そふぃーおばさん、こんにちは。
やはりやんごとなき理由ですか・・・笑
乗り合いは、最初に声をかける人が重要なんでしょうね。
今回、僕は最後尾だったので、くやしかった・・・

パパ店長さんへ - 1961_TM - 2014年02月16日 11:33:24

パパ店長、こんにちは。
寒い時こそ、あったかいことは大切ですね(笑)

それより早く「たまらん!」話の続きを書いてください!(笑)

トラックバック

URL :

プロフィール

一九六丸

Author:一九六丸
書き手 1.玉下奴郎 2.ランシン
3.小李富(編集担当 旧名1961_TM)
3人合わせて一九六丸。
1960+世代の「暇つぶしのお供」が大好物。ゲスト寄稿も募集中!

1960+ YouTube List
Our Friends
最新コメント
ブロとも申請フォーム
1960+読者カウンター
カテゴリー
最新記事
月別アーカイブ
PR