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雪をなめないで 2

記録的な大雪だったという。
確かによく降った。
雪0208 2月8日 家の前の風景
雪0209 あけて2月9日 快晴

横浜は積雪16cmといわれたが、僕が住むここは横浜といっても内陸のほうだから、20cmはゆうに超えていたと思う。
一晩に1メートル降ることも珍しくなかった豪雪地帯出身の僕としては、この程度は朝飯前。
鼻歌交じりでスコップを使って除雪をしていたが、やはり、いるのである。
そう、雪を「なめている」人たちが。

昨夕、タクシーが家の前で立ち往生。
聞けば、リアだけがスタッドレスタイヤという。
「なめんなよ!」と怒鳴りつけたいのをこらえ、脱出を手伝った。
人を乗せて料金をいただくタクシーがこれである。
運転するということは、同乗者はもちろん、道路上における他のクルマや人の命に責任を持つのは当然だと思うが・・・

テレビでは、雪に対する都市の脆弱性を報道する。
当たり前だ。
雪国ではないここ首都圏が雪に備えられるわけがない。
ただ、そこに住む人たちが、あまりに雪を知らな過ぎるがゆえに生じるトラブルが多いのだ。


しかしよく降った。何度も玄関から道までの階段を除雪した。
思い出すのは、賽の河原の石積みの話。
子供たちが親の供養のために石を積んで塔を完成させようとするが、完成する前に鬼が来て塔を破壊する。
報われない努力、徒労・・・
春になれば、消えてしまう雪と冬中闘わなければならない。
そんな自分の田舎をはじめとする雪国の人たちの日々を思うと、
たかが数センチ、数十センチの積雪で大騒ぎする首都圏の人たちに同情する気は起きない。
ただただ、雪をなめることなく、謙虚に向き合ってほしいとしか言えない。

賽の河原の子供たちは、最終的には地蔵菩薩によって救済されるらしいが、
雪国の人たちに終わりはない。


ソチ五輪開幕に合わせるかのように降った大雪。
そしてまだ雪による麻痺が続いている今日は、東京都知事選挙。
このエントリーがアップされる明日、2月10日には、新しい知事が決まっているはずだ。やれやれ・・・


【本日の一本】 私をスキーに連れてって (予告編)


1年前のエントリー、『雪をなめないで』でも紹介したが、セリカGT-FOURの爆走が懐かしい。

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