クルマの名前について2
さて、前回の続き。
クルマの恥ずかしいネーミングです。
前回は日産車ばかり取り上げたので、まずはトヨタ車。
「セリカXX」。
(前回の記事に、しょうがさんからこのクルマについてコメントをいただいて思い出しました。ありがとう!)
※これは初代。
※これは2代目のエンブレム。
このクルマは、1978年、セリカの上級クーペとして誕生したが、
アメリカをはじめとする世界での名称は、「スープラ」だった。
なぜか?
当時のアメリカでは「X」が映画の成人指定度合いを表していた。
ポルノ映画は、「XXX」ということだから、セリカXXは、ポルノちょっと手前。R-18指定ってところ?
映画に詳しい友人に教えてもらって、
「セリカのエロエロバージョンか!」とみんなではしゃいだものだった。
「ダブルエックス」ではなく、「ペケペケ」と呼んでいたように記憶しているけど、それは僕の田舎だけ?
いま「XX」とか「XXX」と書くと、それはKISSを表すらしい。
「セリカChuChu!」と読むそうな・・・うむむ・・・やっぱり、恥ずかしい。
さて、次はホンダ。
ホンダでピカイチで恥ずかしい車名といえば、「ビガー」しかない。
※写真は3代目。これで絶版となった。
1981年、アコードの姉妹車として誕生し、3代目はインスパイアの姉妹車だった。
仕事でこのクルマに少し関わった僕は「ビガー」というヘンな語感に違和感を持ち、辞書で調べると、
「活力、元気、生気」などと訳されていた。
逆に「活力」を和英で引けば、「vitality、energy」となる。
ビガー(Vigor)って何だ?
実は「精力」など、「あっち方面の活力」という意味合いで使われることが多いらしい。
「あら、クルマ買ったのね」
「そう、びんびんだぜ!ふふふ、乗っていくかい?」
男性読者のみなさん、「ビガー」と聞くと、他のものを思い浮かべませんか?
そう、男性のナニをナニするという下着で、男性雑誌の広告によく出ていました。
調べたらまだ販売しているみたい・・・
「ビガー」をネーミングに使うなら、この下着のほうが正しい!(笑)
いずれにせよ、僕の上司が、「アメリカでもビガーという名前のまま売っている」と
ホンダの勇気(?)を称えていたのが忘れられない。
最後はまた日産から。
「テラノ」である。
※これは初代。
ラテン語の「地球=テラ」を語源にする車名は、4WD車を基本構造として
ダカールラリーなどでも数々の好成績を残したクルマにふさわしい。
しかし、そのタイプ名が・・・「アーバン」というのがあったのだ。
後輩がそのクルマを購入した。
スキーを趣味にしている彼にはぴったりのクルマなのだが、普段は東京に住むエリートサラリーマン。
僕は、テラノとは呼ばず、「●●くん、アーバンの調子はどう?」
・・・彼は数年でクルマを買い替えたが、それは決して僕のせいではない。・・・と信じたい。
いくらなんでもこの手のSUVに「アーバン」はないでしょ。
「アーバン・カーボーイ」という映画があったけど、
僕がまっさきに思い浮かべたのが、「丘(陸)サーファー」だった。
サーフィンをしないのに、サーファーのファションやサーファーの真似をする人のこと。
この「アーバン」というタイプ名のおかげで、テラノのイメージはがくんと落ちてしまった。少なくとも僕の中では。
そういえば、丘サーファーって、僕ら1960+世代にいっぱいいましたね
しかも、彼らはマツダ・ファミリアに乗っていることが多かったように思う。

ルーフにボードを載せないまでも
ダッシュボードにヤシの木のミニチュアなんぞを置いていたりして・・・(笑)
一世風靡したとてもいいクルマだったのに、丘サーファーイメージのおかげで好きになれなかったな。
【本日の一曲】 「ふたりの夏物語」 by 杉山清貴&オメガトライブ
丘サーファー御用達の曲・・・というのも僕の偏見かな。
カテゴリー
wrote by 1961_TM
クルマの恥ずかしいネーミングです。
前回は日産車ばかり取り上げたので、まずはトヨタ車。
「セリカXX」。
(前回の記事に、しょうがさんからこのクルマについてコメントをいただいて思い出しました。ありがとう!)


このクルマは、1978年、セリカの上級クーペとして誕生したが、
アメリカをはじめとする世界での名称は、「スープラ」だった。
なぜか?
当時のアメリカでは「X」が映画の成人指定度合いを表していた。
ポルノ映画は、「XXX」ということだから、セリカXXは、ポルノちょっと手前。R-18指定ってところ?
映画に詳しい友人に教えてもらって、
「セリカのエロエロバージョンか!」とみんなではしゃいだものだった。
「ダブルエックス」ではなく、「ペケペケ」と呼んでいたように記憶しているけど、それは僕の田舎だけ?
いま「XX」とか「XXX」と書くと、それはKISSを表すらしい。
「セリカChuChu!」と読むそうな・・・うむむ・・・やっぱり、恥ずかしい。
さて、次はホンダ。
ホンダでピカイチで恥ずかしい車名といえば、「ビガー」しかない。

1981年、アコードの姉妹車として誕生し、3代目はインスパイアの姉妹車だった。
仕事でこのクルマに少し関わった僕は「ビガー」というヘンな語感に違和感を持ち、辞書で調べると、
「活力、元気、生気」などと訳されていた。
逆に「活力」を和英で引けば、「vitality、energy」となる。
ビガー(Vigor)って何だ?
実は「精力」など、「あっち方面の活力」という意味合いで使われることが多いらしい。
「あら、クルマ買ったのね」
「そう、びんびんだぜ!ふふふ、乗っていくかい?」
男性読者のみなさん、「ビガー」と聞くと、他のものを思い浮かべませんか?
そう、男性のナニをナニするという下着で、男性雑誌の広告によく出ていました。
調べたらまだ販売しているみたい・・・
「ビガー」をネーミングに使うなら、この下着のほうが正しい!(笑)
いずれにせよ、僕の上司が、「アメリカでもビガーという名前のまま売っている」と
ホンダの勇気(?)を称えていたのが忘れられない。
最後はまた日産から。
「テラノ」である。

ラテン語の「地球=テラ」を語源にする車名は、4WD車を基本構造として
ダカールラリーなどでも数々の好成績を残したクルマにふさわしい。
しかし、そのタイプ名が・・・「アーバン」というのがあったのだ。
後輩がそのクルマを購入した。
スキーを趣味にしている彼にはぴったりのクルマなのだが、普段は東京に住むエリートサラリーマン。
僕は、テラノとは呼ばず、「●●くん、アーバンの調子はどう?」
・・・彼は数年でクルマを買い替えたが、それは決して僕のせいではない。・・・と信じたい。
いくらなんでもこの手のSUVに「アーバン」はないでしょ。
「アーバン・カーボーイ」という映画があったけど、
僕がまっさきに思い浮かべたのが、「丘(陸)サーファー」だった。
サーフィンをしないのに、サーファーのファションやサーファーの真似をする人のこと。
この「アーバン」というタイプ名のおかげで、テラノのイメージはがくんと落ちてしまった。少なくとも僕の中では。
そういえば、丘サーファーって、僕ら1960+世代にいっぱいいましたね
しかも、彼らはマツダ・ファミリアに乗っていることが多かったように思う。

ルーフにボードを載せないまでも
ダッシュボードにヤシの木のミニチュアなんぞを置いていたりして・・・(笑)
一世風靡したとてもいいクルマだったのに、丘サーファーイメージのおかげで好きになれなかったな。
【本日の一曲】 「ふたりの夏物語」 by 杉山清貴&オメガトライブ
丘サーファー御用達の曲・・・というのも僕の偏見かな。
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この記事へのコメント
てのりぱんださん、おはようございます。
アコードの2ドア! ハッチバックのタイプかなぁ・・・だとしたら、僕がすごーく欲しかったクルマです。
いやほんと、ビガーにしなくてよかった(笑)
マッシュルームカット・・・あったなぁ・・・これまた懐かしい。
ありがとうございました。
アコードの2ドア! ハッチバックのタイプかなぁ・・・だとしたら、僕がすごーく欲しかったクルマです。
いやほんと、ビガーにしなくてよかった(笑)
マッシュルームカット・・・あったなぁ・・・これまた懐かしい。
ありがとうございました。
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- てのりぱんだ - 2013年11月21日 01:05:07
ン十年前にさかのぼり後悔していたかもしれませんね~。なんか意味がありそうですから・・・。^^
「丘サーファー」はそういえばマッシュルームカットをしてファミリアに乗っていましたね。。。懐かしい話題を、ありがとうございます。楽しかったです!