日本には「小さな高級車」はない?

1960+世代・・・僕たち50代にふさわしいクルマは、と考えるとなかなか難しい。

たとえば、トヨタで言えば、
ヴィッツ(昔ならスターレット)→カローラ→マークⅡ(いまならマークX)→クラウン
という「いつかはクラウン」に向けたクルマのステップアップの構造があった。

でも、ミニバンや、SUVが登場するなどクルマの多様化が進んだことや、
輸入車も手の届きやすいコンパクトクラスを揃えてきたことなどもあって、
単純なヒエラルキー的構造が成り立たなくなった。
僕たちユーザーからすれば選択肢が増えたということになるのだけど、
「これ」という決め手に欠けるのも事実。

いまエコカーブームもあって、僕の近所でも、ドイツや北欧の高級車から、
プリウスを筆頭とするハイブリッドカーに乗り替えている例は多い。
「いい歳をした男」が小さなクルマや軽自動車に乗っていても違和感がない。
というより、かえって「賢い」「スマート」という好イメージで迎えられる時代になった。

プリウスは、デザイン的にも、ハイブリッドシステムも優秀なクルマだと思う。
でも、高級車ではない。
乗ってみると随所にコストを削ったところが見え隠れする。(特にトヨタはこの隠し方がうまい)
最もよくわかるのがシートのつくり。
長く乗りたいシートではないんだなぁ・・・
タクシーにもプリウスは増えたけど、1万円くらいの長距離に乗るとかなりの苦痛なのだ。
僕の友人は「拷問」とまで言っていたくらいだから・・・

日本でもかつて「小さな高級車」を謳ったクルマが発売された。
ホンダからは「コンチェルト」、そしてその後継車「ドマーニ」。
ホンダコンチェルト ホンダドマーニ
でも、売れなかった・・・(涙)
シビックをベースにがんばったんだけど・・・

トヨタからは、「プログレ」というセダンがあった。
トヨタプログレ
本木雅弘が夏目漱石風の文化人に扮したCMで、「小さな高級車を選ぶって賢いんだぜ」をアピールしたんだけど・・・
やはり売れず・・・
僕はとっても好きだったんだけどなぁ。
5ナンバーサイズのコンパクトボディに、当時としては大排気量の2500ccや3000ccのエンジンを載せ、
内装も凝っていて、さらにはクルマとしての新技術も満載だった。
まさしく「小さな高級車」だったと思う。
残念ながら乗ったことはないけど、あのボディにあのエンジンだったら、
さぞや余裕の走りができただろうと想像していた。
が、この価格なら(実際に高かった)、クラウンのほうがでっかくて、えらそうに見えるもんねーと
プログレが日の目を見ることはなかった。

日本車は、ボディの大きさ、シートなどのつくり込みの良さ、エンジンの大きさ、
そしてそれらには価格が比例する。
プログレのようにヒエラルキーを超えようとした「小さな高級車」は受け入れられにくいのだ。


1960+世代は、子離れ世代とも言われる。
もうクルマは1人か2人が移動できればいいや、という状況になっていることが多い。
でも、安っぽいクルマは嫌だなぁ・・・と思う人もまた多い。
そうすると日本車には・・・ないのだ・・・
「ハイブリッド」だからと、プリウスを選択している人は多いんだろうなぁ。
そして外国車へと移行する人も多いはず。
確かにおすすめなのはゴルフだろう。(実際にいいし、売れているし)

日本の自動車メーカーさんへ。
ハイブリッドはもちろんどんどん進化させてほしいけど、
大人にふさわしいクルマを、どうぞお考えください。


【本日の一本】 トヨタ・プログレのCM

ありました。YouTube、えらい!
本木って、このころから、いい味出しているなぁ。
YouTubeの書き込みを読むと、根強いプログレファンがいたんですね。
日本人のクルマ選びも捨てたもんじゃないな。


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スライド7  wrote by 1961_TM
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この記事へのコメント

- りべろ - 2013年11月12日 22:21:32

こんばんは^^はじめまして
同世代ですね~感じるところが同じですね~(笑)


「プログレ」 当時はミニセルシオとまで言われてました。。。
小さなボディーに大きいエンジンでしたので、いい走りしてました

これからも、ちょくちょくお邪魔いたします

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