「R100」を観たんですが…(ネタバレあり!)
松本人志監督の「R100」を観ちゃいました。
「大日本人(2007年)」「しんぼる(2009年)」「さや侍(2011年)」に続く、
長編監督作品の第4弾。
先ず玉下のスタンスを明確にしておくと、漫才師としての松ちゃんは大好きです。
関西人の方の中には彼を“神”と崇める人が多数いるようですが、
そこまでではないにしても大好きです。
それは“ダウンタウン”の松ちゃんもピンの松ちゃんも…という意味です。
20年前に「遺言」も買って読みました。
毎回「すべらない話」も録画をしてDVDにダビングして残しています。
(DVDパッケージは買わないけど…)
こういう基本スタンスを示した上で…。
もう、最悪な時間を過ごしました!駄作です。駄作過ぎます!
映画館で溜まったポイントを使ったのでお金は払っていませんが、時間を返せ気分です。
まぁ、日本のマスコミは声高に批判出来ないでしょう。
何しろ松ちゃんですから。
でもWiki情報によると、第38回トロント国際映画祭「ミッドナイト・マッドネス(Midnight Madness)」部門で、
地元紙が全出典59作品中唯一星1つ(他は1.5はなく星2つ以上)という最低評価を付けたらしいです。
トロントのマスコミは、吉本興業なんて関係ないでしょうから…。
では何故こんな作品が生まれてしまったのか?
玉下なりに考えてみました。
松ちゃんは「日経トレンディ」という雑誌で映画評の連載を見開きページで持っていたくらいの映画好き。
毎回、話題の作品を一刀両断にする一方でマニアックな映画もちゃんと評価する程、
映画が好きだし観てるし…、な人だと思います。
でも好きな事と出来ることは異なります。
恐らく、いや想像するに間違いなく、誰も彼を止められないんでしょうね。
あの北野監督には森プロデューサーがいます。
宮崎監督には鈴木プロデューサーがいます。
本田宗一郎には藤沢武夫が、井深大には盛田昭夫います。
で、松ちゃんには浜ちゃんがいます…が、映画は関係ない。
ここが最大にネックだと思います。
「R100」のストーリーやキャストをここで述べると長くなるので、それは公式HPを参照してください。
まぁ、玉下が観ようかなぁと思った要素に大森南朋の存在はありました。
でも映画は主役のものではなく監督の作品です。
嗚呼、残念。嗚呼、松ちゃん。
そんなに映画が好きなら、監督を辞めてプロデューサーになってください。
SMを描きたいなら、描ける監督を起用してください。
そう、例えばみうらじゅん。彼にとびっきり卑猥な映画を撮らせる。
間違ってもテレビで公開できないような卑猥な作品。
そもそもR100とは100歳以上じゃないと観られない(理解できない)という意味。
おいおい、松ちゃん。未だ100歳じゃないじゃん。
それって、タイトルを思いついた時点で完結したんでしょ!
作品はその思いつきを映像化しただけでしょ!
途中で集中力が途絶えたでしょう!
それも計算のうち?
唯一気持ちよかったのは、佐藤江梨子さんがボンデージ姿で握り寿司を次々と潰すシーン。
でもそれも非常に刹那的な気持ちよさに過ぎないです。
ああ、みうらじゅんさんが潤沢な予算で撮る映画を観てみたい。
松ちゃんは監督業から手を引いて欲しい。
【本日の一曲】 ダウンタウン by EPO
すみません、語呂合わせ的ですが…。シュガーベイブのオリジナルも好きですが、
彼女のカバーも大好きなんです。
そういえばEPOも1960年生まれだ!




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