「恋するザムザ」 by 村上春樹

村上春樹の短編集が出た。
…と思ったら、短編の翻訳集だった。

「恋しくて ~Ten Love Stories」(中央公論新社)


全部で10編のラヴ・ストーリーが収録されており、そのうちの9篇は村上春樹が気に入っている作品を翻訳。
(中には気に入っていたのに版権の問題で翻訳出来ず、収録を断念した作品もあったらしい。
 難しいですね、こういう権利関係は…)

で、その最後に掲載されているのが、「恋するザムザ」。この短編集への書き下ろしです。

“ザムザ”、そうです。カフカの「変身」の主人公の名前。
或る日、仕事へ出掛けようと目を覚ましたら虫になっていたザムザ。
貧しい家計を支えるために頑張っていたのに、親や妹から虐げられるようになってしまったザムザ。

そのザムザが恋をする。
どうやって?
誰に? 虫に? 女性に?
玉下は、既に題名で物語に仕掛けられたトラップに嵌りました。

書き出しは、こうです。
“目を覚ましたとき、自分がベッドの上でグレゴール・ザムザに変身していることを彼は発見した。”

まぁ、短編なので粗筋を紹介してしまうのは難しいです。

でもとにかく、物語の書き出しは大事です。
古今東西の名著で、読んでいないけど書き出しを知っている。
そういう作品って多々あります。

音楽でいうと、イントロのドラムでノックアウトとか、あのピアノの音色でも何故か涙が…、みたいな感じ。
「仁義なき戦い」を観る時、オープニングの東映マークで身が締まる。
あっ、これはちょっと脱線です。

肩が痛かったり、日常でイライラしたり、ちょっとした事で不安が募ったり、
そういう時に音楽や映画や読書や食事や、そして適度なお酒に助けられます。
そんな事に割いてる時間があるなら、問題を解決しなきゃ…って思う時もあるけど、
そんな事に割いてる時間も大切なんですよね。


【本日の一曲】 「Paperback Writer」 by The Beatles


1966年の武道館公演でも演奏をした、中期ビートルズの代表作。
ポールは複雑なベース・ラインを演奏しながら、ライブでは首を左右に振って歌います。

嗚呼、ポールは11月に来るんだよなぁ…。

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スライド3  wrote by 玉下奴郎

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この記事へのコメント

- 谷口冴 - 2013年09月29日 16:00:46

ペ~パァバァ~~ックラ~イタァ~~~♪

つい歌ってしまいました!
懐かしさのあまり...........(^^)

音楽聞いたり、読書に映画
そんな時間も絶対必要です!!

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