冠婚葬祭は、ちゃんとやろう!

この記事がアップされる6日、僕は帰省しているはずだ。

父の一周忌。
10日ほど早く行うことになったのは、お寺や施設などさまざまなスケジュールの都合もあったが、
この日が父の誕生日であることが、母のたっての希望だったのだ。

父が家を継いだ「本家」筋だったこともあり、小さい頃は、なにかと親戚が集まる家だった。
父方の親類はもちろん、母方の親類のところにもよく泊りに行ったし、とても仲のいい「一族」だったと思う。

「一族」とは父や母は変わらず仲良くしていたが、僕たち子供たちは大学以降、その交流は少なくなり、
特に3人兄弟でただひとり関東に出てきた僕は、もっとも疎遠になっていった。

1年前、父の葬儀で一同が会した。
もう数が少なくなってしまった親族縁者、僕たち兄弟とその孫たち。
久しぶりだった。懐かしかった。
僕は末っ子だったこともあり、この歳になったいまも、みんなから「ちゃん」付けで呼ばれる。
もう成人している甥や姪たちからは、昔のようにパッパとは呼ばれず「おじさん」になったけど。
  (タバコを吸うから「パッパ」なのだった・・・笑)

その時に思った。冠婚葬祭はちゃんとやったほうがいいのだと。

大人になって、離れて暮らしていることを言い訳に、いっぱい恩を受けた親戚たちに会える機会はとても少なくなった。
そしてその不義理を埋める機会が「葬儀」だけというのは、とても悲しい。
葬儀のときに、「●●(父)のおかげで、みんなに久しぶりに会えてよかったよ」と伯母が言った言葉が忘れられない。
こうも言った。
「次に集まれるのは私の時かねぇ」・・・だとしたら、その場に伯母はいない。
おときイメージ ※法要後のお斎(おとき)のイメージ。こんなに立派じゃないけど。


数年前、兄の長男、つまり僕の甥が結婚したのだが、いまどきの流行りで、北海道で結婚式を挙げた。
参加者はお互いの両親だけ。
彼らの祖父母(僕の両親)や、僕らは参列しなかった。

父も母も、口には出さなかったが、孫の結婚式に参列できない寂しさはとても大きかったと思う。
反面、僕は、多忙を極めていたこともあり、ホッとしたことは否定しない。
が、いま思えば、そうした「ハレ」の場で親戚一同が集まれなかったのはとても残念なことだったと気づかされた。
冠婚葬祭は、本人のためだけでなく、集まってくる人たちのためでもあるのだ。

僕の甥が、トップバッターとして「小さな結婚式」を挙げたことによって、
他の甥や姪も後に続くかもしれない・・・
うちの子供たちの時には、みんな呼びたいと思うが・・・


ともあれ、今日6日。
みなさんがこれを読んでくださっている頃、しっかりと「一族」とともに亡き父を偲んでいようと思う。
「ちゃん」付けや「おじさん」と呼ばれながらね。


【本日の一本】 お葬式


1984年公開、伊丹十三の初監督作品。
もう30年も前だったのか・・・公開された時は、まったく実感なく観ていたなぁ。


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スライド12  wrote by 1961_TM

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この記事へのコメント

- そふぃーおばさん - 2013年07月06日 08:54:49

おはようございます♪

私も今年の1月に父の1周忌と母の7回忌を執り行いました。
我が家も仲の良い「一族」で、私が子どもの頃は夏休みには必ず
母の実家(信州)か父の姉(塩釜)に1ヶ月くらい行ってました。
もちろん、従兄弟たちとも仲良し。
従兄弟たちとはお互い家庭を持つようになってからは殆ど会うことはなくなりましたが、
久しぶりに冠婚葬祭の席で会うと、やはり懐かしい!!
この歳になっても私も「ちゃん」付けです(笑)
一同が介し、故人を偲ぶ・・・きっと、お父様も喜ばれていると思いますよ。

親戚 - aishinkakura - 2013年07月06日 11:37:20

1961_TM様
こんにちは。

全くそのとおりですね。
私の場合父親も母親も10人兄弟で叔父叔母は沢山いました。
ところが今は父方にひとり、母方にふたりだけとなりました。
父親が50歳で亡くなったため若い頃から田舎の冠婚葬祭には
かかさず長男の私が代役として出席していました。
父親は次男だったので若造の私が年配達を差し置いて席の序列
が高く恐縮しました。

愛新覚羅

- パパ店長 - 2013年07月06日 17:15:58

最近はひそやかに執り行われる結婚式が人気のようですね。
私の結婚式の時、父母とひと悶着ありました。
普段交流の無い、名前だけは知っている親戚を呼ぶ、呼ばない・・・
私は「呼ぶ必要が無い(普段のつきあいが無いでしょ?)」、
父母は「こういうときは呼ぶものなんだ!」
理由を尋ねても「そのうちわかるようになるから」としか答えてくれませんでした。

結局「名前だけは知っていた」親戚も招きましたが、結婚式以来親戚づきあいが活発です。
親戚とはいえ、ともすれば「他人」状態になりかねなかった状況から、文字通り「身内」としての付き合いができるようになった事、嬉しいですね
言い合いをした父母の当時の言葉が今日、わかりました。


- HANA615 - 2013年07月07日 00:44:08

「お葬式」、私もこの映画はまったく実感なく、「大変そう…」くらいに見ていました。

実際のお葬式、ほんまに大変ですよね…。
何をしていいかわからない、誰に連絡したらいいんだろう…。
ばたばたしている間に終わったかんじです。

来年は父の7回忌です。
父の兄弟はみんな高齢なので、もう家族だけで行うそうです。
こんな風に、親戚同士の交流も減っていくんですね。

- takako.t.maru - 2013年07月07日 08:47:53

私は3姉妹の真ん中です。
母のお葬式の時は姉はすでに亡くなり、父は病院にいましたので、
父は喪主とは名ばかりで、私と妹が親戚を招く形で納骨をしました。

この先、父が亡くなるとしても、90を過ぎていますから、
もう、極内輪でのお葬式になるでしょう。

それは父の意には添っていないのかもしれませんが
跡をついでゆく者もいないわけで、
そっと、見送りたい、と私と妹は考えています。

寂しいですけどね・・。

- 1961_TM - 2013年07月07日 19:35:51

そふぃーおばさん、愛新覚羅さん、パパ店長さん、HANA615さん、takako.t.maruさん、こんばんは。

みなさん、コメント、ありがとうございます。
先ほど、戻ってきました。
国境のトンネルを抜けると、そこは梅雨が明けた関東平野でした。暑いですね。

父の一回忌は、無事終了。
また「一族」に会えて、楽しい時間を過ごしてきました。
一族が減っていく・・・と思ったら、甥に子供ができた、とか、姪が結婚するらしいなど、うれしいニュースもあり。
あらためて、冠婚葬祭はちゃんとやろう!と思った次第です。

1961_TMさん、お幸せですね! - Sara - 2013年07月08日 03:35:00

お父様の一回忌、お疲れさまでした。

でも中の良いご親族の様で、世間では大変と考えられがちな集まりも、楽しいと感じられるのは、とてもお幸せですねー。

私もブログをすっかりサボっていますが、義祖母が99歳の誕生日を迎え、集まりがあり、遠出したり、うちの狭いアパートに義母が滞在したりと、珍しく嫁仕事をしっかりしていた週末でした。
私も義理親族の皆さんにとても可愛がって?貰っているので、幸せ者なんです。

ちょっと大変だけど、でも冠婚葬祭、親族関係のお付き合いも、大事だなと私も思います。

- 1961_TM - 2013年07月08日 09:53:49

Saraさん、ありがとうございます。
忙しい毎日の中で、ついつい疎かにしてしまいそうな親戚付き合いですけど、やっぱり大切にしなくちゃね、と思った週末でした。

- しょうが - 2014年03月14日 02:49:23

わざわざありがとうございます!
コメントはそちらのブログへさせて頂きました。

- しょうが - 2014年03月14日 11:51:25

ごめんなさい!
上記のコメントは自分のブログでお返事に書いた物です。別のコメントを書いたつもりでしたが、どこかに行ってしまいました。
で、なにが言いたかったと申しますと・・・。
冠婚葬祭は親族が集まることができる良い機会ですよね。私も父が跡取りの「実家」で育ったので、皆が集まるイベントの楽しさも大変さも何度も経験しています。でも、働かされる「長女」なゆえに、どちらかというと大変さのほうがたくさん記憶にあります。特にウチの一族にはドラマな人達が多いので、集まりの時には身体的だけでなく精神的にも疲れることが多かったです。
1961_TMさんのご家族は仲がいいんですよね。羨ましいです。

しょうがさんへ - 1961_TM - 2014年03月14日 13:51:07

しょうがさん、こんにちは。
こんな古い記事にありがとうございます。
お礼はしょうがさんのブログにお邪魔したときに!

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