「にわかナショナリズム」に沸く!
先日W杯の結果は皆さんのご存知の通り、
試合終了まじかの本田のFKによって同点に追いつき見事にW杯の出場権を獲得した。
東京渋谷ではこの浮かれ気分を交通規制を設け制御したけれど、
DJポリスと呼ばれるスターを生み出したことも、歓喜の夜の珍事に違いない。
メディアもこぞってこのニュースを伝え、朝からどのチャンネルも同じ映像だった。
ニッポン!ニッポン!ニッポン!ニッポン!
そう、「にわかナショナリズム」に沸く日本。
一方、最近街で胸に2020年東京オリンピック招致のバッジを付けているサラリーマンを見かける機会が
多くなったような気がする。

街の看板やポスターやチラシでもこのオリンピック招致ロゴがなぜか多くなったように思う。
こっちは、「徐々にナショナリズム」とでも言おうか。
僕は敢えて「ナショナリズム」という言葉を使い反応するが、
サポーターや街行くサラリーマンはそんなことはどうでもいいはずだし、
もっと言えばそう捉える僕は批判されたり嘲笑されたりすることを想像する。
いつだったかNHKスペシャルで「なぜ戦争はおこったか」的なドキュメンタリー番組の中で、
膨大な資料や証言からその証拠を突詰める中、
メディアが戦争を煽り、日本中を戦争参加に向けていった経緯などが詳細に語られていた。
その時僕が感じたことは(もう少し若かったので、その時と今は少し違うかもしれないけれど)、
果たして僕の心の中にある「ナショナリズム」は自分の心から湧き出ているものなのか、
周りから叩き込まれたものなのか、ということだった。
そのころから(いまだ答えは出てないままだけど)、
「ナショナリズム」という言葉に非常にデリケートになっているのだ。
たとえば、例は悪いが、中国の一部の日本在住の人や観光客が、道路に唾を吐く姿を見たときに、
「このやろう!何すんだ!」と心の中で叫ぶ自分は、その吐いた人に向ける個人の想いではなく、
ひとりの日本人として「この国を汚すな、(中国人)!」のナショナリズムが完全に芽生えている。
(すみません、正直に言います。)
日常には思ってもいない愛国心が生じ、敵対する瞬間でもある。
とまあ、自分のなかではこんな調子で「ナショナリズム」はデリケートなのだ。
楽観的にかつ好意的に考えてみるとこの「にわかナショナリズム」や「徐々にナショナリズム」は
実はとても自然で、ある意味とてもいいことなのかも知れない。
こんな感じでソフトに知らぬ間に我がニッポンを愛していければ・・・・・・・・。
これから9月のオリンピック開催地決定に向け、日本中が「にわかナショナリズム」化するのだろう。
今年の僕はなにも考えず素直に応援する。(笑)
そういえば、札幌オリンピックの時のことを思い出した。1972年、僕は12歳だった。
みんなで「さあ、笠谷!さあ、笠谷!」といってズボンの背中あたりのバンドをもってジャンプの真似をしていた。
そして「日の丸飛行隊」という言葉に素直にカッコいいと思ってた。
掃除の時間は、トワ・エ・モアの「雪と虹のバラード」が毎日かかり、音楽の時間みんなで歌わされた。
今から思えば、すっかりナショナリズムを植えつけられていたことと思うが、
僕にとっては今でもしっかり記憶している心地よい思い出だ。
ということで今日の一曲は、「雪と虹のバラード」を。
カテゴリー
wrote by ランシン
【本日の記録】 体重74.3kg 血圧:上151 下120
【本日の一曲】 トワ・エ・モア「雪と虹のバラード」
【編集人よりお願い】 1960+3人、拍手&コメントを励みにしています。どうぞよろしくお願いします。
試合終了まじかの本田のFKによって同点に追いつき見事にW杯の出場権を獲得した。
東京渋谷ではこの浮かれ気分を交通規制を設け制御したけれど、
DJポリスと呼ばれるスターを生み出したことも、歓喜の夜の珍事に違いない。
メディアもこぞってこのニュースを伝え、朝からどのチャンネルも同じ映像だった。
ニッポン!ニッポン!ニッポン!ニッポン!
そう、「にわかナショナリズム」に沸く日本。
一方、最近街で胸に2020年東京オリンピック招致のバッジを付けているサラリーマンを見かける機会が
多くなったような気がする。

街の看板やポスターやチラシでもこのオリンピック招致ロゴがなぜか多くなったように思う。
こっちは、「徐々にナショナリズム」とでも言おうか。
僕は敢えて「ナショナリズム」という言葉を使い反応するが、
サポーターや街行くサラリーマンはそんなことはどうでもいいはずだし、
もっと言えばそう捉える僕は批判されたり嘲笑されたりすることを想像する。
いつだったかNHKスペシャルで「なぜ戦争はおこったか」的なドキュメンタリー番組の中で、
膨大な資料や証言からその証拠を突詰める中、
メディアが戦争を煽り、日本中を戦争参加に向けていった経緯などが詳細に語られていた。
その時僕が感じたことは(もう少し若かったので、その時と今は少し違うかもしれないけれど)、
果たして僕の心の中にある「ナショナリズム」は自分の心から湧き出ているものなのか、
周りから叩き込まれたものなのか、ということだった。
そのころから(いまだ答えは出てないままだけど)、
「ナショナリズム」という言葉に非常にデリケートになっているのだ。
たとえば、例は悪いが、中国の一部の日本在住の人や観光客が、道路に唾を吐く姿を見たときに、
「このやろう!何すんだ!」と心の中で叫ぶ自分は、その吐いた人に向ける個人の想いではなく、
ひとりの日本人として「この国を汚すな、(中国人)!」のナショナリズムが完全に芽生えている。
(すみません、正直に言います。)
日常には思ってもいない愛国心が生じ、敵対する瞬間でもある。
とまあ、自分のなかではこんな調子で「ナショナリズム」はデリケートなのだ。
楽観的にかつ好意的に考えてみるとこの「にわかナショナリズム」や「徐々にナショナリズム」は
実はとても自然で、ある意味とてもいいことなのかも知れない。
こんな感じでソフトに知らぬ間に我がニッポンを愛していければ・・・・・・・・。
これから9月のオリンピック開催地決定に向け、日本中が「にわかナショナリズム」化するのだろう。
今年の僕はなにも考えず素直に応援する。(笑)
そういえば、札幌オリンピックの時のことを思い出した。1972年、僕は12歳だった。
みんなで「さあ、笠谷!さあ、笠谷!」といってズボンの背中あたりのバンドをもってジャンプの真似をしていた。
そして「日の丸飛行隊」という言葉に素直にカッコいいと思ってた。
掃除の時間は、トワ・エ・モアの「雪と虹のバラード」が毎日かかり、音楽の時間みんなで歌わされた。
今から思えば、すっかりナショナリズムを植えつけられていたことと思うが、
僕にとっては今でもしっかり記憶している心地よい思い出だ。
ということで今日の一曲は、「雪と虹のバラード」を。
カテゴリー

【本日の記録】 体重74.3kg 血圧:上151 下120
【本日の一曲】 トワ・エ・モア「雪と虹のバラード」
【編集人よりお願い】 1960+3人、拍手&コメントを励みにしています。どうぞよろしくお願いします。




この記事へのコメント
オリンピック
東京開催が本当にいいのか?…
経済効果は、やはり凄いんでしょうかしら??
トワエモア、懐かしいですね
札幌オリンピックでしたっけ?
東京開催が本当にいいのか?…
経済効果は、やはり凄いんでしょうかしら??
トワエモア、懐かしいですね
札幌オリンピックでしたっけ?
普段は出さず、でも実はソフトにまろやかに、愛国心をもっているということが今の日本人の特徴で、だから外国人にもやさしく寛大で、いいですよね。
←というこの自画自賛表現が愛国心まるだしですね~。
じつは、わたしも、「虹と雪のバラード」を2月に貼りました。関西のFM,AMでそのころ、なぜかよくかかったんです。冬だったからかな。
さわやかかつ、胸キュンな、いい曲ですね。^^
←というこの自画自賛表現が愛国心まるだしですね~。

じつは、わたしも、「虹と雪のバラード」を2月に貼りました。関西のFM,AMでそのころ、なぜかよくかかったんです。冬だったからかな。
さわやかかつ、胸キュンな、いい曲ですね。^^
みなさん、コメント、ありがとうございます。
ランシンさんに代わり、編集人よりお礼をば。
てのりぱんださんの「実はソフトにまろやかに、愛国心」というフレーズに感服。
その通りですね。
それがサッカーや野球(WBC)、オリンピックのとき(だけ)、一気に盛り上がるんですね。
そのナショナリズムを、「うひひ」と陰で笑いながら利用して、お金勘定をしている人もいそうですけど。
ランシンさんに代わり、編集人よりお礼をば。
てのりぱんださんの「実はソフトにまろやかに、愛国心」というフレーズに感服。
その通りですね。
それがサッカーや野球(WBC)、オリンピックのとき(だけ)、一気に盛り上がるんですね。
そのナショナリズムを、「うひひ」と陰で笑いながら利用して、お金勘定をしている人もいそうですけど。
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- - 2013年06月10日 09:35:25
オリンピックを自国で開催してなんかいいことがあるのでしょうか?
生で観られるといっても、大半の人は会場まで足を運ばないですよ。
TV観戦なら日本でなくても変わらない。
時差がない分、いいようにも思えるけれど、日中の競技は仕事中だから観られない。となるから、むしろ悪いことでしょう。