MADE IN JAPAN...? 大丈夫か、ユニクロ。

4月23日の新聞に“ユニクロ、世界統一賃金”の文字が踊った。
衣料品大手のユニクロ展開するファーストリテイリングの柳井会長兼社長が、
全世界の正社員と役員の賃金体系を統一する方針を打ち出したのだ。

日本で採用された社員も外国の社員と同じ基準で評価されるようになる。

ブログ用イメージ2

一見すると非常にリベラルな制度にも聞こえたが、
朝日新聞の取材によると柳井氏は
「年収1億円か年収100万円に分かれて、中間層が減っていく」と語っていた。
グローバル経済というのは
『Grow or Die(成長か、さもなければ死か)』と社員へ伝えているらしい。

一方で同社がブラック企業との批判が出ていることについては、
「我々が安く人をこき使ってサービス残業ばかりやらせているイメージがあるが、それは誤解だ」
と反論をしている。

世界の長者番付で日本人ではトップに当たる66位の柳井氏が語るだけに、
現代の日本経済ではなんとも釈然としない。

同社の新卒社員が入社後3年以内に退社をした割合=離職率は、
2006年入社組で22%、2007年入社組で37%。
更に2008~2010年組では46~53%だそうである。

もちろん今の若者に1960+世代のような“こらえ性”があるか否かの問題もあるが、
一方で柳井氏は「日本の電機の一番の失敗は日本に工場を作ったことだ」とも語っている。
これでは賃金の低い東南アジアの人件費を叩いていると取られても仕方がない。

実際に世界統一賃金を標榜している理念と、明らかに矛盾しているのではないか...。

我々消費者は別にユニクロに雇用されているわけではないから、
彼らの人件費がどうなろうと知ったことではない。

でも、こういう考え方が本当にグローバルな標準になるかもしれない事に、
極めて違和感を覚える玉下なんです。

餃子100個とかBEATLESのことばかり考えているわけではありません。


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スライド6  wrote by 玉下奴郎

PS. そろそろ「多崎つくる」の事も書きます。

                              【編集人よりお願い】
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この記事へのコメント

おはようございます - イーグルス16 - 2013年04月26日 06:31:59

「年収1億円か年収100万円に分かれて、中間層が減っていく」
ふんふん・・・
彼の前を去らない者は精神まで支配されますね。

- Sara - 2013年04月27日 17:20:20

資本主義が加速して、弱肉強食の極みとなり、皆、お金と権力の亡者になり、幸せはお金があるなしだけで決まると皆が思う世の中になる。。。。

「俺のとは違うなぁ」と、どっかのドラマのセリフを思い出します。

日本てそんな国じゃなかったですよね?
米国みたいな国になって欲しくないなぁ。
私は少なくともならないです。
その会社のものは、もう買わないと思います。

- 玉下奴郎 - 2013年04月28日 16:03:53

イーグルス16さん、Saraさん

幸い、報道の論調はユニクロの経営方針に疑問を呈していたようだったんですが、
“アベノミクス”の件も含めて今の世相がすこしづつファッショの感じがするんです。

考えすぎかもしれないけど。

年収100万でも精神的に豊かな暮らしを送れれば良いのかもしれないけど、
現実はそんなに甘くはない...。

自分自身を振り返っても、50歳を超えてから急に我が身と我が家族の行く末が気になる様になりました。

はっきりしているのは、政治家とかシステムとかは何も頼れない。
自分の事は自分で何とかしなきゃって事ですね。

なんて思いながら、今夜もレコードを聴きながら呑んじゃうんですが...。



  玉下奴郎拝

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