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村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の前に…。

“餃子100個…”なんて挑戦をしている間にも、世の中は動いている。
先週は映画「ヒッチコック」と「ホーリー・モータース」を観た。

前者はこのBLOGでも触れたが、後者もフランスの巨匠カラックスの新作。
 (カラックス・・・例えばこれボーイ・ミーツ・ガール&汚れた血&ポンヌフの恋人 DVD-BOX~レオス・カラックス監督 “アレックス三部作” ~ [DVD])

大好きなテイストである“映画は何をやっても許される”というプロットで、
時間軸も飛び越え辻褄合わせもせず、ひたすら美しいParisの街を縦横無尽に切り取る。

生きる意味とは?仕事とは?親子って何?美と醜さの違いは?
様々なテーマを短いセンテンスで自由に描ききるカラックスの演出は、
観る者を軽い目眩にも似た感覚に誘って、解き放つ。
“映画は何をやっても許される”というメッセージ。
嗚呼、なんでそれが「インターミッション」では表現しきれなかったのだろう?
つくづく残念な作品だったなぁ…。

閑話休題。

今日、村上春樹の新作が発刊された。
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

「1Q84」以来、三年ぶりの長編小説として既にマスコミでは様々な話題を呼んでいる。
長編小説を読むには、体力と集中力が必要だと思う。
もちろん時間をかけて読んでも良いけど、新聞小説じゃないんだからいっきに読みたい。
出来るだけ日常の雑事を排して読みたい。
でも実際はそんな状態で読んだ小説なんて学生時代で終わっている。

で、ふと気がつくと読みたい本が身近に3冊あった。

■コミック「めだかボックス」第20巻。


“少年ジャンプ”に連載をしている学園漫画。
初期こそたわいのない生徒会コミックだったけど、
中盤からいきなりSFだったり超人だったりロマンスだったりの要素が入り乱れ、
“ジャンプ”が提唱している三大要素の友情・努力・勝利が見事に描かれている。
まぁ、偉そうに語っているけどキッカケはこの春で高2になった娘。
親子のコミュニケーションを作るために読み始めてお父さんも嵌ったパターン。
同様の作品にラノベの「デュラララ」や「涼宮ハルヒ」がある。


■コミック「ワンピース」第69巻


これも“少年ジャンプ”に連載している作品だけど、説明は不要だと思う。
ただし1960+世代で全巻を読んでいるのは、玉下同様に子供の影響でなければ余程のマンガ好きだろう。
でも単純に面白い。楽しめる。泣けて笑えて、感激できる。

そして3冊目が…、

■「世界から猫が消えたなら 」


昨年10月に発売されて以来、あちこちで話題になっている本。
実は表紙は書店や新聞広告で何度も目にしていたので、
てっきり猫好きな人のエッセイかと勝手に解釈をしていたら小説でした。
しかもAmazonの書評などをチョコっと見ると、見事に賛否両論!
でも映画でも食べ物でも自分で経験しないと評価はしない事にしているので、
猫好きな玉下としては押さえておきたい一冊です。

まぁ、どう考えても週末の村上春樹までに攻略出来る量ではない。
しかも攻略と言えばDQも始めちゃったし…。
とはいえ、仕事に追われているより、やりたい事に追われている精神状態の方が…、

幸せです。


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スライド3  wrote by 玉下奴郎

PS 餃子だってRevengeするし(^_^)

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この記事へのコメント

- 谷口冴 - 2013年04月12日 12:22:56

餃子リベンジなさるんですね
頑張ってください!

- 荒野鷹虎 - 2013年04月12日 17:56:10

村上春樹さんの小説はノーベル賞候補作品でもあリますが、長編なので最近は根気がなく読む事が出来なく成りました。汗)昔は太宰や織田作之助さんの小説に凝って夜更かしをしたものでした。
文学は人生の指針を与えてくれ弱ったとき、助けに成ります。
読む事の根気も大事な要素なのですがねー。汗)

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