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日本郵便「KITTE」開業に思う

日本郵便が、再開発の旧東京中央郵便局のJPタワー内に、21日「KITTE」を開業した。
KITTE.jpg

地上の6F、全店舗数約100店舗近くからなる大型商業施設の誕生らしい。
益々東京駅周辺は賑やかになることだろう。

けれど我々の世代には、渋谷や新宿や六本木と同様の開発がなされ、どこも同じような店構えにしかみえない。
何がちゃうの?と思わず叫びたくなる。
郵便事業の思いをコンセプトに込めたとのことだが、施設のどこが?って首を傾げてしまうよ。

そもそも、この「KITTE]のネーミングそのものが、「切手」と「来て」を併せ持つ名前なんだろうけど
(あまりにもわかりやすい)
この名を付けるのならもっと、この何に恥じない中身にしてもらいたかったぜ。

なぜなら、「切手」にはたぶん1960+世代の以上の方には特別な思いがあるから。「来て」では済まされんよ。

「切手」
1960+世代はこの言葉を聞いて、
「月に雁」「見返り美人」とか「ビードロを吹く女」とか国体シリーズとか国際文通週間シリーズとか、
だれもがすぐに反応するはずだ。
小学生の頃、切手収集に誰もが夢中になって、お互いの切手交換をしていたし、
僕なんか田舎に住んでたもんだから通販で「二光照会」(だったかな)に、
小遣いをはたいて現金書留で郵送し、どうしてもほしい切手を手に入れ、友達に自慢していた。
(2年前、ある切手商で「ビードロを吹く女」を900円ほどで手に入れました。(むちゃ、安い!)
 すぐに同世代の友人に自慢しました、そのひとりが玉下さんですが。)
 (←編集人注:「ビードロを吹く女」のイメージ)

今や東京駅は、当時の姿に復元されとても個性的で日本中の数ある駅の中でも、
もっとも美しい駅の一つになったにはず。
そんな思いで、再開発してほしいなあ。
JPタワーが、せっかく地上5階までの局舎の一部を保存し再生したんだから、
しかも「KITTE」なんてネーミングするんなら、
過去の日本の切手を一同に見ることのできる「切手博物館」をビル内に持つとか併設してほしかった。

切手にはその時代の風景や思い出が必ずある。
けれど、僕らは切手を懐かしむだけでなく、その存在を追いやった今の時代の高度化にも驚くに違いない。
それはまさに日本郵便という会社の進化そのものを実感するはず。
なのに、つまんないどこにもありそうな商業施設にしちゃって。
せめて「KITEE」でなければ何も感じなかったんだけどね。

「切手」については別途今度じっくり話してみたい。
そんなきっかけになった「KITTE」の開業ニュースだった。


  wrote by ランシン

【本日の記録】 体重73.1kg 血圧:上155 下104

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この記事へのコメント

あ、実は私も… - うさまゆ - 2013年03月25日 00:43:48

集めていたことさえ忘却の彼方でしたが、私も切手収集してました!
確か小学校三年生くらいの頃。

先日実家の押入れを片付けていたらその遺物が出てきて、昔、集めていた自分を思い出しました。
見返り美人とかブラックペニーとか、珍切手の解説本なんて読んでたことまで記憶が蘇りました。

仰る通り!
切手博物館、併設して欲しいですね!

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