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「さよなら私」 みうらじゅん

「私らしい私」なんて、どこにもいない。
「自分」へのこだわりに別れを告げれば、人生はもっとラクに、楽しく生きられる。
みうらじゅん_さよなら私

世の中は相変わらずの不況。
本屋にはこの不況をのり切るための知恵本、金持ちになるためのノウハウ本、世代別の生き方指南本などなど。
苦境の50代に、こう生きるべきだ!なんていわれることに少々腹が立つ。
そんな本、いくら読んでも全く無意味、時間の無駄。
そもそも成功をおさめた人や人に指南するような人にとって参考になる本なんてなかったはずだ。
本を読んで成功するなら日本中成功者で溢れかえっているに違いない。
好況ニッポン!。

が、現実はそんなことはない。
おおかた本のタイトルに踊らされ手に取って読んで、読んでる自分に満足して終了。
(成功した気分になるのかな?)
変わらない日々の、瞬間的なちょっとした刺激でしかない。

ではわれわれ1960+世代はほんとうにどう生きたらいいんだろう?
そんな悩みこそ、「さよなら私」が解決してくれる。

「さよなら私」
タイトルから刺激的。死ねってこと?
多くを語るとネタばれになるので、少しだけ本からの抜粋を。

■自分なんて見つけるひまがあるのなら、少しはボンノウを消そうとする「自分なくし」のほうが大切じゃないでしょうか?(自分探し)

■不安の反意語が「安定」なんて嘘。安定なんてそもそもこの世にはなく、油断している期間のことをそう呼んでいるにすぎないのです。(不安こそ生きてるあかし)

■人生とは?と、深く考え込んでもいまひとつうまい答えが出ないのは、そもそも人生とは暇つぶしだからです。(プレシャス・プレイ)

■何事にも一生懸命になりなさいということは、退屈になっては大変ですよという教え。(暇と退屈)

泊まったホテルの部屋の引き出しを開けると必ず聖書があった。
1960+な人たちのオフィスの引き出しを開けると「さよなら私」が出てくる光景を勝手に想像する。
これぞ、1960+な人たちの人生のバイブルだ。

みうらじゅんさま、わたくし、きょうもおだやかでございます。

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