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喫煙者の...。

矜持”、“教師”と来て、なんとか繋げたかったんだが、
言葉を思いつくより書きたい事があるので、敢えて二人のバトンを奪い取るように「喫煙者の...。」で書き始めます。
“...。”の部分は煙とともに消えてしまったとご容赦願います。

玉下ならではのネタで、レコードのジャケットです。
古今東西、煙草がジャケットにデザインされたアルバムは枚挙に暇がありません。
此処では勝手に決めたタバコ・ジャケットのBEST5を紹介します。

【第5位】「A DAY IN THE LIFE」by WES MONTGOMERY

1967年に発売された、Jazz GuitaristのWes MontgomeyのAlbum。Title曲はThe Beatlesのカバー。
発売された当時は硬派なJAZZ FUNからは軟弱なアレンジと非難されたそうですが、
セールス的には大成功したEasy Listening風なSound。
MusicianにHerbie Hancock (p) やRon Carter (b) を起用した、ちゃんとした作品です。

吸殻がしっかりとArtしているジャケットで、
撮影はCTI LABELのジャケットをいくつも手がけたPete Turner。
ちなみにWes自身も相当なHeavy Smokerだったそうです。

【第4位】「More Stuff」by Stuff

名うてのJazz Studio Musician達が結成したBand、Stuff。(ちなみにStaffではなくてStuffなのは洒落ですね)
彼らの1977年に発売された2nd Album。
このSexyなお姉さんが持っている紙マッチが、Stuffの1st Albumのジャケット・デザインで、
2nd Albumでそのデザインがマッチに繋がっている。
こんなところにも遊び心がある。

高校生だった玉下は、思わずこのNailに魅了されてレコードを買いました。
(半分は冗談ですが、当時のジャケ買いなんてそんなもんです)

【第3位】「Middle Man」by Boz Scaggs

1980年、TOTOやDavid FosterなどのMusicianを迎えたHit Album。
この頃のBozは「Silk Degrees」「Down To The Left」と立て続けにAlbumがHitし、
Mr. AOR御三家(後の二人はBobby CaldwellとSteely Dan)と呼ばれていました。
どうです、網タイツで膝枕...。大人になったら一度はやってみたい。

A面1曲目の「JO JO」は、Intro.のGuitarを当時はCopyしました!

【第2位】「Abbey Road」by The Beatles
abbey_road.jpg
1969年に発売されたAlbumで、
このAlbumの前に録音されていた「Let It Be」の方が発売が後になったが、
実質的には彼らのLast Recording作品。
恐らくレコード史上で最も多くのパロディが生まれたジャケットではないか?
左利きのPaulが右手に煙草を持って歩いています。
このAlbum、最初はタイトルをEngineerのGeoff Emerickが吸っていた煙草の銘柄に因んで、
“Everest”になるアイディアがあったけど、
Paulがヒマラヤまでジャケット写真の撮影に行きたくないと言って、
Recording Studioの表通りでサクッと撮影しようと提案したらしいです。
そんな簡単なひらめきでThe Beatlesの最後のAlbumのArt Workが決まっちゃうんですね。

ちなみに玉下は中学1年の時に輸入盤でこのAlbumを買って、
それから国内盤や輸入盤などで5枚のアナログを持っています。

【第1位】「The Nightfly」by Donald Fagen

まぁ、こういう順位付けには確固たる基準がないので10人いれば10通りの解答があるけど、
このAlbumが1位ってのは“アリ”なんじゃないでしょうか?
先にも述べたMr.AOR御三家のSteely Danのリーダー格、Donald FagenのSolo第一弾。
1982年という、振り返るとBubbleが始まりかけている時代の発売。
初めて完全にDigital RecordingされたRockだそうです。
それだけに今でも度々Re-MasterされたCDやアナログが再発されて、
Audio Maniaが自分のAudio Systemの検聴に良く使われるらしいです。

いやぁ、それにしてもSoundもお洒落ならFashionもお洒落。
そしてこのジャケットのお洒落さ。
これは深夜の4時ですよね、恐らく...。


とまぁ、独断と偏見のBEST5でした。
あれ、日本のジャケットがない。
ぜひまた別の機会に紹介させてください。


  wrote by 玉下奴郎
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この記事へのコメント

- G-madam - 2013年02月28日 01:10:06

はじめまして、こんばんは。(^^)

1位はドナルド・フェイゲンですか。渋いですね~。
彼の音のセンスはハンパないですね。

3位のボズ・スキャッグスもなつかしい。
彼が足枕にしている女性は少女ではなかったかしら?

昔のレコードジャケット、良いですねぇ。

- 玉下奴郎 - 2013年02月28日 02:52:55

G-madam様

コメント、有難うございます。
ドナルド・フェイゲン。2012年に久しぶりに出た新譜、
「SUNKEN CONDOS」でもあのSoundは健在です。

で、Boz。足枕の女性が写っている写真は観たことがないです。
少女なんですか?
今だったら社会問題になっちゃいますね(^_^;)

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