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ラーメン「井上」~さよなら僕らの築地2(カウントダウン築地市場)

2月16日土曜日、清清しい朝。運動も兼ね早朝の築地へ向かう。
市場に行く前に築地本願寺でひと参り、いや参拝。
今日は本願寺の本堂の後ろから射す太陽の光がなぜか神々しい。
築地本願寺

日の光は眩しいくらいだけど、今日は風が冷たく頬が痛い、手が悴む。
築地の朝は早い。市場の魚河岸で働く方はもちろんのこと観光客や買い物客も早い。寒さが体に答える。
こんな冬の早朝の築地では、「井上」のラーメンが最高!
前回から始めた築地シリーズだけど、今回も皆さんの思い描く築地イメージを裏切ることになるがご勘弁を。

ラーメン「井上」は、市場へ搬入搬出するトラックが行きかう新大橋通り、
喧騒と市場のカオスを引きづる通りの一角に店を構える。
といっても二畳ほどの厨房のみ。メニューはラーメン、650円のみ。
早朝というのに10人ほどの列が作られ、ひたすらラーメンを作る二人の職人を見入りながら自分の番を待つ。
築地場外 中華井上
中華井上のラーメン

甘い鶏がら豚骨の効いたスープにちじれ細麺、直径10センチもあるチャーシュー3枚、
大量のメンマそして秀逸なのは、ネギと貝割れをあえたトッピング。
目の前の出来上がったラーメンをお盆のせ、テーブルへ。もちろん立ち食い。
寒さの中、熱いスープとラーメンを一緒にすする、なんとも旨い!
ラーメンの旨さは、麺、スープ、具(チャーシューやネギ等)が三要素だと思うけど、
この「井上」のラーメンはさらにこの店内、いやいやこの環境が旨さを倍化させる。


最近僕らの間で「メイドインジャパン」論議が熱い。
今の時代、メイドインジャパンの定義はむずかしい。
だけど工業製品だけに論じられることではなく、こうした「井上」のような商品も、りっぱなメイドインジャパンを感じる。
「井上」のラーメンには、ニッポンの職人気質魂、食文化の真髄を感じるのだ。
もちろんこの築地市場そのものにも。
築地場外_もんぜき通り

※「井上」のラーメンについては、麺が柔らかすぎるとか、大量の化学調味料を使っているとか、
否定的な評価が多いのは承知のこと。
けれど、そもそも1960+世代は食卓の真ん中に化学調味料が置かれあらゆるものに振り掛けていた世代。
何をいまさら、と。旨いものは旨いんだ!と強く主張したい!
そもそも、その化学調味料こそ世界に誇るメイドインジャパンじゃないの?


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スライド11  wrote by ランシン

【本日の記録】 体重73.8kg 血圧:上151 下109

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この記事へのコメント

- イーグルス16 - 2013年02月17日 06:50:46

いろいろなブログで“食べ物”紹介されても、めったに心が動かされることはないんですが、このラーメンにはそそられました。

チクロ入りのジュースが飲みたいですね。

- ランシン - 2013年02月17日 08:20:34

イーグルス16さん、ありがとうございます。
チクロ入りジュース、いいですね、毎日飲んでました!ぜひ飲みたい!着色の粉末を水に溶かせて飲むジュースもよく飲みました。水に溶かさず、指につけてなめてました。(今から思えばあれはジュースというのだろうか?笑)
あれほど健康に害があるだのなんのと騒がれましたが、おかげさまで元気でぴんぴんしてます。(笑)

- ゆきじょ。 - 2013年02月17日 08:31:30

メイドインジャパンの魂は
やっぱりモノづくり、それを売るひとの魂と思いました。(そこへ到達w)

化学調味料はほとんど使いません。
使わなくても素材の味で満足しているから。

あと少しだけ調べたらこんなことが書いてありました。
夜寝る前に鍋に水を入れ、昆布と煮干しを入れておけば
朝には立派なダシが出来上がっていると。

これなら簡単ですね。

- そふぃーおばさん - 2013年02月17日 09:47:11

懐かしいなぁ、井上のラーメン!!
仰るとおり、このまわりの環境がより一層美味しくさせるんでしょうね♪
職場からは近いんですが最近ちょっと市場の方ご無沙汰でした(^_^;)

化学調味料やら食品添加物には確かに1960+世代は大変お世話になりました。
最近食卓から赤い蓋の小瓶は姿を消しましたが、A社さん商品はまだ色々使わせてもらってます(笑)

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