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レスリー逮捕?猥褻?冗談じゃない!

カメラマンのレスリー・キーが、わいせつ図画頒布の容疑で逮捕された。
真っ先に思ったのが、“何故?今更?”である。

あっ、間違っても警視庁の対応が遅きに失したというのではなく、
むしろ逆に“彼の表現は昔から変わってないじゃん!”
“どこかからの圧力でもあったのか?”
という気持ちだった。

中国系のシンガポール人であるレスリーは、
Yumingに憧れて二十歳を過ぎてから日本に来て、東京ビジュアルアーツ写真学科を卒業。
ファッション・広告・CDジャケットなどを中心に日本・ニューヨーク・アジア圏で活躍しているカメラマン。

日本ではYumingや浜崎あゆみ、倖田來未、黒木メイサなどのCDジャケットや
写真集とか雑誌グラビアを手掛けていて、
レディー・ガガやビヨンセなどの海外セレブも撮影をしている。
 (レスリー・キー公式HP)

2008年には宝塚歌劇団のポスターを担当したり、
2011年には東北大震災の被害者へのチャリティを目的として、
TIFFANYとコラボして世界の美女達を集めた写真集『LOVE & HOPE』を出版。
2012年には日本広告写真家協会アワードで経済産業大臣賞を受賞している。


それが突然の逮捕…。

彼の作風は今も昔も変わっていないし、
露骨に男性性器が写っているから猥褻性が高いと判断するなら、ダビデ像は猥褻になってしまう。

そもそも猥褻と芸術の境目は、昔から論争になっている。

我々1960+世代も野坂昭如の「四畳半襖の下張事件」や、
先ごろ亡くなった大島渚監督の「愛のコリーダ裁判」などなど、
昭和の時代には論争が繰り返されてきた記憶がある。

レスリーの芸術性は世界的に評価されているし、経済産業大臣賞受賞で国のお墨付きだって貰っているのに、
それが今更「芸術ではなく猥褻」と判断されて逮捕とは、全く解せない。

取りあえずは釈放されたみたいだけど…。

猥褻と思うか芸術と感じるかなんて、個人個人で判断基準が違うじゃん!
レスリーの作品を、そこらの下世話な表現と一緒にするな!

玉下はレスリーの“芸術性”を支持します。


  wrote by 玉下奴郎
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この記事へのコメント

- ゆきじょ。 - 2013年02月10日 02:10:23

卑猥って思っちゃダメなんだと思います。
芸術家はきっと卑猥なんてこと思わないんだと思います。
だからそれが作品として出来上がるんだと思います。
偉そうに言ってすみません;

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