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安倍政権での成人式...。

2013年1月14日。
安倍政権になって最初の成人式。

我々1960+世代は成人式の時に、今の若者のように将来に向けて、
いや将来というほど先ではなく、数年後のビジョンに対してすら不安を抱いていたであろうか?

少なくとも身近な友人を含めて、テレビや新聞などのメディアでは、
成人式は祝われていた。手放しで祝われていた。

サントリーが昔から新聞に掲載していた成人式の広告で今年は、
“君たちがうつむき加減のこの国を変えて欲しい”と伊集院静氏が語っている。
新聞広告20130114  (我々の頃は山口瞳さんだったなぁ...)

今年の新成人は全国でおよそ120万人。
結婚情報サービス会社が行った新成人に対する意識調査によると、
親世代に比べて今後の生活が「良くなる」と答えたのは、たった2割弱だそうである。

彼らが生まれたのは1992年。
前年にバブルが崩壊し、1992年には有効求人倍率が1.0を下回る。
いわゆる就職氷河期が始まった時である。(14日の東京の天候が象徴的か...)

偶然にも20年前の1993年の夏に行われた総選挙で、若き日の安倍首相が議員に初当選。

そして20年が過ぎた。

「朝日新聞」の1面には、
職を失いマクドナルドの24時間営業の店で夜を過ごす人々の記事が掲載されている。

20歳=成人
40歳=不惑
60歳=還暦、ちょっと前なら定年...。
20年単位で人生設計を考えられた時代があった。

いつの間にこうなったんだろう。

決して3.11のせいではない、ましてや政治のせいだけにも出来ない、
我々一人ひとりの意識が巻き起こした現実なんだろう。

果たして政権を取り戻した自民党が、
議員として成人式を迎えた安倍氏が、
今年は世の中をどう変えていこうとするんだろう?


  wrote by 玉下奴郎 ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

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