Music Cruising 〈Play List for Disco〉の楽曲解説(B面)
Music Cruising 〈Play List for Disco〉 ←M-01~21を続けて再生できます。
M-12. Spring Rain [Ups!! Re-mix] / Silvetti
プロデューサー&アレンジャーのBebu Silvetti、1977年の作品。
この曲はディスコやクラブ音楽ファンお馴染みのキラーチューンです。
出だしのピアノからゴージャスなストリングスとホーンが紡ぎ出す、サルソウル・ダンスナンバーです。
電グルの「Shangri-La」の元ネタとしての方が、若い世代には有名でしょうか...。
M-13. Hello Mr. Monkey / Arabesque
1977年デビューした西ドイツの音楽プロジェクト、Arabesque。
どうやら本国より日本での方がヒットしたようです。
一九六丸さんがアップしてくれた映像を観ると、ボーカルの女性陣はかなり可愛い系...。
聞いていた当時はVIDEOを見られる番組なっか皆無だったので、こういう映像は新鮮ですね。
M-14. Le Freak / Chic
もう、玉下が大好きなプロデューサー、ナイル・ロジャース。
彼はカッティングで聴かせるギタリストとしても素晴らしいです。
そして相方のベーシスト、バーナード・エドワーズ。
なんと彼は1996年の武道館公演を終えた夜に、日本で亡くなりました。
(玉下はそのライブを観ていたんですが、合掌...)
そしてこの「おしゃれフリーク」は彼らの1978年の代表曲。
ちなみにナイルはマドンナやデビッド・ボウイなどのプロデューサーとしても1980年代に大活躍しています。
M-15. Boogie Oogie Oogie / A TASTE OF HONEY
これまたディスコでは鉄板曲。
A TASTE OF HONEYは1971年に結成して、最初のヒット曲であるこの「今夜はブギ・ウギ・ウギ」が1978年。
かなり下積みが長かったバンドです。
でもこの曲が全米で1位を獲得してスターの仲間入り。
またもや一九六丸さんがアップしてくれた映像を観ると、
なんとこのファンキーなベースはボーカルの彼女が弾きながらプレイ!
カチョイイです。
M-16. Hot Stuff / Donna Summer
Queen of Discoのドナ・サマーが1979年に放ったヒット曲。
玉下がドナを知ったのは中学(1975年)の頃に深夜放送で聴いた「Love To Love You, Baby」。
もう、勉強どころではなくなりました。
彼女はこの曲のヒット後にも」「愛の誘惑」「恋はマジック」
「マッカーサー・パーク」「バッド・ガール」など次々とディスコ・ナンバーをヒットさせます。
今回セレクトした「ホット・スタッフ」も当然の様に世界中で大ヒットした曲ですが、
実は冷静に聴くとディスコというよりロック・テイスト。
4http://www.youtube.com/watch?v=3WnMeA6_gX4つ打ちのビートでディスコっぽさを出していますが、イントロなんかは明らかにロックな感じ。
でもドナが唄うとちゃんとディスコになるんですね。
M-17. You Are / Niteflyte
白人ギタリスト と黒人シンガーがマイアミで結成した、オセロのようなユニットがNiteflyte。
今回の選曲の中ではアーティストとしての知名度は低い方だと思うけど、
恐らく楽曲を聴いて頂ければ馴染みのメロディ。馴染みのリズムだと思います。
そう、まだ森くんが在籍していた時代のSMAPのアノ曲の元ネタです。
権利関係はどうやってクリアしたんだろう...。そんな事はともかく、
1981年にリリースしたNiteflyteのセカンド・アルバムは、カチョイイ曲がてんこ盛りです。
M-18. Celebration / Kool & The Gang
1969年にデビューしたファンク・バンド、Kool & The Gang。
彼らの最大のヒット曲がこの「セレブレイション」。
まぁ、1960+世代なら聴いたことがない人は余りいないと思うけど、
この曲の強いところは初めて聴く人だって“お祝い”したくさせる事。(玉下の主観ですが)
誰かの誕生日にStevieのHappy BirthdayやThe BeatlesのBirthdayとかと続けて
この曲を大音量で流せば、そこはもう否応なしにパーリー気分。
ある意味で力技っぽいノリを作る曲ですね。
M-19. Can't Take My Eyes Off You / The Boys Town Gang
そして続くはこれまたアゲアゲでついつい大合唱したくなる曲。
邦題は「君の瞳に恋してる」。よくぞつけたなと思う名邦題だと思います。
オリジナルは1967年のフランキー・ヴァリ。
当然、時代的にもディスコ調ではなかったけど、映画「ディア・ハンター」の前半の結婚式の場面で、
デ・ニーロやジョン・カザールやメリル・ストリープたちが、
明日からヴェトナムの戦地に赴く前日、友人たちと泥酔してこの曲を歌っています。
時を経て1982年にThe Boys Town Gangがカバーして再び大ヒット。
余談ですが玉下は1983年に就職をし、夜な夜な同期の奴らと呑んで騒いではこの曲を大合唱していました。
フランク・シナトラから椎名林檎まで、実に多くのカバーが存在しています。
(好きな曲だと、つい解説も饒舌になっています。ご容赦ください)
(セレクトした曲は全て大好きな曲に決まっていますが...)
M-20. Flashdance... What A Feeling / Irene Cara
これはディスコというよりはサントラで大ヒットした曲。
映画の公開は1983年で、主演したジェニファー・ビールスが歌っていると
勘違いした人もいたんじゃないでしょうか?(アイリーンはジェニファーほど可愛くない...)
この頃は「フットルース」「カクテル」「トップガン」など、映画のサントラ・アルバムが大ヒットした時代。
アルバムから次々とシングル・カットされた曲が、文字通り街に溢れていました。
映画を観ていなくても、観た気になっちゃう。
あるいは観ていないと言えなくなっちゃう。
それくらいヒットしたイメージが強いですね。
アイリーンはこの曲でアカデミー歌曲賞とグラミー賞の最優秀女性歌唱賞を受賞しています!
M-21. Everybody Dance Now / C+C Music Factory
最後の曲の定番はバラード...みたいなのが良くありますが、
今はそのまま1曲目に戻ったりランダムに再生したりするし、
そもそも此処での選曲はCDを想定しつつも自由に聴いてほしいので、敢えて元気満開のこの曲にしました。
ClivillesとCole、二人の黒人のユニットでC + C(シー・アンド・シーと読みます)。
とにかくシャウトしている“Everybody Dance, Now!”の声と、
続くシンセのリズムは反則技なくらい気分をあげます。
こういうのはヘッドフォンでも構わないので、
可能な限り大音量で聴くとアドレナリンの分泌が高まる気がしますね。
1990年にリリースされた彼らのデビューアルバム「 Gonna Make You Sweat 」は、
シングルカットされた4曲全てがUSダンスチャートで1位を獲得。
グラミー賞を筆頭に計34個もの音楽賞を総なめしました。
しかし映像を観ると改めて当時のMC.ハマーとかボビー・ブラウンを思い出しちゃって、
既に30代に突入していた1960+世代としては、ちょっと恥ずかしいです。
********************************************************
今回の楽曲解説はココまで。
解説というよりは玉下の主観が多く入っていますが、
映画でも音楽でも絵画でも、予備知識の有無にかかわらず気に入るものは気に入る。
一九六丸さんが集めてくれたYouTubeで聴いていただくのが一番です。
また機会を観て、次回は“SOUL”でもセレクトしてみます。
wrote by 玉下奴郎
M-12. Spring Rain [Ups!! Re-mix] / Silvetti
プロデューサー&アレンジャーのBebu Silvetti、1977年の作品。
この曲はディスコやクラブ音楽ファンお馴染みのキラーチューンです。
出だしのピアノからゴージャスなストリングスとホーンが紡ぎ出す、サルソウル・ダンスナンバーです。
電グルの「Shangri-La」の元ネタとしての方が、若い世代には有名でしょうか...。
M-13. Hello Mr. Monkey / Arabesque
1977年デビューした西ドイツの音楽プロジェクト、Arabesque。
どうやら本国より日本での方がヒットしたようです。
一九六丸さんがアップしてくれた映像を観ると、ボーカルの女性陣はかなり可愛い系...。
聞いていた当時はVIDEOを見られる番組なっか皆無だったので、こういう映像は新鮮ですね。
M-14. Le Freak / Chic
もう、玉下が大好きなプロデューサー、ナイル・ロジャース。
彼はカッティングで聴かせるギタリストとしても素晴らしいです。
そして相方のベーシスト、バーナード・エドワーズ。
なんと彼は1996年の武道館公演を終えた夜に、日本で亡くなりました。
(玉下はそのライブを観ていたんですが、合掌...)
そしてこの「おしゃれフリーク」は彼らの1978年の代表曲。
ちなみにナイルはマドンナやデビッド・ボウイなどのプロデューサーとしても1980年代に大活躍しています。
M-15. Boogie Oogie Oogie / A TASTE OF HONEY
これまたディスコでは鉄板曲。
A TASTE OF HONEYは1971年に結成して、最初のヒット曲であるこの「今夜はブギ・ウギ・ウギ」が1978年。
かなり下積みが長かったバンドです。
でもこの曲が全米で1位を獲得してスターの仲間入り。
またもや一九六丸さんがアップしてくれた映像を観ると、
なんとこのファンキーなベースはボーカルの彼女が弾きながらプレイ!
カチョイイです。
M-16. Hot Stuff / Donna Summer
Queen of Discoのドナ・サマーが1979年に放ったヒット曲。
玉下がドナを知ったのは中学(1975年)の頃に深夜放送で聴いた「Love To Love You, Baby」。
もう、勉強どころではなくなりました。
彼女はこの曲のヒット後にも」「愛の誘惑」「恋はマジック」
「マッカーサー・パーク」「バッド・ガール」など次々とディスコ・ナンバーをヒットさせます。
今回セレクトした「ホット・スタッフ」も当然の様に世界中で大ヒットした曲ですが、
実は冷静に聴くとディスコというよりロック・テイスト。
4http://www.youtube.com/watch?v=3WnMeA6_gX4つ打ちのビートでディスコっぽさを出していますが、イントロなんかは明らかにロックな感じ。
でもドナが唄うとちゃんとディスコになるんですね。
M-17. You Are / Niteflyte
白人ギタリスト と黒人シンガーがマイアミで結成した、オセロのようなユニットがNiteflyte。
今回の選曲の中ではアーティストとしての知名度は低い方だと思うけど、
恐らく楽曲を聴いて頂ければ馴染みのメロディ。馴染みのリズムだと思います。
そう、まだ森くんが在籍していた時代のSMAPのアノ曲の元ネタです。
権利関係はどうやってクリアしたんだろう...。そんな事はともかく、
1981年にリリースしたNiteflyteのセカンド・アルバムは、カチョイイ曲がてんこ盛りです。
M-18. Celebration / Kool & The Gang
1969年にデビューしたファンク・バンド、Kool & The Gang。
彼らの最大のヒット曲がこの「セレブレイション」。
まぁ、1960+世代なら聴いたことがない人は余りいないと思うけど、
この曲の強いところは初めて聴く人だって“お祝い”したくさせる事。(玉下の主観ですが)
誰かの誕生日にStevieのHappy BirthdayやThe BeatlesのBirthdayとかと続けて
この曲を大音量で流せば、そこはもう否応なしにパーリー気分。
ある意味で力技っぽいノリを作る曲ですね。
M-19. Can't Take My Eyes Off You / The Boys Town Gang
そして続くはこれまたアゲアゲでついつい大合唱したくなる曲。
邦題は「君の瞳に恋してる」。よくぞつけたなと思う名邦題だと思います。
オリジナルは1967年のフランキー・ヴァリ。
当然、時代的にもディスコ調ではなかったけど、映画「ディア・ハンター」の前半の結婚式の場面で、
デ・ニーロやジョン・カザールやメリル・ストリープたちが、
明日からヴェトナムの戦地に赴く前日、友人たちと泥酔してこの曲を歌っています。
時を経て1982年にThe Boys Town Gangがカバーして再び大ヒット。
余談ですが玉下は1983年に就職をし、夜な夜な同期の奴らと呑んで騒いではこの曲を大合唱していました。
フランク・シナトラから椎名林檎まで、実に多くのカバーが存在しています。
(好きな曲だと、つい解説も饒舌になっています。ご容赦ください)
(セレクトした曲は全て大好きな曲に決まっていますが...)
M-20. Flashdance... What A Feeling / Irene Cara
これはディスコというよりはサントラで大ヒットした曲。
映画の公開は1983年で、主演したジェニファー・ビールスが歌っていると
勘違いした人もいたんじゃないでしょうか?(アイリーンはジェニファーほど可愛くない...)
この頃は「フットルース」「カクテル」「トップガン」など、映画のサントラ・アルバムが大ヒットした時代。
アルバムから次々とシングル・カットされた曲が、文字通り街に溢れていました。
映画を観ていなくても、観た気になっちゃう。
あるいは観ていないと言えなくなっちゃう。
それくらいヒットしたイメージが強いですね。
アイリーンはこの曲でアカデミー歌曲賞とグラミー賞の最優秀女性歌唱賞を受賞しています!
M-21. Everybody Dance Now / C+C Music Factory
最後の曲の定番はバラード...みたいなのが良くありますが、
今はそのまま1曲目に戻ったりランダムに再生したりするし、
そもそも此処での選曲はCDを想定しつつも自由に聴いてほしいので、敢えて元気満開のこの曲にしました。
ClivillesとCole、二人の黒人のユニットでC + C(シー・アンド・シーと読みます)。
とにかくシャウトしている“Everybody Dance, Now!”の声と、
続くシンセのリズムは反則技なくらい気分をあげます。
こういうのはヘッドフォンでも構わないので、
可能な限り大音量で聴くとアドレナリンの分泌が高まる気がしますね。
1990年にリリースされた彼らのデビューアルバム「 Gonna Make You Sweat 」は、
シングルカットされた4曲全てがUSダンスチャートで1位を獲得。
グラミー賞を筆頭に計34個もの音楽賞を総なめしました。
しかし映像を観ると改めて当時のMC.ハマーとかボビー・ブラウンを思い出しちゃって、
既に30代に突入していた1960+世代としては、ちょっと恥ずかしいです。
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今回の楽曲解説はココまで。
解説というよりは玉下の主観が多く入っていますが、
映画でも音楽でも絵画でも、予備知識の有無にかかわらず気に入るものは気に入る。
一九六丸さんが集めてくれたYouTubeで聴いていただくのが一番です。
また機会を観て、次回は“SOUL”でもセレクトしてみます。
wrote by 玉下奴郎




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