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「家族という病」下重暁子著を読んだ!

家族という病_01 家族という病_03

元NHKで女子アナウンサーの草分けとして活躍し、今はフリージャーナリストや文筆家となっている彼女。
と偉そうに書き始めたけど、玉下はこの方を知らなかった。

NHKの女子アナといえば加賀美さんか頼近さん、
最近では「ブラタモリ」の方々(それでも名前は出てこない)、民放の女子アナすら顔と名前が一致する人が少ない…。

家族という病_02

いや話が逸れたけど、要はこの方が書いた本書。
家族の関係性の“家族はお互いに分かり合える”という幻想を、自身の体験を元に否定している内容である。

実際にテレビや新聞で報道される子供の虐待や親子の確執、あるいは親に相談できずに自殺する子供の事件…。

親子なら、兄弟なら、或いは永く連れ添った夫婦なら、お互いの事を理解しているはずという前提があるから、
“どうしているあんな事が起きてしまったんだろう?”と疑問が起きる。

“私がこれだけ想っているのに、あなたはその気持ちがわからないの?”
こういうストレスが結果的に人間関係を損なってしまう。

いやいや、そもそもそこに期待するからよくないんです。
そもそも親子だろうが兄弟だろうが、
夫婦だろうが恋人だろうが、
同級生だろうが同僚だろうが上司とか部下だろうが、分かり合っていないという前提でいなければ…。

著者はバッサリと説く。
子離れ出来ない親は見苦しい、
家族の話は自慢話か愚痴、
孤独死は不幸ではない、
そもそも家族に血の繋がりは関係ない…。

本書を読み進むに連れ、著者の人生が語られる。
軍人の家庭に生まれ、戦後に公職追放になった父親に失望し、その父親を支える母親に反発し、
兄は父親が先妻との間に出来た子供だったと知り、自身は同僚と結婚するが合意の上で子供を作らず、
あくまでも人生のパートナーとしての関係を保ち、死んだらお互いに別々のお墓に入るつもり…。

あまり一般的ではない歩みとは思いつつ、家族とは分かり合えないという考えから物事を捉える視点は共感できた。

だからこそ、少しだけでもわかった時に嬉しい。
悩みを打ち明けられたり喜びを分かち合えた時に、それが有難いと思える。
当たり前ではない。

もうすぐ母の日が来る。
親は大事にしなくちゃだ!
※ご存命でない方は墓参りだ!


あっ、そもそもこの本はカミさんが読んでいて勧められました。
深い意味はないと思うけど…。


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スライド3  wrote by 玉下奴郎


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オトナのトミカ・・・JAXA はやぶさ2

ここまでくると、トミカに脱帽。
「下町ロケット」少し前の「宇宙兄弟」。
もちろん感動の根本は主人公(達)の生き様だけど、宇宙というなんとも夢のようなテーマも、重要な感動要素だ。

宇宙と言えば「はやぶさ2」。
2014年12月3日、種子島宇宙センターかららH-IIAロケットで打ち上げられ、日本中が注目したのは記憶に新しい。
当時、「は・や・ぶ・さ」という名前だけが先行して、正直私自身なんのことだか全くわからなかった。

深く知るきっかけになったのは、トミカショップで見つけたこの商品だ。
「えっ、こんなのもトミカ?」の驚きで思わず手にした一品。

はやぶさ

「はやぶさ2」はJAXA(宇宙航空研究開発機構)が開発した小惑星探査機。
いろいろ調べているうちに、1969年、当時小学5年生だった暑い夏の日、
アポロ11号が月面着陸したニュースで周囲が大騒ぎし、
「あ の月に人が?!」と夜空を見上げ、宇宙が身近になったとふわふわしていたことを鮮明に思い出す。
もう半世紀近く前のことだ。(読者の方にもこのご経験があるか方もいらっしゃると思う。)

「宇宙」という言葉が持つ、夢、希望、可能性、無限大のイメージ。
確かに政治や経済が不安定で日々の生活に追われる現実の中、
莫大なお金を使っての夢のような宇宙研究開発については、賛否が問われるところだ。
しかし、地球や宇宙サイズで自分の存在を考えてみると、なんともなんともちっぽけな人間や自分の存在を知ることになる。
そうすると日々の些細なことに悩んでいる自分が、ばかばかしくもなる。
宇宙観をもつことで、不安に恐れることなく穏やかに生活をすることを教えられる。
「宇宙」という言葉は、辛い現実を癒してくれる大事な言葉なのだ。

この「はやぶさ2」、2018年には地球近傍の小惑星「リュウグウ」に到着し18か月の滞在後、2020年、
そう東京オリンピック・パラリンピックの年に地球へ帰還予定とのこと。
これまた、なんとも感動的だ。
2016年。宇宙的な思考や視野で穏やかにこの年を過ごしたい。


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スライド13  wrote by ランシン

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自動車メーカーの矜持

自動車メーカーの矜持ともいうべきことが試されている。
エアバッグはもちろん、それ以外にも日々さまざまなリコールが起き、
そしていま話題の三菱自動車の燃費試験での不正行為・・・
ワーゲンに続き、三菱よ、前回のリコール隠しに懲りず、おまえもか、と、もはや救い難い事態を招いている。

僕が注目しているのは、日産自動車の対応だ。

三菱のekワゴンとekスペース。
OEMを受けている日産は名前をデイズとデイズルークスとして販売している。
三菱が、15万台超に対し、日産はその3倍にもなる15万台以上。
さすがに日産の販売力は素晴らしい。

僕はデイズが発売された2013年6月に『ちょっと許せないぞ、日産DAYZの広告』というブログを書いている。

DAYZ_WEBTOP.jpg ※当時の公式WEBから切り取った画像。

日産のすべてを、軽に。

OEMであることを知らず、日産オリジナルのクルマだと思って買った人は多いだろう。
三菱の3倍ものユーザーに対して、日産はどう対応するのだろう。

今回の不正は、日産からの指摘で発覚したとのことだが、
報道や日産のホームページなどを見ていると、どうしても、三菱のせいにしているように思える内容ばかり。
メーカーとして「他人事」的なのだ。
現場でユーザーと対峙している販売店は、さぞや苦労しているというのに・・・

日産は、三菱に、「次モデルは自社工場で生産したい」と申し入れて、
三菱側を怒らせた経緯もある。
それは軽自動車のノウハウをいただいたらサヨウナラなの?と疑われても文句を言えない言動だった。
今回の事件を、三菱との提携を解消する格好の材料にしないことを祈る。
メーカーの理論より、そのクルマに乗っているユーザーを見てほしい。

そして、「日産のすべてを、軽に。」と大々的に広告したことを忘れないでほしい。


【追記】
リコール問題から復活を目指す三菱のekワゴン開発チームを取り上げたテレビのドキュメンタリー番組があった。
開発後半、どうしても目標としている燃費数値に届かない。そこで
ekワゴン開発チームは、日産に低燃費技術の教えを請うのだ。
僕は、撮影だから、ある程度のやらせ的演出があったとは思うけど、
日産の人たちの、「上から目線」的態度がとても印象に残っている。


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スライド7  wrote by 小李富

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オトナのトミカ・・・北陸新幹線E7系

2016年3月26日に、北海道新幹線(新青森駅~新函館北斗駅間)が開業した。
そのほぼ1年前の3月14日には北陸新幹線が開業している。

北陸新幹線E7系

新幹線の名称など大人(?)の問題で物議をかもした時期もあったが東京から長野を経て、
富山・金沢まで(最速)2時間28分で結ぶこのルートの開業はなんともうれしいニュースだった。

その信濃・北陸を走るE7系、なんといっても車両のデザインがすばらしい。
監修したのはエンツォフェラーリのデザインを担当した奥山清行史氏。
そりゃ凄いはずだ。

キーワードは「和の未来」、日本の伝統文化と未来をつなぐというコンセプトらしい。
車内各所には北陸エリアの伝統工芸や色使い、文様が用いられているそうだ。
グランクラスというファーストクラスの指定席も用意され、これがまた豪華。
通常指定料金の倍の料金設定らしいが、それだけの体験価値は十分あるように思う。

訪日外国人は増え続け、2020年には2000万人が訪れるという。
銀座で爆買が話題となっているが、日本の魅力は東京・京都に留まらない。
それこそ、この北陸新幹線ルートは日本の素晴らしい自然、伝統文化・伝統工芸、そして食の宝庫だ。
訪日外国人だけではなく、我々日本人が一度は訪れなければならないエリアに違いない。

「地方創生」の国あげての取り組みが盛んな折、この北陸新幹線E7の役割、任務は大きい。
日本の地方観光資産の中を日本の最高水準の技術的デザイン的プロダクトが走り抜けるのだから。
今はデスクの横におかれているE7系も
近い将来、誇らしげに訪日外国人の方にお見せする機会が来ることを楽しみにしている。


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スライド13  wrote by ランシン

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日清カップヌードルのCM放送中止…。

最近、WEBを中心に話題になっているカップヌードルのCM放送中止に関する話題。
玉下の身近でも様々なWEBサイトでも色々な意見が出ているのだが、
個人的には日清と言う会社のCIのブレが残念な気がした。

先ずはそのCMがこれ!
日清食品 カップヌードルCM (YouTubeへのリンクはこちら)
(いつまでもYouTubeで閲覧できないかも知れないけど…)

実は玉下は問題の矢口さんのパートより、
二人羽織りをしている新垣さんの方に目を奪われた。
よくぞこのオファーを受けたものだと感心した。

だれかがBLOGで書いていたけど、
矢口さんの“二兎追う者は一兎も得ず”という格言は、決して不倫を肯定するものではない。
旦那さんがいるのに不倫をした結果、離婚に至ってしまった…。
そういう自身の体験から得た教訓を垂れているメッセージである。

日清は数こそ公表しないが不愉快という意見のクレームを尊重し、
結果的に莫大な制作費と媒体費を投下したこのキャンペーンの第一弾をお蔵入りとした。

これも誰かのBLOGにあったけど、
声を出して非難した人がいる一方で、黙っているけど面白いと思った大勢の人もいる筈だ。

最近、ベッキーとか乙武氏とかの話題を見ていると、
誰かをいじめていないと自分の幸せを実感できないんじゃないか、という風潮を感じる。

別に直接的な不利益を蒙っているわけでもないのに、
勝手に乙武氏は真面目で家庭を大切にしている筈というイメージを持って、
“五体不満足”ならぬ“五人大満足”を非難する。

学校や会社でも、誰かをターゲットにしていじめが横行し、
それによってストレスを発散したり結束力を高めようとする。

とても不健全な構造が成立しているケースが実際にある。

ん~、気に入らなければ購買をしなければよい。
でも企業の判断はそっちへいかないんだよなぁ。
話題つくりの確信犯で、第三弾あたりで矢口さんが謝罪する、
なんてCMが放送されると面白いんだけどなぁ…。

「世間の声とかどうでもいい」
「お利口さんじゃ時代なんか変えられねぇよ」

たけしのこのメッセージを決めた宣伝担当者は、
そしてそれを許可した上長は飲み屋さんとかで何て話してるんだろうなぁ。


【本日の一曲】 「心のこり」 by 細川たかし


気がつくとココロの中で唄っている時があります。


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スライド6  wrote by 玉下奴郎

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オトナのトミカ・・・ トヨタ車体 コムス

世界中がVWの排ガス偽装問題に揺らぐ昨今の自動車業界。
こんなことで業界が話題となるのは何ともなさけないけど。
これもし烈な新技術競争の結果なのかもしれない。

電気自動車といえば、漸く日産リーフを街中でちらほら見かけるようになったけど、普及にはまだまだ時間がかかりそうだ。
そんな中、たまたまマンションで試乗体験会を行っていたのが、電気自動車コムス。

トヨタ車体コムス1 トヨタ車体コムス2

トヨタグループのトヨタ車体が発売している電気自動車だ。
全長約2400mm、幅約1100mm、全高約1500mmの一人乗りの小さな乗り物。
家庭用のコンセントから1回の充電(6時間で満充電)で約50kmの走行が可能。
しかも60kmのスピードが出る。
その外観シルエット、宅配ピザのブームの頃の改造バイクのようだ。

電気自動車は、その走行距離=バッテリーが課題らしい。
確かに燃料(電気)切れは不安。ガソリンのように、補給場所がどこにでもあるわけではない。
そう考えると、このコムス、近所へのちょっとした所用や買い物には、とってもよいなあ。
と考える一方、なんたって車だから駐車場が必要となる。道脇にちょっと置くわけにもいかない。
んんん、ちょっとの買い物が、案外駐車に苦労してちょっとで済まなくなるかもなあ。
ならバイクや電気自転車のほうが便利?
せめて二人乗りなら、利用方法が変わるかも?
そんないろんな課題はあるけれど、トミカのコムスはなんたって小さくてかわいい。
これも世の中に出たからこそ、トミカになったのだ。まずは、そのことに感動と尊敬を。
車はどんどん進化する。

がんばれ、コムス!


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スライド13  wrote by ランシン

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『上品倶楽部』に寄稿します。

このブログを始めて3年半ほど。
ブログのアクセスって、どうやったら増えるんだろうとか、
そもそもブログの文章って、どう書けばいいんだ?などと試行錯誤と思考錯誤を続けてきた。
いまや、あまり気にしなくなってしまったけど、まぁブログとは、そんなものなのだろう。

そんななか、縁あって、『上品倶楽部』とそのWEB版 に寄稿することになった。

上品倶楽部WEB

『上品倶楽部』とは、NPO法人が豊洲エリアで発行するコミュニティ誌のひとつ。
生活を豊かにするためのスタイルづくりを提案するプレミアム版ということで、「上品」なる名前が冠されている。

僕たち1960+の3人は、コラムやブログに登場している。
過去の記事を「焼き直し」したり、逆に、そちらの記事から、ここのブログに引用したり・・・
そういう大目に見ていただきたいこともあるけれど(笑)

僕ら以外のメンバーも書いています。
プロの手によるWEBマガジン、お時間あるときに合わせてお読みいただけると幸いです。


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スライド4 wrote by 小李富 ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

親子3代 皇居乾通り

皇居乾通り一般公開。

田舎の母が、息子(一浪)の大学入学を機に上京。
娘とともに東京駅に迎えに行った際に、皇居がすぐそこだからついでにどう?と誘ってみたら、大喜び。
東京駅から、新丸ビルでのランチを経て、
皇居坂下門から乾通り、出口の乾門を抜け、さらに北の丸公園、武道館、
そして九段下駅からやっと電車に乗り、わが家へと向かったのだった。

皇居_乾通り ※宮内庁HPより

膝が悪い母にとって楽な道のりではなかったはずだが、
息子(僕)と孫娘、親子3代での行程を楽しんでくれたようだった。

・・・後で測ったら歩いた距離は、およそ4kmもあった。
それを伝えると母も驚いていたが、実は痛め止めを使っていたらしい・・・あらららら・・・

皇居_乾通り02 皇居_乾通り01

曇天で、少し肌寒いくらい。
3月末までの予定を、4月3日まで延長してくれたおかげで実現した親子3代による皇居内散歩。
桜は満開、ということだったが、決して本数が多いとは言えない。
桜を楽しむなら、千鳥ヶ淵のほうがいいくらいだ。
しかし乾通り一般公開という「特別感」が人々を惹きつけていたように思える。
皇居というある意味ミステリアスな空間は、
皇室にさほど思い入れのない僕のような人間であっても「特別感」は伝わってきた。

太田道灌が起こし、徳川家康以下歴代将軍によって改修が重ねられた「城」である。
現代の権力者がこんな住居を築くことは許されないだろう。
(よわい) 80になった母が、広大な堀や城壁、建造物を眺めながら
「これを造るために、どれだけの人足さんと材料が使われたんだろうねぇ」
つぶやいたことを忘れることはないだろう。


【本日の一曲】 東京だヨおっかさん by 島倉千代子


この曲は、まったく思い出さなかったなぁ。


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スライド6  wrote by 小李富 ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング
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一九六丸

Author:一九六丸
書き手 1.玉下奴郎 2.ランシン
3.小李富(編集担当 旧名1961_TM)
3人合わせて一九六丸。
1960+世代の「暇つぶしのお供」が大好物。ゲスト寄稿も募集中!

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