「シドニアの騎士」弐瓶勉著を読んだ、いや読んでいる。

「百日紅」に続いて、これもコミックです。
でもこちらは2009年に「コミック アフタヌーン」で連載が始まり、
現在も続いている作品。単行本が最新で14巻発売されています。



玉下が読み始めたのは11巻が出た頃。
そこからは新刊が出るのを楽しみにしつつ、ストーリー展開や登場人物の複雑な相関性のため、
1冊くらい前から読み返さないと以前のあらすじを思い出せない。

シドニアの騎士イメージ ※イメージです。

これは近未来の地球を描いたSF作品。
娘に教わるまでは作者名も作品名も全く知らなかった。

検索などをしていただければ、
ストーリーや状況設定などを記述しているサイトがあるので、ここでは割愛します。
玉下が今回ブログで書きたいのは、漫画家さんの仕事の領域です。

そう、大半の漫画家さんは…、
●作画をする
●ストーリーを考える
●脚本を、つまりセリフを考える
●構図を考える

こういった、ドラマや映画などでは複数のプロフェッショナルな仕事を、全て一人で行っているんですよね。

もちろん、売れればアシスタントさんがついて作画は手伝ってくれる。
ストーリーは編集部の担当さんと一緒に考える。
  ※中には梶原一騎氏のような原作者もいますが…。

でも実写でカメラアングルに相当する構図とか、
後世に残るような名セリフとか、
そういった撮影監督や照明さんや脚本家さんが英知を結集する内容も、
一人で、場合によっては毎週毎週やっている。

何が言いたいかというと、つまり売れっ子漫画家さんはスーパーマンなんです。
敬愛する大友克洋とか鳥山明とか、もちろん手塚治虫や赤塚不二夫や、
石ノ森章太郎や望月三起也や江口寿史や鴨川つばめや中川いさみや士郎正宗…。
嗚呼、枚挙に暇がないですね。

語弊を恐れずに言えば、男にとって女性を見る時の第一印象は外見です。
性格がどうこうとかアタマがどうこうとかというのは、
つき合ってみないとわからないし、つき合うのでなければどうでも良いです。
これはコミックも同じで、最初はストーリーとか名セリフ以前に作画が大切です。

で、この弐瓶勉さん。
決して絵は超上手い訳ではないんですね。
素晴らしいプロットがあって緻密な宇宙船や魅力的な背景があって…。
これを士郎正宗が描いたら、これを大友克洋が描いたら、なんて妄想を抱きながらグイグイと読んでいます。
まぁ、言ってみれば吉田美和さんの曲をMISIAさんが唄ったらとか、
森進一さんの曲を吉田拓郎さんが唄ったらというのと同じで、そこに出てくるのは優劣じゃなくて好みなんですが…。

でも「シドニアの騎士」は「ワンピース」や「ナルト」みたいにメジャーではない、
でも素晴らしい作品の一つです。


【本日の一曲】 「愛、ひと欠片」 by Angela


アニメの主題歌です。作画の雰囲気を…、と思ったのですが、
アニメはアニメーターの手によるので、それなりに絵が洗練されています。


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スライド3  wrote by 玉下奴郎 ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

高野山奥之院の御守

空海という文字を見ると、青い空、白い海、ああ、リゾートでのんびりしたいなぁ
などとしか思い浮かばない。

そんな僕がいただいたお土産がこれ。

高野山開創1200年記念01 高野山開創1200年記念02

高野山奥之院の御守。
金属製で金メッキ仕上げ。しかも木箱に入っていて、木蓋の裏には「高野山開創千二百年記念」とある。
うむむ・・・すごい・・・高級感&特別感満載である。
お土産を買ってきてくれたひと曰く、
「普通のお守りは1年間だけど、これは一生もの」
ということで、このお守りは財布に入れ、肌身離さずということになった。
僕のような罰当たり者であっても、ぜひ守っていただきたいと切に願うばかりである。

高野山を説明しようとすると、僕が何日キーボードを打ち続けても終わることはないだろう。
Wikiより、その前段だけ引用する。
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高野山(こうやさん)は、和歌山県伊都郡高野町にある標高約1,000m前後の山々の総称。平安時代の弘仁10年(819年)頃より弘法大師空海が修行の場として開いた高野山真言宗、ひいては比叡山と並び日本仏教における聖地である。
平成16年(2004年)7月7日、高野山町石道と山内の6つの建造物が熊野、吉野・大峯と共に『紀伊山地の霊場と参詣道』としてユネスコの世界遺産に登録された。
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これを読んだだけでもありがたい。

京都、奈良で御朱印弾丸ラリーを行った僕だけど、
それは信心からであったり、仏像などを鑑賞する眼と知識があるからではない。
御朱印という「アート」に魅せられたからに過ぎない。

でも、50歳を過ぎ、介護や老いに直面し、
理由はどうあれ、御朱印巡りやお土産をきっかけに、神仏に接する機会が増えていると、
一瞬でも「清らかで心穏やかな自分」になることができる。
しっかりと信仰心には遠くあるままでも、その一瞬を積み重ねるだけでもいいのかなと思っている。


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スライド12  wrote by 1961_TM
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原作が先か、映画が先か

映画「百日紅」を観た数日後、とある女性が貸してくれたのが原作の漫画「百日紅」。

上下巻2冊の文庫本。
上巻は通勤電車1往復で、下巻はプチ出張の高速バスで読了してしまった。

面白い、面白い、おもしろい。
玉下さんの感想を引用するまでもなく  (そのブログはこちら→『「百日紅」杉浦日向子著を読んだ。』)
こんなに面白いんだったら、もっと前から読んでおくべきだった。
そして、玉下さんが書いている通り、続編を読めないことが残念無念至極なのである。

さて、映画化される小説や漫画が多い昨今、みなさんはどちらが先なのだろうか。
今回、映画→原作という流れになったが、僕としては、これが大正解だった。

原作である漫画は、やはり手書きの味わいが映画とは違うものの、違和感はない。
これは映画が原作の作風をできるだけ忠実に「動画化」しているともいえる。あっぱれ。
 (漫画が映画やアニメ化されると、やたらきれい・すっきりになっていてガッカリすることってあるでしょ?)

そして、原作のストーリーすべてが映画化されてはいないから、映画化されていない逸話は、新鮮。
北斎やお栄をはじめとする登場人物の動きや話し方(声)などが、とても自然に想像できるし、
静止画で、しかもモノクロの漫画なのに、まるでフルカラー動画を観ているような感じで読み進めるのだ。
楽しい、楽しい、たのしい。

原作を読んだものが、映画化・テレビ化されるとがっかりすることが多い。
原作から抜粋せざるを得ないのはまだしも、 (時間の制約上できるわけはない)
ある意味勝手にストーリーが変更されていたり、追加されたりしていて、
それが成功しているものに出会ったことは皆無と言ってもいい。

原作を読んで思ったのは、映画「百日紅」が、
ほんとうに原作を愛し尽くして映画化したんだろうなということ。
ストーリーに盛り上がりがない、とか、
お栄の声を担当した杏が棒読み、などと言われているらしいが、
原作を読むと、それらの批評がまったく的外れだと思えてしまう。
「百日紅」はそういう物語だし、お栄は抑揚のない話し方をしただろうから。

原作と映画、どちらも面白く、お互いを高め合う稀有な存在が「百日紅」と、太鼓判を押したい。


原作を先に読んだ玉下さん、
ぜひ映画を観て、その感想を教えてください。

読者のみなさん、
映画化・ドラマ化・アニメ化されたものが、原作より面白かった作品があったら教えてください。


【本日の一枚】 漫画「百日紅」
百日紅04
この写真はiPhoneで撮ったのだが、aillis (旧LINEカメラ) というアプリで加工してみたもの。
ぼかし処理が気持ちいいなぁ。くせになりそうだ。


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スライド3  wrote by 1961_TM ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

「百日紅」。テアトル新宿にて。

玉下さんのブログ「百日紅」原稿を受け取ったとき、
僕は映画「百日紅」を観たあとで、その偶然に驚いていた。

僕は杉浦日向子という作家のことは、名前は知ってはいたけど、
その著書・漫画を手にしたことはなかった。
なのになぜだろう。
ネットか新聞だっただろうか、その広告を見た途端に、「観に行こう」と思ったのだ。

僕はそんなに映画を観に行くほうではない。たぶん玉下さんの10分の1も観ていない。
観たとしても、なにも考えなくていい、ハリウッドのドッカーンのりのり映画で憂さ晴らしをするくらい。
実はいまもなぜ観に行こうと思ったのか説明できない。わからない。

百日紅01

で、どうだったのか?
すこぶる幸せな時間だった。
玉下さんや、他の映画ブログを書く方々のようにうまく書けないし、残念ながら知識も持ち合わせていない。
クチコミにあるような、声優の良し悪しも、盛り上がりのないオムニバス的ストーリー展開も、まったく気にならず、
虚実入り乱れた不思議な江戸の雰囲気の中にどっぷり浸かった90分だったのだ。
ちゃんとした感想は、きっと玉下さんが書いてくれるだろう(笑)

さて、観たのは、テアトル新宿。

百日紅02

はじめての映画館だった。
こぢんまりとしたロビーには、原恵一監督のサイン色紙をはじめ、ポスターや広告が貼られ、
さしずめ芝居小屋のよう。
上映前にさまざまな映画の予告編があるけど、それらもいつもとは違う傾向。
ほとんどがTOHOシネマズばかりの僕にとって、映画館自体も新鮮だった。

映画通とは程遠い僕のような人間には、ともすると敷居が高い映画館かもしれない。
でも「百日紅」のおかげで、ちょっと映画通の気分まで味あわせてもらえた。


【本日の一枚】 漫画『百日紅』下巻
百日紅03

映画から数日後、僕の手元に漫画『百日紅』の上下巻。
写真は、東京湾を横断する高速バスの中、僕の膝の上。
後日ブログに書こうかなという予告編的備忘録として載せておこう。

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スライド1 wrote by 1961_TM ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

「百日紅」杉浦日向子著を読んだ。

百日紅

きっかけはアニメ映画だった。
好きな俳優の杏と松重豊が主役の声優をする。
題材は浮世絵師の北斎とその娘で、主題歌は椎名林檎。
まぁ、これくらい興味がある要素があるのなら、映画館へ行けば良いのだが…。
こればっかりはタイミングが合わなければ仕方がない。

その点、本は良い。自分の都合で読み進められる。
時間や場所を問わないし、読み飛ばしも読み返しも自由にできる。

それにしても、この作家を全く知らなかった。
調べると1958年生まれ。2歳ほど年長だった。
だった、というのは既に早逝しているからである。
職業は、本職はなんだったんだろう。
先ず「百日紅」はマンガである。
でもエッセイも色々と書いているし、江戸文化の研究家としてテレビにも出ていた。
世事に疎い昭和9年生まれの母も、彼女を知っていた。
NHKによく出ていたらしい。

すぎうらひなこ

「世界中を船旅するって言って、番組を降りたのよ」
母は好きな有名人のエピソードを嬉しそうに、でも残念そうに語った。

しかし真実は違っている。
彼女はその時、既に癌という病魔に冒されていた。
闘病のための番組降板を、世界旅行という理由で発表したのである。
江戸文化の研究家は、その死に様まで江戸っ子だった。

ちなみにこの話を教えてくれたのは、我がカミさん。
いやぁ、オトコがボォ~としている間に、如何に女性は様々な知識を身につけているのか。

更にちなみに、かつては荒俣宏と婚姻関係だったとのこと。
こちらは早々に離婚してしまい、その後は独身だったらしい。
北斎や国芳と現代のオトコを比べてしまい、結婚のハードルが高くなったのかも知れない。
一方の荒俣宏は離婚後にスチュワーデスさんと再婚。
人生、わからないものだ。

 

さて肝心の「百日紅」、面白い。面白い。
主役は娘のお栄なのだが、ほぼ父親と二人暮し。
母親や兄弟も登場するが同居はしていない。
この二人の日常生活が、即ち江戸文化の具現化。
ちょっとした言葉遣いや仕草、立ち寄る店や食べ物。
池波正太郎の小説もつぶさに江戸文化を描写しているが、活字とマンガの違いは歴然だ。
※どちらが良いとかいう話ではないです。

残念なのは、続編が読めないこと。
恐らく彼女の頭の中では、北斎とお栄の残した多くの作品から、二人の日常生活の会話が聞き取れていたのだろう。

大瀧詠一にしても同様だが、脳みその中身が消失してしまう。
これが何とも口惜しい…。

「百日紅」、読んだら無性に浮世絵をじっくり鑑賞したくなった。


【本日の一曲】
ということで、映画「百日紅」の主題歌を含む予告編です。
「最果てが見たい」by 椎名林檎



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スライド3  wrote by 玉下奴郎 ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

編集人より

昨日の日曜日、久しぶりに集まった1960+の3人。
ランシンさんの「介護の現実」を、現実に話すなど、いままでとちょっと違った数時間でした。
みなさんからいただいたコメントも参考にさせていただきました。
1960+一同、心より、お礼申し上げます。

ランシンさんが、これからどうするのか、
それをまたブログに書くのか、それはまったくの未定ですが、
誰もが避けては通れない道。
きっとこの場で取り上げることになるでしょう。

明日からこのブログは通常のノリに戻り、玉下さんの百日紅が登場する予定です。

これからもどうぞよろしく!


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老いとは・・・

久~しぶりに登場したランシンさん。
その原稿は、「介護の現実」。

考えても考えても答えが見つからない。
僕の母も雪深い新潟でひとり暮らし。
80歳となったいまも、自給自足の小さな畑を耕し、冬は雪と戦っている。

男だけの3人兄弟。
長男は、理由あってクルマで10分くらいのところに住み、(よくある理由です)
次男は、クルマで1時間ほどのところに住んでいるが、週末はよく帰って母に付き合ってくれている。
そして三男の僕は、遠く離れた横浜でのほほんとしている。

近い将来、僕にもランシンさん同様の課題が突きつけられるはずだ。
GWに帰省して、親はもちろん、親戚や近所で
多くの老いが進行していることを実感した。


明日の日曜日、1960+の3人が久しぶりに集合する。
さて、どんな会合になるのか。
こころして臨もうと思っている。


蛇足ながら・・・

老いとは

「若」の半分を隠すと、「老」に見えてきた。
知ってました?
欠けてしまった右半分はなんなのだろう?


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スライド12  wrote by 1961_TM ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

介護の現実

今や常に話題に上がる介護の話。
正確には介護問題。実はほんの1年前は、他人事だったわけだが・・・。

関西の田舎に住む87歳になる母親が、歩けなくなったのは今年の正月明け。
年始に私は実家に帰り、杖をつきながらも外出することを楽しみにしている彼女を車に乗せ、
回転寿しで楽しく食事をした。
「まあ、今年も元気でなあ、今度帰った時は回らない寿司屋に行こう」
とたわいもない会話をして実家を後にしたのだった。

それから一週間後、弟から連絡がはいる。
「母親が歩けなくなった」と。
そこから私の、いや我が家の「介護問題」は始まった。
なによりも問題は、母親の面倒を誰が見るか。
母親と一緒に住んでいるのは弟の妻と中高生の子供たち。
弟は単身赴任で実家を離れ関西の都市で暮らす。
週末はなんとか実家に帰れるものの平日は基本無理だ。
東京で暮らす私などひと月に1回帰れればいいほうだ。
とはいえ、実家で母親の面倒を彼女一人に負わすわけにはいかない。
もちろん介護ということで、ヘルパーさんも週1日来てくれているらしいが。

車いすイメージ01 ※イメージです。

「介護問題」の本質とは、自分の、自分たちの生活や人生とどう向き合うかということだ。
また「生きる」ということをあらためて考えさせられる。
考えてもみなかった肉親である弟との信頼関係も揺らぐ。
東京に住む私にはなにもできない、何もしていないという事実だけがある。
どんなに励ましの言葉をかけようが、感謝の気持ちを伝えようが、意味をなさない。
実家で日々起こっている現実にリアリティがないのだから。
知人からは「それは仕方ないこと、弟くんもわかっているよ」と言われる。

「母親の介護は、僕らに突きつけられた矢のようだと思う。
どう耐えるか、何ができるか、自分の全てが問われている。
兄貴には、 母との同居を代わってくれ、なんか毛頭言うつもりはない。
僕は僕で懸命に、この現実に耐えようと思う。
兄貴は兄貴で、何ができるか、真剣で考えてください。
そうしないと、僕が貴方を見限ります。」

弟が私に送ってきたメールだ。(原文のまま)

このメールに返す言葉はない。
あるとすれば、言葉でなく行動だ。弟は、私に期待も諦めもしていないだろう。
「あなたは人としてどうするのですか?」と
兄弟の距離でも他人の距離でもない関係で私に問いかけている。仕方ない、では済まされない。

以前は母親と私、親子の関係性の中で母親に何をしてやれるのだろうかとばかり考えていた。
けれど今はそんな単純なことでない。
自分の人生とは? 弟の人生とは? 家族の人生とは? そして、何より「介護」とはなんだろう?
こんなことは、私だけに降りかかっていることではない。
周囲にも似たような話をよく耳にする。読者の皆様の中にもきっといらっしゃるだろう。

私が祖父や祖母を見送った30年ほど前は、「介護」という言葉はなかった。
死ぬことを惜しんだ。もっと長生きをすることを望んでいた。
けれど女性の平均寿命が87歳の現在において、
長生きすることが本人や家族や周辺の人達にとってほんとうに幸せなことなのだろうか?

「もう充分生きた、これ以上みんなに迷惑をかけたくない、あなたたちは、自分の人生を生きて欲しい」

帰省の度に、母親が口にする言葉だ。
そして最後は「死ねないのが不幸だ。」と涙ながらに言う。
本人の矜持を痛いほどわかる。
本人をはじめ周囲のみんなが苦しんで耐えている。
与えられた「生きる」試練なのか、自問自答する日々だ。


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スライド12  wrote by ランシン ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

娘とふたり旅・・・初心者運転練習帰省

珍しく暦通りのゴールデンウイークとなった。
1年に1回も帰省しない僕だけど、大学3年生の娘が運転免許をとったことから
練習を兼ねて1泊2日で新潟へのドライブとあいなった。

年頃の娘とのふたり旅なんて珍しいのかな?
まぁ娘と僕にはさして不自然なことはどこもなく、「怖いよ~」とか「ひゃー」とか叫ぶ娘の隣で
筋肉痛になりそうなほど緊張しながらのドライブとなった。

東名⇒環八⇒関越⇒上越国際スキー場のある峠を越えると実家である。
行きの70%は僕が運転したが、帰り道の多くは娘が運転した。

初心者運転練習01 初心者運転練習02

左の写真の奥に見えるのが、ガーラ湯沢。右は上越国際スキー場の近く。
暑いほどのゴールデンウイークだが、新潟の山奥ではまだ雪が残っている。

グリーンピア津南01 グリーンピア津南03

実家を起点にした練習ドライブで行ってみたニュー・グリーンピア津南は、ことのほか雪が多く、
ゲレンデではソリ遊び程度はできそうだった。
ドライブのお約束的(?)ソフトクリームも、途中からは寒さが身にしみたくらい。

グリーンピア津南02

親としては初心者の運転は怖いし、できるだけリスクを避けて欲しいと思う。
でも、自分を顧みれば、高校時代からバイクに乗り、
大学では親の許しも受けずにクルマを買って乗り回していた。
危ない目にも多くあったし、国に「お詫び」を支払うことも多かった。
幸い保険を使うような事故にはあわなかったものの、いまの自分からみれば無茶、無知、無謀の限りを尽くしていた。

当時、兄に言われた言葉を思い出す。
「クルマはいつでも人を殺す可能性がある。その覚悟をもって乗れ」
高校で「番」をはっていた兄の言葉だからこそ重みがあった。

もちろん娘にもその言葉を伝えた。
それ以外はほとんど口出しせず、クルマの基本的な装備の操作説明とちょっとした運転のコツを教えただけにとどめた。
隣でごちゃごちゃ言われるのは自動車学校で十分。
「覚悟」をもって、大胆かつ繊細にトライ&エラーを重ねるしかない。
そうして「人馬一体」となり、楽しさが生まれていくのが運転だ。
ぜひとも楽しいドライブができるドライバーになってほしい。


【本日の一曲】  ロビンソン by スピッツ


クルマのハードディスクに入っていた古い曲。
鼻歌をうたっていたのは娘。
僕はあまりそんな余裕はなかった・・・(苦笑)


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スライド7  wrote by 1961_TM ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

「ダンス・ダンス・ダンス」村上春樹著を読んだ!

何年振りだろう。( 恐らく10年はインターバルがある )
何度目だろう。( 間違いなく3回は読んでいる )

 

つい最近、ひょんな出会いで無性に読みたくなった。
突然、暴力的に、一切の猶予を含まず、無性に読みたくなった。
村上春樹の長編で、俗に“羊三部作”と呼ばれていた作品の、更に続編小説。
出版されたのは1988年で、玉下は既に結婚をして子供が二人いて、
何の不満も不安もないサラリーマン生活を送っていた。

物語の舞台は1983年で、ちょうど東京ディズニーランドが開園する頃。
まだ音楽を聴くメディアにCDは登場しておらず、調べ物をするには人々は図書館へ行く時代。
電話はもちろん携帯ではなく、その替わりに留守番電話が便利だった…。

主人公の男性は34歳で、読んでいる玉下よりもかなり年上。
ああ、自分も30歳を越えるとこんな風に考えたりできるのかと、漠然とした気持ちを抱きながら読んだ記憶がある。

ストーリーは様々な書評などで紹介されているし、何しろ200万部以上も売れている小説なので割愛します。
2015年に1983年を舞台にした小説を読んでいて気づく事。
今回はここに重心を置きながら読み進んでいました。

先ず何と言っても行動がアナログな点です。
もちろんメールだって存在していません。
玉下が就職をしたのが1983年でしたが、コンピューターはPCではなくコンピューターと呼ばれていて、
全くパーソナルな存在ではありませんでした。
大学は文系だったんですが、就職をしてCOBOLとかBASICを教わりました。
 ※プログラムを組む言語ですが、スペリングには自信がないです。

会社では海外とやり取りをするためにテレックス室があり、電話をかけるにはKDDIのオペレータを通していました。
物を届けるのは郵便か手渡し。
バイク便というビジネスはまだ一般的ではなく、家で連絡を受けるには待機をしているか、
あるいは留守番電話のテープをセットして出掛けていました。

でもそんな時代でも産業は栄えていたし、文化も創造されていたし、恋愛だってちゃんと成立をしていました。

寧ろデジタルでない分、時間がゆっくりと流れていたかもしれません。
※もちろん、当時はそんな事を全く思わないけど…。

決してあの頃に戻りたいという文脈でこのブログを書いているのではないですが、
でも確実に我々には1983年と1988年があったんです。

余談ですが1988年にはランシンさんや1961_TMさんと出会ってました!


【本日の一曲】  「マーマレードグッバイ」 by 山下達郎
ちょうどこの小説を読んでいる時に、この曲を使ったコマーシャルが流れていました。
小説の喪失感と歌詞のトーンがシンクロしていて、個人的には「ダンス・ダンス・ダンス」のテーマ曲なんです。




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スライド3  wrote by 玉下奴郎 ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

街の煙草屋にて

「ごめんよ、あんたの煙草、もう入荷しなくなっちまったよ」

四ツ谷は荒木町にひっそりとある煙草屋のおやじは、さほどすまないとは思っていなそうな口調でそう言った。

「人気ないんだってさ。外の自販機からも外されちゃったんだ」

僕が喫っていたのは、KENTの6mg。
添加物なしということで、「テイストプラス」というサブネーム(?)が付いていた。
そういえば近所のコンビニでは200以上の銘柄が置いてあるのに
この銘柄は1か月以上お目にかかれなかった。
だからいつも煙草屋でカートン買い。
ちょっとボケ始めたかもと思わせるおやじが、僕の顔と銘柄を覚えてくれるまで半年かかったけど
かれこれ5年以上もの付き合いになる。

「じゃあ、どれを喫おうかな」

おやじは、「なんでもいいんじゃない」と無責任に笑っている。
しょーがねーなぁ。
同じKENTの6mgで「ジェットフィルター」と書かれた白いボックスを選んだ。
まずは1箱喫ってみて、気にいったらこれを続けるとしよう。

たばこ_KENT2種

喫煙に対する風当たりはますます強くなる一方なのに、
コンビニの棚をみれば、煙草の種類は百花繚乱のごとし。
新商品もどんどん登場しているらしい。
そんなにあっても選べねーよ。
そもそも煙草に限らず、なににつけ新しいものを試したがるタイプではない。

本や音楽、食事、酒、そして付き合う人々(女性を含めてね・・・笑)等々、
どんどん開拓していく「狩人タイプ」が、僕のまわりにもいるけど、
うらやましいような、うらやましくないような・・・


【本日の一曲】 スローなブギにしてくれ by 南佳孝


♪マッチひとつ擦って~顔ぉを見せてくれぇ~♪


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スライド12  wrote by 1961_TM ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング
プロフィール

一九六丸

Author:一九六丸
書き手 1.玉下奴郎 2.ランシン
3.小李富(編集担当 旧名1961_TM)
3人合わせて一九六丸。
1960+世代の「暇つぶしのお供」が大好物。ゲスト寄稿も募集中!

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