「それから」漱石、「雨」モーム、そして「自殺について」ショウペンハウアー。

  

この三冊の共通点は、自殺である。
 ※テーマが重そうですが、重い事を書くつもりはないのでご安心を…。

玉下がこの三冊に出会ったのは、全て高校生活の時代。
小学生の頃からマンガや小説を乱読する習慣があり、地元や学校の図書館 (図書室) に入り浸っていた。
中三の時は受験勉強で図書館の利用は自習だったが、
でも何故か高校は分不相応に背伸びした志望校に合格して、また図書室熱が再燃してしまった。
で、友人や先生に薦められて件の三冊との出会いである。

図書館いめーじ ※イメージです。こんな図書館だったらいいなぁ (by 1961_TM)

最近、「朝日新聞」の連載の影響で、漱石の作品に何度目かのスポットが当たっている。
そのせいで「それから」の特集がNHKで放送されていた。
如何にこの難解ともいえる作品を読み解くか?
プロットに込められた漱石の意図はなにか?
時代背景における明治天皇の崩御や高等遊民の影響は?

そしてモームの「雨」を思い出した。
さらに“デカンショ節”で有名なショウペンハウアーの「自殺について」。

現状から逃げる自殺は遺された家族や知人・同僚が切ない。
※あくまでも遺された側の感情に過ぎないが…。
しかし許せない人物に殺意を抱く時に、
その許せない人物が自分であった場合、それは殺人であり自殺となる。
そんな記述があった気がする。

偶然にも多感な時代 = 高校生活で、
「それから」で先生、「雨」で牧師に出会った。
 ※あくまでも小説における活字として出会った訳です。

親友を裏切ったり神を裏切ったりした人間は、生きている資格なんかないと思って殺す。
あれ?それって俺じゃん!
じゃぁ、俺を殺さなきゃダメじゃん!
こういう思考回路なんだろう。

でもこの思考回路は遺された側には理解出来ない。

漱石は乃木希典の自殺を「それから」に盛り込んだ。
新聞小説に時事ネタを使うのは、当時としては画期的だっただろう。

「それから」を再読する前に「ワンピース」の最新刊を読まなきゃ。




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スライド3  wrote by 玉下奴郎 ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

「さよなら歌舞伎町」by 相田 冬ニ

これは実は発売されたばかりの小説。
しかも映画のノベライズである。




邦画業界はここ数年、シネコンの台頭と様々な割引制度によって、興行収益全体が右上がりらしい。
我々男性は恩恵がないが、女性は毎週水曜がレディス・ デイで新作を1,000円で観られる。
夫婦のどちらかが50歳以上だと、ペアで2,000円。
  ※これは1960+世代も有難い!
一人でも60歳以上だと1,000円だし、毎月1日も1,000円。
TOHOシネマズは毎月14日がトーフォーの日で1,000円。
劇場も空席に映画を観せるくらいなら、少しでも売り上げを上げたい訳だ。


話が逸れた…。
で、邦画が元気だと言っても観客動員が高いのは、
 ●ヒットシリーズの続編
 ●人気ドラマの映画化
 ●人気コミックの映画化
 ●人気小説の映画化
がほとんどという状況。
つまり映画のオリジナル作品は決して多くない。
出資をする側としても出来るだけ収益に対するリスクを抑えたいから、
自ずと不確定要素を排除する結果、オリジナル作品は嫌われる傾向にある。


そこで「さよなら歌舞伎町」に戻る。
これは前述の通り映画オリジナルのストーリーを小説にした。
しかも映画の公開前に刊行されている。
種明かしをすると仕事の絡みで読み始めたのだが、これが予想外に面白かった!
既にキャストが発表されていたので、このセリフは松重豊だとか、この動きは大森南朋だとか、
イメージしながら読めたのも良かった。

物語は、歌舞伎町にあるラブホテルの或る24時間を描いた群像劇。
部屋のひとつひとつに物語がある。様々な関係のカップルがいる。
従業員も同様に様々な事情でラブホテルに勤めている。

そんな登場人物のドラマが、緻密に計算されたシナリオで絡み合う。
これは本当に収穫だった。

終盤で出てくる印象的なセリフを紹介。
今の玉下に染みる言葉だ。

 どんな人生にも無駄はない。
 こっちから近づかなくても、近づいてくる「とき」がある。



【本日の一本】 映画『さよなら歌舞伎町』予告編



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スライド3  wrote by 玉下奴郎 ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

YES MY LOVE

クルマじゃないけど、さらにCMソングネタを。

アルプスの少女ハイジを使っていた家庭教師のトライが、「大人の家庭教師」をテーマにしたCMを放映している。
 (関東圏だけ?)



曲は、矢沢永吉の「YES MY LOVE」。
CMに出てくる「大人」は、幅広い世代に渡っているが、この曲が響くのは僕たち1960+世代以上ではないのかなぁ。
とすると、真のターゲットは、アクティブシニアということになるんだろうけど、
はたして、どうだろう?

「YES MY LOVE」といえば、僕たちにとって、このCM以外にありえない。



♪イェース、マァイ、ラーブ♫
ではなく、
♪イェース、コーク、イェース♫
と歌ってしまうのだ。

「大人の家庭教師」のCMを観て、単にコーラが飲みたくなるだけだったとか、
この曲をコーラ以外で使うなよなぁと反発を受けたりとかしないことを祈っておこう。

・・・しかし、トライも、担当した代理店・制作会社も勇気あるなぁ。
普通、この選曲はそうとうのチャレンジだ。・・・あ、トライか。


【本日の一本】 1979 コカ・コーラのCM


そうそう、山下達郎もコカ・コーラのCM、やってたんだった。
矢沢永吉の前だったんだね。
Come on in, Coke !


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スライド9  wrote by 1961_TM ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

踊ろよ、フィッシュ

クルマのCMネタをもうひとつ。

その曲が流れてくるとつい目が行くのが、これ。
スバル・インプレッサのCMで、曲は山下達郎の「踊ろよ、フィッシュ」。



山下達郎のCMソングは数々あるけど、僕としては、ホンダ・インテグラに尽きる。
85年の「風の回廊」を皮切りに、86年「僕の中の少年」、87年「FIRST LUCK」、88年「マーマレイド・グッドバイ」と続く。




僕は、仕事のターニングポイントのひとつに、インテグラが大きく関係したこともあって、
山下達郎イコールインテグラという図式がしっかりできている。
だから、次に日産がスカイラインのCMで起用したときは、
日産とその広告代理店・制作会社に、驚き、怒り、はては、山下達郎にまでがっかりするという、
とんだ逆恨みまでしたものだった。

日産は、91年から95年まで「ターナーの汽罐車」、「JUNGLE SWING」、「悲しみのJODY」、「SOUTHBOUND #9」と、
スカイラインのCMに、ホンダをあざ笑うがごとく (失礼!) 山下達郎の名曲を使用していく。



いま観ても、やっぱりくやしいけど、スカイラインがあまり売れなかったのが救いか・・・(笑)


達郎さんのメロディと歌声はとても特徴的だから、15秒・30秒でも印象が強く、
CMに採用されることが多いアーティストの筆頭と言えるだろう。

しかし、同じ業界で使用するとは・・・
一般の人は、もはやインテグラのことも、スカイラインも忘れているかもしれないし、
覚えていても気にしないのかもしれない。
でも、もしも僕が制作を担当する代理店か制作会社の人間であったら、絶対に提案しない。
もしも、クルマ会社の宣伝部の担当であったとしても、採用はしないし、
提案してきた広告代理店を「あなたたちに『矜持』はないのか」と一蹴すると思う。

スカイラインのときは、少し大人になったインテグラユーザーを狙ったのだろうか? そんな気もするし、
ホンダに上から目線で喧嘩を売ったのかもしれないし、まったく何も考えなくて、ただ好きだから採用したのかもしれない。

いまのインプレッサは、どうなんだろう?
さっぱりわからない。
ちなみに、インプレッサが使っている「踊ろよ、フィッシュ」は、87年の全日空 沖縄キャンペーンが採用している。
スバルは、違う業界ながら、同じアーティストの同じ曲を、アレンジもしないでそのまま採用しているのか・・・
さっぱりわからない。
少なくとも、達郎さんに罪はない。


【本日の一本】 Ride on time  by 山下達郎


僕にとって、インテグラの「風の回廊」と双璧をなすCMソング。


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スライド7  wrote by 1961_TM

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と、ここまで書いて、ほんとにクルマ業界ではインテグラとスカイラインとインプレッサだけ?
と、不安になってさらに調べてみた。
うわっ、あるある、すげーある。びっくり。
ホンダはまだしも、スズキも使っていたのか・・・ほとんど記憶がないけど。
しかし、スズキは、あの「クリスマス・イブ」を使っていたのか・・・勇気あるなぁ・・・

2001年 スズキ エスクード ヘリー・ハンセンリミテッド 「アトムの子」

2005年 ホンダ ライフ 「白いアンブレラ」
     ホンダ ライフ ディーバ 「ラッキーガールに花束を」

2007年 スズキ シボレーMW 「クリスマス・イブ -English Version-」
2008年 スズキ シボレーMW 「クリスマス・イブ」
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うーむ・・・このブログ、主旨もなにもかもグダグタになってしまった・・・ ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

What a Wonderful World

あまたあるCMの中で、クルマが占める割合はどのくらいなのだろう?
かなり大きな割合のような気がする。

最近気になってしまうのが、ホンダのグレイスというハイブリッドセダンのCM。



使われている音楽は、What a Wonderful Worldだ。
この曲を耳にして、「おっ」と思うのは、おそらく僕たち1960+世代以上がほとんどだろう。
 (そもそも気が付く人が、多くないかもしれないけど)

What a Wonderful Worldは、ホンダのシビックの3代目が登場した際のCMに使われた。



1983年に登場した通称「ワンダーシビック」。
ホンダとして初めて日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、さらに
3ドアハッチバック車は自動車として初のグッドデザイン大賞を受賞した。
先進的なスタイリングデザインに、ルイ・アームストロングの渋い歌声。
まさに、シビックに乗ったら、「この素晴らしき世界」が待っているんじゃないの?と思わせるに十分な演出だった。
 (ちょっと褒めすぎ)

それから20余年。What a Wonderful Worldは、再びホンダのCMに起用された。
ホンダのホームページによれば、歌手は、Michael Buble。CM用オリジナルアレンジらしい。
ちなみに、Michael Bubleは、『スパイダーマン2』のエンディング・テーマを担当したカナダの歌手らしいが、僕は知らない。

グレイスは、フィットベースのハイブリッドセダン。
いまセダン、特に小型セダンのマーケットは小さい。つまり売れない。
なかでも若者で、小型セダンを買おうなんて思う人がいたら、ぜひともお目にかかりたいほどの希少価値人間だ。
ホンダとしては、おそらく僕たちくらいの世代を実際のターゲットにしているのだろう。
だからこその、CMの選曲だったと思う。
それはそれで正しいが、グレイスがWhat a Wonderful Worldを実現してくれるとは思えない。
フィットベースだから、決して悪いクルマではない。むしろ、とってもいいクルマだろうけど、
少なくとも、ワンダーシビックのように一時代を築けるクルマではない。残念ながら。


【本日の一曲】 というより、追記的一曲として。
グレイスのCM、第2弾。



曲は、Somebody To Love。
やっぱりターゲットは、僕らの世代以上ってことね。


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スライド7  wrote by 1961_TM ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

2014年、映画館で鑑賞した映画リスト

ここ数年、極力意識をして映画館で映画を観るように心がけています。
もちろん、放送された作品を観たりDVDやBlu-rayでも観るし、
たまぁに試写会で観られる機会もあります。
でも出来るだけちゃんと映画館で落ち着いて集中して、
作品に接する様にしています。

という事で、ざっと昨年一年間に観た作品リストです。
新作あり、リバイバルあり。
邦画あり、洋画あり。
話題作あり、マニアックな作品あり。

とにかく観られる時に観る事を主眼にしたので玉石混交っぽいですが、
基本的には映画が好きなので圧倒的な駄作はないと思います。
 ※個人的な趣向として怖いのとか痛いのは避けましたが…。

敢えて論評を避けて、シンプルに観た順番にリストアップ。
自分への備忘録です。

【2014年 映画鑑賞リスト】

01 『マイヤーリング』
02 『楽隊のうさぎ』
03 『大脱出』
04 『TRICK ラストステージ』
05 『マイティ・ソー ダーク・ワールド』

06 『アメリカン・ハッスル』
07 『RUSH』
08 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
09 『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』
10 『大統領の執事の涙』

11 『エージェント:ライアン』
12 『それでも夜は明ける』
13 『LIFE!』
14 『ワンチャンス』
15 『ダラス・バイヤーズクラブ』

16 『ローン・サバイバー』
17 『終戦のエンペラー』
18 『世界の果ての通学路』
19 『アナと雪の女王』
20 『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(3D)』

21 『8月の家族たち』
22 『アメイジング・スパイダーマン2(3D)』
23 『リベンジ・マッチ』
24 『ネイチャー』
25 『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』

26 『プリズナーズ』
27 『ポール・マッカートニー-グッドイブニング・ニューヨーク・シティ』
28 『ラストベガス』
29 『ゴジラ 60周年デジタルリマスター版』
30 『グランド・ブダペスト・ホテル』

31 『ラストミッション』
32 『X-MENフューチャー&パスト』
33 『トランセンデンス』
34 『オール・ユー・ニード・イズ・キル(3D)』
35 『サイモン&ガーファンクル -セントラルパーク・コンサート-』

36 『ジゴロ・イン・ニューヨーク』
37 『パガニーニ 愛と狂気のウ゛ァイオリニスト』
38 『プレーンズ2』
39 『マレフィセント』
40 『野のなななのか』

41 『ゴジラ (ハリウッド版) 』
42 『思い出のマーニー』
43 『トランスフォーマー ロストエイジ』
44 『イントゥ・ザ・ストーム』
45 『プロミスト・ランド』

46 『フライト・ゲーム』
47 『ルーシー』
48 『ルパン三世』
49 『ジャージー・ボーイズ』
50 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

51 『猿の惑星 新世紀 ライジング(3D)』
52 『誰よりも狙われた男』
53 『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』
54 『イコライザー』
55 『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』

56 『エクスペンダブルズ3』
57 『サボタージュ』
58 『マダム・マロリーと魔法のスパイス』
59 『天才スピヴェット』
60 『ランナーランナー』

61 『ゴーン・ガール』
62 『フューリー』
63 『インターステラー』
64 『feast』
65 『ベイマックス』

最後は心温まるアニメで締めました。
余談ですが2015年の一本目は『楽園追放』。
やはりアニメでスタートしました。
さて今年は何本観られるのか?


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スライド1 wrote by 玉下奴郎 ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

ペットが教えてくれるもの

仕事の関係で、イギリスのことわざを知った。

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子どもが生まれたら、犬を飼いなさい。
子どもが赤ん坊のとき、子どもの良き守り手となるでしょう。
子どもが幼年期のとき、子どもの良き遊び相手となるでしょう。
子どもが少年期のとき、子どもの良き理解者となるでしょう。
そして子どもが青年になったとき、自らの死をもって、
子どもに命の尊さを教えるでしょう。
------------------------------------------

柴犬を飼い始めたのは、娘が小学校の3年生、下の息子が小学校1年生のとき。
3月で、13歳になる。
人間にしたらもうおばあちゃんの域に達しているはずなのだが、いたって元気だ。
柴犬イメージ

まだ命の尊さなんて教えてくれなくていいからな。
イギリス人のようなことを考えて飼い始めたわけじゃない。


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新成人に贈る伊集院静の「贈る言葉」。

今年も恒例のサントリーの新聞広告が掲載された。
そう、成人の日に伊集院静氏が新成人へ向けて贈る言葉である。

サントリー新聞広告2015のコピー

もちろんお酒の会社の企業広告なので、締めはお酒を呑む話になっている。
でも毎年毎年、若い頃に相当に無茶苦茶な生き方をしてきた同氏が、
今だから説ける話を新成人に語りかけている。
キーワードは年によって《テレビを消せ》とか《フレッシュであれ》とか、
普遍的な様な世相を反映した様な言葉が出てくる。

それが昨年と今年は共に《品性》である。
伊集院氏、恐らく原稿を書く時には前年の内容を読んでいると思う。
それでも敢えて2年続けてこの言葉を挙げた。
よほど現代社会に欠如していると思ったのであろう。

様々な方がブログで全文をアップしているし、
そもそも全文アップという行為自体は著作権上も何かに抵触しそうなので、
玉下が肝だと思った一行だけ転載します。

“品性のある人こそが、真の大人なのだ”

ん〜、成人式を迎えてから既に34年を経た今、まだまだ真の大人には程遠いなぁ。

あっ、「贈る言葉」はこのサントリーの広告をまとめた本です。
1ページ目から読むというよりは、気が向いた時に気が向いたページを読む。
これで少しだけ背筋が伸びます。




【本日の一曲】 「TERMINALまでのEVE」 by 中森明菜



この作曲者の伊達歩は伊集院静のペンネームです。
まぁ、そもそも伊集院静だってペンネームなんですが…。


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スライド6  wrote by 玉下奴郎 ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

成人式

昨日、大学2年の娘が成人式を迎えた。
成人式イメージ

大人になったという感慨より、イベントを楽しもうという気持ちが強いように見える。
それでいいのだ。
いまはそういう時期だ。
そういう時間を思いっきり謳歌すればいい。
僕も大学を卒業して社会人になるまでは、成人とか大人などというものを意識しなかったし、
いまもって大人って何かなんて、わかっていないのだから。

僕たち1960+世代はいま、上の親の世代は介護や生死が身近な時期になり、
下の子供たちの世代は受験や成人など、親から離れ、現実の社会に出て行く時期になっている。
僕たち自身も、病気や早ければ生死に関わり始めている。
(仲のいい1歳下の友人が年末に喉頭癌の手術をした)

上中下、こんな堺目だらけ真っ只中にあって、さて、いかに生きるべきか、
なんてシリアスに考えているわけではない。
けれど、やっぱりちゃんと考えなきゃいかんなぁと、娘の顔を見ながら考えたのである。(ちょっとだけだけど)


【本日の一曲】 「いちご白書をもう一度 by ばんばひろふみ
・・・B'zの松本孝弘 featuring 菅崎茜のバージョンのほうが好きだな・・・


♫~就職ぅが決まあってぇ、髪を切ぃってきたときぃ、
もう若ぁくないさぁと、君に言い訳したねぇ~♪


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スライド12  wrote by 1961_TM ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

エッセイ集「細野晴臣 分福茶釜」

毎年クリスマスの夜、
TBSで深夜に放送されている「クリスマスの約束」。

クリスマスの約束

ほとんどテレビに出演しない小田和正が、自分でプロデュースをしている番組です。
今年は久しぶりの大型ツアー中ということもあり、内容は200x年に番組が始まってから昨年までの総集編。
これまでに出演しているアーティストと小田和正が歌った曲の幅の広さ。
総集編と銘打つには勿体無いくらいに見応えがありました。

そして唯一、番組の最後に迎えたスペシャル・ゲスト。
誰あろう、細野晴臣!
小田和正と同い年のベテラン・ベーシスト。
元はっぴいえんどで、元YMO。そして今も現役。
なんと2人は初共演とのこと。夢の顔合わせです。

玉下にとってのベースの神様は、日本人なら細野晴臣。
外国人ならポール・マッカートニーです。

で、思い出したのが細野が2008年に出版したエッセイ集。
それが「細野晴臣 分福茶釜」。



冒頭の文章が堪りません。
「ぼくはいつもぶれてる。」
人間はぶれている方が自然だと言う。
綱渡りだって、揺れているから落ちない。
真ん中をぶれずに生きるのではなく、右や左に行き来をしながら前へ進むのが自然だと言う。
ぶれない生き方の方が不自然だと言う。

ノックアウトされました。
そしてこの言葉で救われました。


【本日の一曲】 「天国のキッス」 by 松田聖子



貴重な細野さんとの映像です。


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羊年に想う、続編。

前回のブログの続きで、「羊をめぐる冒険」。



今作は村上春樹のデビュー作「風の歌を聴け」の続編の続編。
彼はジャズ・バーを経営しながら、閉店後の時間を使って「風の歌を聴け」を書き上げ、
30歳になった1979年に作家としてデビューを果たした。



続く「1973年のピンボール」はまだお店の経営と二足の草鞋だったが、
この「羊をめぐる冒険」の時には既に作家として一本立ちをする覚悟で、店を閉めて執筆に専念をしていたそうである。
既に学生時代に結婚をしていたので、文筆で生計を立てる為に収入源を断つというのは、
奥様の理解も含めて相当の覚悟が必要だったのではと想像する。

ちなみにファンの間ではこのデビューから続いた長編連作は、
永らく「羊をめぐる…」で完結した三部作と認識されていた。
しかし1988年に更なる続編「ダンス・ダンス・ダンス」を発表。



この流れはのちに「1Q84」がBook1とBook2で完結と思わせて、
1年後にBook3が発表された展開に似ている。
既に「ノルウェーの森」で彼の新作が社会現象になりつつある時期だっただけに、
ブームになる前からのファンは、デビュー作の突然の続編に歓喜した。



そう、羊をめぐる冒険は完結していなかったのである。

ここまで全く小説そのものの内容に触れていないが、ご興味のある方は、ぜひ「風の歌を聴け」からお読みください。
いきなり「羊をめぐる…」から読むのは、
初めて聴くマイルスのアルバムに「TUTU」を選んでしまうのと似ていて、
或いはサラダやスープの前にいきなり150gのステーキを食べるのに似ていて、
もしくは免許を取得して最初に買う車がAMGのベンツという選択に似ていて、
決して間違ってはいないけど出来れば徐々に楽しんで欲しい…。

まぁ、これはアドバイスというよりは余計なお節介ですね。

村上春樹の短編や絵本に、「羊をめぐる…」に登場した羊男が出てくる作品がある。
彼にとって“羊”という存在は何のメタファーなんだろう?


【本日の一曲】 Ram on by Paul & Linda McCartney



ソロになったポールのセカンド・アルバム「ラム」からの一曲。
巨万の富を持ちながら、突然スコットランド北部で農場生活を始めたポール。
ジャケットも羊と戯れている彼の写真です。


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スライド3  wrote by 玉下奴郎 ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

新年のご挨拶

みなさま、遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
1961_TMです。

僕からの新年のご挨拶は、友人で、とある制作会社の社長が社員にあてた文章を引用しようかと。
 (手抜き感満載ですみません)

******************************************************
社員のみなさんへ

新年が始まりました。

今年のテーマは、「残心」です。
音としては「斬新」にも通じますが、あくまで「残心」です。

残心(ざんしん)とは------(Wikiより抜粋)--------------------
日本の武道および芸道において用いられる言葉。残身や残芯と書くこともある。文字通り解釈すると、心が途切れないという意味。意識すること、とくに技を終えた後、力を緩めたりくつろいでいながらも注意を払っている状態を示す。また技と同時に終わって忘れてしまうのではなく、余韻を残すといった日本の美学や禅と関連する概念でもある。
だらしなくない事や気を抜かない事や卑怯でない事であり、裏を返せば「美しい所作」の継続ともいえる。

相手のある場合において卑怯でない、驕らない、高ぶらない事や試合う(しあう)相手がある事に感謝する。どんな相手でも相手があって初めて技術の向上が出来ることや相手から自身が学べたり初心に帰る事など、相互扶助であるという認識を常に忘れない心の緊張でもある。相手を尊重する思いやる事でもある。

生活の中では、襖や障子を閉め忘れたり乱暴に扱ったり、また技術職の徒弟で後片付けなどを怠ると「残心がない」や「残心が出来ていない」といって躾けとして用いられる言葉でもある。仕舞いを「きちっと」する事でもある。ちなみに「躾け」とは「美しい」所作が「身」につく事を表した和製漢字である。
-------------------------------------------------------

剣道でよく使われた言葉ですが、これは仕事や日々の過ごし方にも当てはまります。
仕事のミスを減らすのはもちろんのこと、
常に緊張感ある美しい仕事を目指していきたいと思いを込め、
新年の言葉として記します。

今年もなにかと苦労をかけると思いますが
みなさん、どうぞよろしくお願いします。

         ○○ ○○(社長の氏名)
******************************************************

ふむ、残心か・・・
決して、名残惜しいとか未練とかの心残りではないのね。
心することにしようっと。

では、みなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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スライド6  wrote by 1961_TM ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング

羊年に想う…。

昨年後半のブログはすっかり1961_TMさんに委ねてしまった感があり、
改めてコンスタントに“書き続ける筋肉”を鍛えなきゃと今年の抱負を語る玉下奴郎です。

さて午年から未年へ変わった2015年。
この干支というのは元来は動物を指していなかったのに、後付けでなじみのある動物の字をあてたそうですね。
なんとなく未年というよりは羊年と見た方がわかりやすい気がするし、
例えば玉下はネズミ年なんですが、正確にネズミっぽいところ=勤勉な傾向が…、
全くないですねぇ。ダメですねぇ。

さて玉下にとって羊から想起できる物語が2つあります。
映画「羊たちの沈黙」と名著「羊をめぐる冒険」です。



「羊たちの沈黙」は1991年にジョナサン・デミ監督によって映画化された作品。
原作はT. ハリスが1988年に書いた小説で、レクター博士のシリーズ第二作。
「レッド・ドラゴン」の続編でした。
 (ちなみにその後、「ハンニバル」「ハンニバル・ライジング」と続いた全四部作です)

J. フォスターとA. ホプキンスという名優二人を擁した映画は、
この年のアカデミー賞で主要5部門を受賞するという快挙を遂げました。

でも玉下がこの作品を観たのは別にアカデミー賞受賞作というわけではなく、
単に主演の二人が好きだったからだったと思います。
映画を観終わってすぐに原作を読んだ記憶があります。
映画ではなぜこの作品のタイトルが「羊たちの沈黙」がほとんど印象に残りませんが、
原作を読むとそこはしっかりと描かれています。

 

「羊たち…」を読むと当然の様に前作の「レッド・ドラゴン」も読んでしまいました。

その後、T. ハリスは恐らく映画「羊たちの沈黙」の世界的な大ヒットを意識して、
その主人公であるレクターとクラリスの後日談を「ハンニバル」として、
またレクターの若き日々のエピソードを「ハンニバル・ライジング」として発表。
それぞれ映画化されています。

 

そういえばジョナサン・デミ監督は「羊たち…」でアカデミー監督賞を受賞したのですが、
その後はヒット作にあまり恵まれていないみたいです。

映画「羊たち…」に比べて原作を読んだことがある人に余り出会いません。
今年は久しぶりに読んでみようと思います。本棚から探さなきゃ…。
「羊をめぐる冒険」についても、改めて書こうと思います。


【本日の一曲】 「Mary Had A Little Lamb」 by  PAUL McCARTNEY & WINGS


歌詞はお馴染み「メリーさんの羊」なのに、ポールの手にかかると全く別の曲になります。



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一九六丸

Author:一九六丸
書き手 1.玉下奴郎 2.ランシン
3.小李富(編集担当 旧名1961_TM)
3人合わせて一九六丸。
1960+世代の「暇つぶしのお供」が大好物。ゲスト寄稿も募集中!

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