映画「ハドソン川の奇跡」とオスプレイの墜落事故…。(後編)

先ずはぜひ前編をお読みください

米軍の司令官は「パイロットは感謝されるべき」とパイロットの優秀さを主張し、
沖縄の副知事はオスプレイそのものの安全性を問い質している…。
(もっと言えば、米軍の撤退を主張しているんですが)

別に副知事はパイロットの操縦ミスを指摘しているのではないし、
司令官が自分の優秀な部下を評価するのも当然です。

ここで映画「ハドソン川の奇跡」に戻ります。
お話は日本でもお馴染み、というか話題になった実話です。

2009年、ニューヨークで乗客乗員155人を乗せた航空機が、
マンハッタン上空850mでコントロールを失います。

ハドソン川

トム扮する機長の“サリー”・サレンバーガー氏は必死に機体を制御し、
ハドソン川に着水させることに成功。
その後も浸水する機体から乗客の誘導を指揮し、
乗員乗客を含めて全員が事故から生還します。
サリー機長は一躍、国民的英雄として称賛されるのですが、
その判断が正しかったのか、国家運輸安全委員会の厳しい追及が行われます。

日本での報道では当時、
この安全委員会の追及がほとんど伝わらなかったと記憶しています。

果たしてパイロットの判断は正しかったのか、
本当はそのまま飛行場まで戻れたのに、
着水という判断で乗客を危険に晒したのではないか?

安全委員会の狙いは、この事故を人為的な原因にすることで、
航空会社の落ち度や設計ミスを回避したかったのではないでしょうか?

米軍はオスプレイの配備を優先するあまり、
もしかすると司令官は意図的にパイロット擁護で激高し、
残念ながら日本政府もこの主張を受け入れ、
結果的に12月19日には再び宜野湾市の普天間飛行場を離陸し、
飛行訓練を再開しました。

さてさて、偏向報道と偏向報道のはざまで、
何が正しい判断なのかは時間が経たないと見えないんでしょうね…。


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映画「ハドソン川の奇跡」とオスプレイの墜落事故…。(前編)

お陰様で今年もたくさん映画館で映画を観ました。
先日は話題の『ローグ・ワン/STAR WARS STORY』も観てきましたが、
これは未見の方が大勢いるのでブログに書くのは年明けに…。

小李富さんがブログに書かれた『インフェルノ』も、
文庫本読了後に映画館へ行き、まぁ思うところが多々あります。

でも今回のテーマは、『インフェルノ』に主役したトム・ハンクスが、
直前に主演した『ハドソン川の奇跡』+ 巷を賑わせたオスプレイの墜落事故について…。
※どうみても不時着には見えませんが、そこはこの際は問題ではありません。

オスプレイ

2016年12月13日。
この墜落事故で沖縄県がアメリカ軍に抗議した事で、
米軍の司令官が大激怒したそうです。
墜落の報告を受けた安慶田沖縄副知事の抗議に対し、
第3海兵遠征軍司令官のニコルソン四軍調整官は激高。
「被害を最小限にしたパイロットを表彰すべき」
「むしろ住宅、住民に被害を与えなかったことを感謝されるべき」
などとコメントしたとのことです。
※実際には英語でコメントしているので、ニュアンスは不明ですが…。

副知事が「オスプレイも訓練もいらないから、撤去してください」と伝えると、
司令官は「政治問題化するのか」などとテーブルをたたく場面もあったらしいです。

ここで玉下が思ったのが、論点のずれなんです。
でも何故かそこに言及する報道が見当たらないんです。

文章が長くなりました。
続きは後編で…。


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続々・残業考…。

小池百合子都知事が就任後にメスを入れた政策に、
都庁職員の「午後8時に残業をやめ退庁」という施策が発表された。
知事は仕事の仕方を見直す“一種のショック療法”として、
「ライフ」が先に来た『ライフ・ワーク・バランス』の実現のため、
都庁が先頭に立って長時間労働を是正する必要があると言う。
部署ごとに超過勤務削減率を競う「残業削減マラソン」を、10月14日から始めた。

残業考04

都庁職員は約46,000人。残業は1人あたり月平均9.6時間(管理職除く)で、
本庁職員は月23.5時間で、多い人は年間千時間を超えるらしい。
職員支援課でも、深夜の退庁は珍しくないという。
1時間あたりの残業代は条件によって異なるが、20代で2,000円程度だという。

残業考01

これって、民間企業からみたら、つまり一般人からみたら余りにも恵まれている。
そもそも給与基準だって民間より高い上に、残業の時給が2,000円とは…。

これじゃ都民ファーストな感覚で都庁職員が仕事を出来るわけない気がする。
特権階級過ぎる!!
残業代ゼロで残業して欲しい!!!


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続・残業考…。

ある工場での作業内容。
朝9時から夕方5時まで、マッチ箱にマッチ棒を100本ずついれる手作業があるとする。
ノルマは一日100箱。これを昼休憩1時間を除いて完了させるのが仕事である。

Aさんはいつもキッチリ5時に100箱を詰め終わって、退社。

Bさんは器用なので4時前に完了させて1時間余分に休憩をし、退社。

Cさんは不器用なので、6時までかけて完了。つまり1時間残業。
この結果、Cさんには残業手当が発生する。

Bさんは仕事が出来ると評価が高くなる。

残業考06

少し視点を変えて…。
実はBさんのマッチ箱を検品すると、マッチ箱の中のマッチ棒が90本だったり10本だったり…。
Cさんのマッチ箱はすべて正しく100本。
残業というのはあくまでも時間という尺度しかないけど、そこに仕事の質は含まれない。

これでCさんのマッチ棒が90本だったり10本だったりしていたら、
残業代を貰って仕事の質が悪いという状況も生まれる。

人によっては、
朝から残業をするつもりで日中の作業効率を落とすことだってできる。

残業考03

玉下は既にサラリーマンではなくなったので残業とは無縁の労働環境だけど、
残業代が発生するお仕事というには、性善説にたたないと成立しないですね。


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残業考…。

先日、国内最大手の広告代理店「電通」の社員が自殺した事件が報じられた。

この方は東大卒業後の昨年4月の電通に入社。
本採用となった10月以降、インターネット広告などを担当し業務が増加して、
11月上旬にはうつ病を発症したとみられている。

残業考02

12月25日、世間がクリスマスを迎えた日に、都内の社宅から投身自殺。
発症前1カ月の残業時間は月100時間を超えて、2カ月前の約40時間から倍増していたらしい。
自殺の原因は精神が過労やパワハラに耐え切れなかったことだそうで、
単に残業時間が問題視されているわけではない。
明らかに周囲の同僚や上司の心無い接し方が、彼女を“社宅”からの投身自殺に追い込んだのだろう。

残業考05

一方、この報道を受けて武蔵野大学の教授が、
「月当たり残業時間が100時間を超えたくらいで過労死するのは情けない。
自分が請け負った仕事をプロとして完遂するという強い意志があれば、残業時間など関係ない。」
とこれまたよく事情もわからない無責任な立場から発言をし、Twitterで炎上した。
プライベートな場で無責任に言うならまだしも、
大学教授というそれなりに知性を有しているであろう人物が、Facebookでこういう発言をする…。

普通の感受性では考えられないと思うが、でも彼女の同僚や上司、武蔵野大学の教授。
こういう人たちが世間には大勢いるというのが現実である。

この事件、「残業」という計数化できる原因が報道の端を発したが、
実際にはもっともっと奥深い、現代の恐ろしい病理を現していると思う。


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