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『薩長史観の正体』を読んでみた

歴史の中で最も興味がない、正直言って嫌いな時代の筆頭が明治維新。
登場人物が、尊王だ、攘夷だっていうのが
ほんとにわかってんの?という感じで胡散臭いし、 
世間知らずの田舎者的な狭い視野に思えるし・・・
 (ちゃんと学んでいないから偉そうなことは言えないけどね)

薩長史観の正体

というところで、縁あってこの本『薩長史観の正体』を読んでみた。
なるほどね。
やっぱり勝てば官軍、臭いものには蓋をしたいし隠したい。
いまのどこぞの首長とおんなじではないか。
ほほう、靖国神社ってそういうことにもなっていたのね。
などと考えさせられた一冊。

残念なのは著者が薩長憎しのあまり、過激すぎる表現があること。
もっと淡々としていたほうがリアリティあったかな。

この視点でのNHK大河ドラマ・・・まぁ、無理だよな。



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スライド3  wrote by 小李富
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「騎士団長殺し」が発売された。

2月24日、午前0時。
村上春樹の小説「騎士団長殺し」が発売された。
上下巻に渡る長編で、
同日の朝のワイドショーでは、
深夜に書店で購入した客のインタビューが紹介されていた。

中には書店に隣接しているカフェで始発まで読み続けそのまま出勤する人や、
終電で帰宅して朝まで読みますと快活に答える学生や、
この日の為に代官山にある書店近くに引っ越して準備をしていたツワモノもいた。

村上春樹の長編小説は「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」以来4年ぶり。
複数巻にまたがる長編は、平成21~22年に出版された「1Q84」以来7年ぶりとなる。
版元の新潮社は発売前に重版を決め、
発行部数は「第1部 顕れるイデア編」が70万部、
「第2部 遷ろうメタファー編」が60万部の計130万部だそうである。


いやぁ、玉下はamazonで予約をしたので大人しく自宅で読むけど、
改めて日本の読書人口って多いなぁと思いました。

ところで、
「顕れるイデア編」と「遷ろうメタファー編」、
なんて読むのかなぁ...。

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スライド3  wrote by 玉下奴郎

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追記 by 小李富
騎士団長殺しイメージ

「あらわれるイデア」「うつろうメタファー」
だそうです。
ちなみに僕はいま『職業としての小説家』を読んでいます。
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真田丸最終回 気になるのは家康

今日、NHK大河ドラマ「真田丸」が最終回である。
三谷脚本に違和感を覚えながらも、観続けてしまっている。

僕が気になるのは徳川家康の描き方。

以前にも書いた山岡荘八『伊達政宗』では、平和を願う偉大な為政者。

山岡荘八_伊達政宗

司馬遼太郎『城塞』の家康は、権力志向者。
大胆というより、あまりに繊細な(ちまちまとねちっこい)、謀略家である。
「真田丸」の家康は、司馬遼が描く人物像に近いが、
その家康の「いい面」をほとんど取り払った感じ。(内野聖陽、素晴らしい演技!)

城塞_司馬遼太郎

どちらの本でも、「真田丸」でも、共通しているのは大坂方のアホさ加減。
滑稽すぎて辛い。
なにはともあれ、今日で、あの大阪方とおさらばである。


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スライド3  wrote by 小李富


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山岡荘八『伊達政宗』を読み返している

だんだん新しい本より、以前の本を読み返すほうが多くなる。
こんなことを村上春樹も書いていたように思うけど、僕もその傾向が強くなっている。

最近読み返し始めたのが、山岡荘八『伊達政宗』、全8巻。

山岡荘八_伊達政宗

昭和62年(1987年)の第4刷だから、30年ほど前に買ったもの。
さすがに紙は黄ばんで、電車の中で読むにはちょっと恥ずかしい。(読んでいるけど)

歳をとってから読み返すと、その解釈や感じ方が違う。新しい発見がある。
というのはよくある話だが、
なかでも日本の時代物となると、テレビや映画、特にNHKの大河ドラマの影響が大きい。
登場人物が、演じた俳優のイメージに影響されるのだ。

織田信長 : 緒形直人か舘ひろし・・・もいいけど、やっぱり高橋幸治(「太閤記」と「黄金の日々」)。
豊臣秀吉 : 竹中直人(「秀吉」)・・・と思ったら、小日向 文世が台頭してきた。
徳川家康 : 山村聡(「春の坂道」)が筆頭かな。津川雅彦(「独眼竜政宗」と「葵 徳川三代」)も捨てがたい。

伊達政宗は、渡辺謙。この人しかいない。「独眼竜政宗」ですね。
読み返しているこの『伊達政宗』はまさに渡辺謙さんワールドになっている。
いま大坂の陣に差し掛かっているところなのだが、大河ドラマ『真田丸』も偶然、同じ状況になってきている。

本書『伊達政宗』内の家康は日本史上最も偉大な名君として描かれている。
伊達政宗が家康の掌で「大人」になっていく過程の物語といってもいいくらいで事実上の主人公は家康とも読める。
『真田丸』の内野聖陽家康とは大違いだ。

戦国時代ほど、書籍、ドラマ・映画の題材に取り上げられている時代はないかもしれない。
そして同一人物が、善悪織り交ぜ、さまざまに描かれる。

『伊達政宗』を読み、『真田丸』を観て、
ふむふむなるほど、そっちはそう思っているのか、こっちからの視点ではこうなんだけどなぁ。
若いころは、違和感があって、許せん!と思ったりもしたが
いまは、その差異を楽しめるようになっている。


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スライド3  wrote by 小李富



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北方大水滸ロスの過ごし方

『水滸伝』(全19巻)
『楊令伝』(全15巻)
『岳飛伝』(全17巻)

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ついに北方大水滸シリーズが完結した。完結してしまった。
読み終えた感想は・・・
1999年から連載が始まったこの大水滸シリーズを語る言葉はいまはない。
ただただ終わってしまった虚無感のみである。

そのロス感を埋めるのは容易ではない。
本棚をひっくり返して見つけたのがこれ。

白石一郎3冊

今は亡き白石一郎の海洋時代小説である。
『海狼伝』は1987年の第97回直木賞。
僕が買ったのは20代の後半だったと記憶しているから、かれこれ20年以上ぶりにこの本を読み返すことになる。


昔の気に入った本だけを読み返す。
村上春樹が何度か書いていたと思うけど、その気持ちがよくわかる。
北方大水滸ロスを埋めるべく、また本棚探索をするとしよう。


追記
公式ホームページ、宮崎美子との対談によると、続編的物語の執筆を始めるらしい。わおっ!


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スライド3  wrote by 小李富


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書き手 1.玉下奴郎 2.ランシン
3.小李富(編集担当 旧名1961_TM)
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