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1966年という年…。クルマ編

“ザ・ビートルズ”と“ウルトラマン”について、
今からちょうど50年前の1966年にフォーカスして書いたら、(1966年という年…。)
なんだかこの年の事が気になって少し調べてみました。

以下、クルマだけでもちょっと面白いエポック・メイキングな年なんですね。

ピックアップしてみます。

1月24日 - 本田技研工業が「S800」を発売。

4月7日 - 日産自動車が「サニー」を発売。当初の名称は4代目まで「ダットサン・サニー」。

5月14日 - 富士重工業が日本初のFFセダン「スバル・1000」を発売。

5月30日 - 東洋工業がワゴン&バン&トラックの「ボンゴ」を発売。

8月1日 - 日産自動車がプリンス自動車工業を吸収合併。

8月19日 - 東洋工業が「ルーチェ」を発売。

10月1日 - トヨタ自動車が「カローラ」を発表(11月5日に発売)。

10月15日 - トヨタ自動車と日野自動車が業務提携することを発表。

11月9日 - ダイハツ工業が同社初の軽乗用車「フェロー」を発売。


時代は“3C”という、カラーテレビ(color TV)・クーラー(cooler)・自動車(car)が、
家庭にそろっていれば理想的とされた三つのアイテムがポピュラーになった頃。

後の国民的モデルの「サニー」と「カローラ」は、1966年に相次いで発表されたんですね。

1966_sunny.jpg 1966__Corolla.jpg
※どちらも借り物です。

一方で自家用車として後発メーカーのHONDAやMAZDAは、
「S800」とか「ルーチェ」で先行のTOYOTAやNISSANとの差別化を図る。
技術のSUBARUは今では一般的なFF(フロント・ドライブ/フロント・エンジン)を採用。

DAIHATSUは、後に同社のアイデンティティとなる軽自動車路線を歩み始め、
TOYOTAはHINOと業務提携を行い、NISSANはPRINCEを吸収し、お互いに拡大路線がスタートする。
 ※今じゃDAIHATSUもTOYOTA傘下ですね。

いやぁ、今みたいにメーカー間の個性が見えにくい時代じゃなくて、
各社がチャンと時代を如何に先取りするかをそれぞれ個性的に模索していた。

更に言うとマーケットの成長も確実に右肩上がりだった時代。
自動車産業が花形だった時代。

1966年は面白い年なので、もう少し掘り下げてみます。


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スライド7  wrote by 玉下奴郎


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そこにミライはあるか

通勤路はあえて裏道を通る。
夜になれば飲み屋が連なる裏道を陽が高いうちにあるくのもまたいいもの。

数か月前から、たまに停まっているクルマがある。
トヨタ・ミライ。

ミライはあるか ※LINE Camaraで加工してみました。

独特の「歌舞伎顔」をしたそのクルマは、量産型として世界初の燃料電池自動車。
水素のみを燃料にして、排出するのは水だけと、究極のエコカーと謳われている。
生産は1日3台、納車は3~4年待ちという。

正直、興味ない。
クルマに趣味性もFun to Driveも求めなくなってしまったからだけではなく
この手の実験的なクルマに付き合う気がしないだけ。メーカーさんには悪いけど。
価格が高い。700万円オーバー。
しかし、およそ200万円もの補助金が充てられることから、実質500万円ほどだという。
それでも買えないけどね。
 (どーしてそんな多額の補助金が!という議論は横に置いておくことにする)

ともあれ、毎日の通り道。その角を曲がる前に、
「そこにミライはあるか?」とつぶやく。
ミライというクルマに、そして我が身に。

そこにミライがあると、ちょっとうれしいのである。


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スライド7  wrote by 小李富

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カーディーラーにて

深夜1時近く。
終電に乗っていた僕に、娘からLINEが入った。

車庫入れでミラーをぶつけてしまいました・・・ごめんなさい・・・

免許を取って1年が過ぎ、ようやくアルバイトにクルマを使っていいよと言っていた矢先だった。
うちの車庫はコンクリート壁。
ほぼポッキリと折れていた。
黒いビニールテープで固定して修理までの日を過ごすことになった。

ドアミラー修理01

で、僕はいまカーディーラーにいる。
修理待ちの間に、パソコンを持ち込んでこれを書いているというわけだ。

ドアミラー修理02 ドアミラー修理03

担当の営業さんが、
「まだまだ買い替えの予定はないですよね・・・」

バブルの頃なら3~5年。
いまは7年前後でクルマを買い替えるケースが多いらしい。
僕のクルマはもう10年を優に超えているから、買い替えを進められても無理はない。
が、しかし、買い替える気なんて、まったくない

腹立たしいのが、クルマの買い替えを政府が後押ししていることだ。

13年経過した古いクルマは自動車税・重量税が割増になっていることはご存じだろうか。

例えば、僕のクルマは2.4リッター。
標準税率で、年額45,000円の自動車税が、
平成26年度までは 49,500円。
平成27年度からは 51,750円にまで割り増しされているのだ。

理由は、「古いクルマは環境負荷が大きい」からだという。
クルマという「道具」を大切に長く使い続けて、どこがいけないんだろう。
確かに燃費は悪い。
排気ガス対策も古いと言わざるを得ない。
でも、新しいクルマを作るコストや資源の消費に比べたら、大したことではない。

自動車産業という基幹産業は守らなければならないのはわかる。
僕も自動車メーカーはとても大切なクライアントだから、クルマは売れていてほしい。
でも、それを政府が、税金の割増というカタチで後押しするのは、やっぱり間違っていると思う。

修理が終わり、
「また次の車検もお願いすると思うよ~」と
担当の営業さんががっかりする言葉を最後にカーディーラーを後にした。


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スライド7  wrote by 小李富

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自動車メーカーの矜持

自動車メーカーの矜持ともいうべきことが試されている。
エアバッグはもちろん、それ以外にも日々さまざまなリコールが起き、
そしていま話題の三菱自動車の燃費試験での不正行為・・・
ワーゲンに続き、三菱よ、前回のリコール隠しに懲りず、おまえもか、と、もはや救い難い事態を招いている。

僕が注目しているのは、日産自動車の対応だ。

三菱のekワゴンとekスペース。
OEMを受けている日産は名前をデイズとデイズルークスとして販売している。
三菱が、15万台超に対し、日産はその3倍にもなる15万台以上。
さすがに日産の販売力は素晴らしい。

僕はデイズが発売された2013年6月に『ちょっと許せないぞ、日産DAYZの広告』というブログを書いている。

DAYZ_WEBTOP.jpg ※当時の公式WEBから切り取った画像。

日産のすべてを、軽に。

OEMであることを知らず、日産オリジナルのクルマだと思って買った人は多いだろう。
三菱の3倍ものユーザーに対して、日産はどう対応するのだろう。

今回の不正は、日産からの指摘で発覚したとのことだが、
報道や日産のホームページなどを見ていると、どうしても、三菱のせいにしているように思える内容ばかり。
メーカーとして「他人事」的なのだ。
現場でユーザーと対峙している販売店は、さぞや苦労しているというのに・・・

日産は、三菱に、「次モデルは自社工場で生産したい」と申し入れて、
三菱側を怒らせた経緯もある。
それは軽自動車のノウハウをいただいたらサヨウナラなの?と疑われても文句を言えない言動だった。
今回の事件を、三菱との提携を解消する格好の材料にしないことを祈る。
メーカーの理論より、そのクルマに乗っているユーザーを見てほしい。

そして、「日産のすべてを、軽に。」と大々的に広告したことを忘れないでほしい。


【追記】
リコール問題から復活を目指す三菱のekワゴン開発チームを取り上げたテレビのドキュメンタリー番組があった。
開発後半、どうしても目標としている燃費数値に届かない。そこで
ekワゴン開発チームは、日産に低燃費技術の教えを請うのだ。
僕は、撮影だから、ある程度のやらせ的演出があったとは思うけど、
日産の人たちの、「上から目線」的態度がとても印象に残っている。


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スライド7  wrote by 小李富

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おぉ、Zだ。

仕事で訪れた、とある自動車ディーラー。
おぉ、Z だ。

HondaZ_02.jpg HondaZ_01.jpg

僕にとってのZは、日産のフェアレディZではない。
ホンダZ。
1970年に発売されたスポーティクーペである。
N360をベースに、5速MT、ツインキャブレター、ディスクブレーキを備えたタイプがラインアップされるなど、
360ccの軽自動車とはいえ、スペシャリティカーと呼ぶにふさわしいクルマだった。
特にリアスタイリングが特徴的で、黒くて太い樹脂製枠から「水中メガネ」の愛称で呼ばれていた。

HondaZ_03.jpg

5歳上の兄が乗っていたから、なおさら記憶が鮮明なのだ。
懐かしいなぁ、かっこいいなぁ・・・
と、つぶやく僕に、そこの営業マンくん曰く、
「年配の人は喜んでくれますけど、僕らにとっては、
 なんの思い入れもないから、ただ邪魔なだけなんですけどね」


さびしい言葉だが、いたしかたあるまい。
そんなものだ。

古き良き時代、なんていうのは、年配者の勝手な幻想だ。
テクノロジーが進化して、価値観が変わったり、行動様式が変わっただけなのだ。
古いものそこが正しい的な意見は、単に新しいものを受容できないようで見苦しい。
僕たちだって、上の世代から価値観を押し付けられるのを嫌ってきたはずだ。

ホンダZを眺めながら、自分が「上の世代」になっていることを改めて実感させられていた。


キミたちに懐かしいと思ってもらおうなんて、さらさら思わないよ。
勝手に、懐かしがらせてもらおう。


【本日の一曲】 真夏の出来事 by 平山三紀


ホンダZ発売の翌年、1971年の唄。僕は10歳だったんだなぁ。
彼のクルマっに乗って~♪


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Author:一九六丸
書き手 1.玉下奴郎 2.ランシン
3.小李富(編集担当 旧名1961_TM)
3人合わせて一九六丸。
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